| 
|
| Caltrain | SanFrancisco駅にて |
| 
|
| Caltrain車内（２階席） | San Jose駅 |
とうとう今回の旅の第一目的であるシリコンバレー散策に出かける日がやってきました。サンフランシスコに宿泊していたため、シリコンバレーの中心地SanJoseまではCaltrainという鉄道を利用しました(SanJoseまで片道$5)。この鉄道は全て２階建て車両で、サンフランシスコの終着駅はダウンタウンから少し離れている上、通勤・通学の足となっている鉄道のようで、ほとんど観光客は見あたらず初めは少し緊張しました。しかし、２階の車窓から風景を眺めていたらSanJoseまでの約１時間３０分がとても短く感じられました。
また、この列車の汽笛がなんとも哀愁のある音をしていて、とても感動したのを覚えています。鉄道の旅というのも、とても良いものです。
日本のいろいろな観光資料を見ると、SanJoseの読み方が２通りあるのに気づきます。１つは「サンノゼ」で、もう１つは「サンホゼ」です。皆さんはどちらの読みをしますか。
私は、現地に行くまでは「サンノゼ」と読んでいました。当然、Caltrainの切符を買うときも「サンノゼ、プリーズ」で通じていたので、もうすっかり「サンホゼ」の発音を忘れていました。ところが、Caltrainに乗って車内アナウンスでSanJoseの発音を改めて聞いたところ、なんと「サンホゼ」と聞こえるではありませんか。うーむ。「サンノゼ」で通じるけれど、正確には「サンホゼ」と発音した方が正しいようです。というか、"Jo"は「ノ」より「ホ」に近い発音のようです。やっぱり英語の発音は難しいですね。
| 
|
| テックミュージアム | ゴミの山の展示 |
| 
|
| 展示物 | 展示物 |
さて、SanJoseに到着してまず初めに行ったのが、The Tech Museum of Innovation（テックミュージアム）です。
ここはSanJose市と周辺の300の企業による寄付金により設立された博物館で、半導体、宇宙科学、ロボット技術、先端材料などのシリコンバレー産業を代表する技術の展示物が数多くあります。
入るとすぐ、ゴミの山の展示が現れます。よく見ると分かると思いますが、ロボットが何かしきりに話をしているんです。どうやら「ゴミを減らすこととリサイクルの重要性」を訴えているようです。リサイクルに関する教育は日本よりずっと進んでいるようで、私が行った時にもちょうど小学生の団体が見学に来ていました。みんなこのゴミの山を見て何かを学んでいったのでしょうか？
参考までに、このテックミュージアムは現在、別の建物に拡張工事中で、そのオープンが１９９８年１０月３１日に予定されています。これから行くのでしたら新しい建物がオープンしてからが良いと思います。
|
| Light Rail（奥はAdobeのビル） |
テックミュージアムを後にして、次なる目的地Intel本社に向かいました。
Intelに行くのにまず乗ったのがライトレイルと呼ばれる路面電車です。ライトレイルと、この近辺を走るバスはVTAという会社のもので、バス・ライトレイル両方に１日乗り放題の切符が$2.5で売っていましたので、これを購入しました。テックミュージアム前のConvention Ctr. Stationから乗車し、終点のOld Ironsidesまで行き、そこからさらに路線番号６０のバスに乗り、やっとIntel本社に到着しました。
バスでは、日本と異なり全くバス停のアナウンスが無いので、地図とIntelのある通りの名前(Mission College Blvd.)を頭にたたき込んで、この辺りだろうという所ですかさず降りたのですが、少し早く降りてしまい、１０分ほど歩く羽目になってしまいました。しかし、Intelの大きな建物が見えたときは嬉しかったですねぇ。
| 
|
| Intel前にて | Intel入り口 |
Intel前で、すかさず記念撮影をしました。なんと敷地の広いこと。写真で写っている建物はほんの一部です。他に同じ様な建物がいくつもあります。想像はしていましたが、やっぱり大きな会社ですね。
| 
|
| プロセッサの歴史１ | プロセッサの歴史２ |
| 
|
| プロセッサの歴史３ | Chip Making |
| 
|
| 天井にはこんなものが・・・ | 表彰された社員の写真 |
Intel本社１階ロビーには、Intel Microprocessorの歴史やICの製造工程などが紹介されている、Intel博物館があります。それほど展示面積は広くはありませんが、CPUなどに興味のある人はぜひ行ってみることをお勧めします。前述のテックミュージアムは小中学生向けの展示が多いように思いましたが、こちらのIntel博物館は、どちらかといえば高校生・大学生・社会人向けの展示内容になっているようです。私が行ったときも２０才前後の学生の団体が見学に来ていました。
Awardsコーナーには、良い業績をあげ表彰されたIntel社員の写真がずらーっと飾られていました。こんなことされたら、仕事頑張っちゃうんだけどなぁ・・・
|
| バスと自転車 |
サンフランシスコからIntel博物館に行くまでに使った交通機関(Caltrain,Light Rail,バス)全てに共通していて、日本の交通機関には見られない特徴があります。それは、どの交通機関にも自転車が分解せずにそのまま載せられるスペースがあるということです（それも無料で）。CaltrainとLight Railは車内に自転車専用のスペースが設けられており、バスにも写真のように自転車が固定できるようになっています。これってすごく羨ましいと思いました。例えば、自宅から駅まで自転車に乗っていき、駅からは自転車と共に鉄道に乗り目的地まで行き、そこからまた自転車に乗って移動できるんですよ。日本の交通機関もこのように自転車を載せられれば、通勤・通学が楽になる人が多いのではないでしょうか。交通機関にこのような機能があることも影響してか、サンフランシスコなどの至る所でMTBなどの自転車に乗っている人をたくさん見かけました。