本サイトに記載している情報は〜2003年ころまでのものです。最新の情報ではありませんのでご注意ください。
コンテンツ index
■インストール
- ◆NetBSD/PC98_1.4.2の入手先
- ◆X11R6ファイルの入手
- ◆起動FDを作る
- ◆起動FDで起動
- ◆フラッシュメモリPCカードを使う
- ◆裏コンソール
- ◆新規パーティション作成時の注意
- ◆MISTRESS9試用報告
■コレを入れとけ
■カーネル再構築
■運用サーバーの監視 (SNMP-MRTG)
■運用サーバーの監視 (SPONG)
■セキュリティの強化
■Apacheのセットアップ
- ◆apacheソースの入手
- ◆インストール情報
- ◆備忘録:構築事例
- ◆手順1:apacheのmakeまで
- ◆手順2:証明書作成
- ◆手順3:PHPインストール
- ◆備忘録:設定例
- ◆PHPインストールの補足
■無線LANを使おう
リンク Liks
公式サイト(Japanese)
IT系ニュースサイトなどでのNetBSD紹介記事
大学など
個人ユーザーの皆様
アプリケーション・ツール
雑文
【その1】NetBSDと私
それは まだ私が若かった頃...
と言っても、修士課程を卒業してたからあんまり若くないじゃん。って気もするけど。
それは兎もかく、インターネットが日本に上陸し、Windowsがまだ3.1だった時代。
新世代ゲーム機PlayStationやセガサターンの発売が世間の注目を浴びていた頃。
(いや〜懐かしいね...)
...じゃなくって。
そう、北大でもイーサネットによるネットワークが徐々に広がり始めていた頃、
私はよく遊びに行っていた よその研究室のPC9801(9821?)で ヘンなOSを見たのであった。
そのOSは、一見 DOSと同じようなコマンドライン画面でありながら しかしDOSではなく、
なんと「え?、ネットワークが動いてる!?」。いや、当時は本当にびっくりしました。
この驚きは、Windows95以降にパソコンを使い始めた人にはわからないでしょうね〜。
当時、インターネットを使ってみたいと思っても、なにせ本屋にTCP/IPの本がなく、
PCショップで「イーサカードください」って言っても「は?」と聞き返され、
Macユーザーには「Mac以外でファイル共有(シリアルまたはプリンタケーブルでのAppleTalkのこと)を
やろうとする事自体間違ってるんだよ」とか馬鹿にされ...
そんな中で、ネットワーク(インターネット)機能を標準搭載したOSが PC9821上で動いている事に
私は いたく感動したのでした...
ただし、今となっては そのOSがFreeBSD(98)だったのかNetBSD/PC98だったのかは
定かでないのですが(汗。
【その2】NetBSDで何をする?
「余っているPCを使ってサーバーを立てたいんだけど、OSはどうすればいいの?」
PCネットワークが一般に普及しはじめた1998年から2000年くらいにかけて、
時々こういう質問をされましたね...
当時は Windows98の普及によってネットワークの便利さが本格的に認識され、
パーソナルなファイル共有&Webサーバー(大学の講座内や職場の部署内サーバー)をぜひ立てよう!という
機運が高まっていた時期だったのですが、
まだそのころは「サーバーOS」というものが一般に浸透してなかったのです。
WindowsNTはありましたが、サーバー版は高価で、しかも余っているような古いパソコン
(Pentium75MHz & HDD 350MBとか。ちなみにギガじゃないよ)ではまともに動かせなかったし...
個人でサーバー構築するなら FreeBSD か NetBSD がベスト。という感じだったんです。
(実際には1999年頃から急速にLinuxが普及していたのですが、まだ使い難い印象だった)
そんなわけで、このWebページを作った2000年ころは NetBSDが割とメジャーだったのですが、
ここ数年はPC-UNIXイコールLinuxというポジションが定着し、
あえてNetBSDを選ぶ(勧める)という事もすっかりなくなりました...
PC-9821のほうは、もはや完全に過去の遺物でしょうかね(汗)。
2000年当時は どこの講座・職場にも「まだ何かに有効利用したい」PC-9821があったものでしたが。
PC-9821は標準でデュアルブート機能があるので、仕事環境はそのまま残して
HDDの余った領域に気軽に別のOSをセットアップすることが出来、
「特に使わないけどUNIXでもインストールしてみようか」みたいな事がよく行われていました。
VirtualPCやVMWareを使っている人なら、複数の業務環境を手軽に切り替え可能なのがいかに便利かは
分かってもらえると思います。