本サイトに記載している情報は〜2003年ころまでのものです。最新の情報ではありませんのでご注意ください。

◆NetBSD/PC98_1.4.2の入手先


**** 注:2008/08 ****
下記のファイル入手先FTPサイト(北大)は、2008年現在は存在しないようなのでリンクを削除しました...

ネットで検索してみると、
ftp://tink.ims.ac.jp/pub/dist/NetBSD-pc98
から入手可能という情報があったのですが(2006年ころ?)詳細は不明です。
*********************


最新のNetBSD/PC98は ここ↓で入手できます。

ftp://egg.math.sci.hokudai.ac.jp

H大の理学部数学科のどこか(?)です。

ちょっと自信がないのは...
NetBSD/PC98の各種ドキュメントなどでは上記FTPサイトが書かれているものの、
NetBSD関連のWebサイトやH大学内のWebサイトにおいて このアドレスが
紹介されているのを見たことがないんですよ。
まさか秘密サイトって事はないと思いますが、もしかしたら直リンク禁止かも知れません。
(^ ^;

上記FTPサイトから、/pub/NetBSD-pc98 と進んで、
欲しいバージョンのファイルをGETしましょう。

※ FTPインストールする場合(後述)は 1個のファイルboot.fsだけでOK。

なお、NetBSD/PC98_1.4.1-release については、
ここ↓からも入手可能です。

ftp://ftp.lb.u-tokai.ac.jp/pub/os/NetBSD-pc98/

一般には こちら(東海大)のサイトの方が有名なのですが、
何故か NetBSD/PC98_1.4.2.は古いファイルしかないので 1.4.2を使いたい場合は
やはりH大から入手するしかなさそうです。

どのファイルが必要なのかについては、他の方のサイトで詳しく説明されているので
LINKを参考にしてください(人に振る)。


◆X11R6ファイルの入手

インストール時にXサーバーも導入する場合、
以下のファイルが必要となります。
(全部は要らない?かもしれません)。

xbase.tgz
xcomp.tgz
xcontrib.tgz
xfont.tgz
xserver.tgz

これのファイルは AT互換機(i386)と共通...というか
NetBSD/PC-98の配布セットには含まれていませんので、
別途 同じバージョンのi386版サイトからダウンロードします。


◆起動FDを作る

【必要なファイル】
Windows(DOS)で起動FDを作成する場合には、
インストールFDのイメージファイル boot.fs と、
インストールFDを作成する rawrite.exe が必要です。

boot.fs は /installation/floppies/ ディレクトリの中にあります。
直接GETするならここ↓

ftp://egg.math.sci.hokudai.ac.jp/pub/NetBSD-pc98/1.4.2/bin/full-localed_binary/installation/floppies/

rawrite.exe は 雑誌の付録CDなどにも収録されていますが、
FTPでGETするなら ここ↓あたりから。

ftp.netbsd.org (NetBSD 1.4.3アーカイブ)


DOSプロンプトでrawrite.exeを実行するだけです(簡単)。
起動FDの枚数は1枚です。


◆起動FDで起動

作成したFDから起動します。
起動時に各種デバイスが認識され、ノートPCの場合は 全て自動でOKだと思います。

PC-9821Npのように CD-ROMを内蔵していない機種の場合、
PCカードが使えないと極端にインストール方法が制限されてしまうのですが、
有名どころのSCSI、NICやモデムカードは ほとんど大丈夫なようです。
なお、FDで起動した後にPCカードを挿入すること(活線挿抜)も可能です。

黙って見ていれば 自動的にメニュー画面(日本語)が出てきます。

ちなみに、起動FDからNICを認識させてのFTPインストールも可能なのですが、
( 起動後に *.tgzファイルをFTPダウンロードしながらのインストール )
Windows環境でダウンロードできるなら あらかじめローカルに用意しておいたほうが無難でしょう。


【FTPインストールの注意点】
(1) DHCPが使えない? (/PC-98のみのH大仕様? i386用はDHCP可能です)
(2) NetBSD/PC98とX11R6ファイル(xbase.tgzなど)が別サイトになっている。


PCカード接続のCD-ROMについても、結構たくさんのカードが対応しています。
認識可能なCD-ROMがあるのなら、CD-Rに必要なファイルを焼いてしまうのが手っ取り早いでしょう。
ただし、私の持っているCBIDE2はまだ未対応のようなので、
インストールにはコンパクトフラッシュカード(SUNDISK)を使います。


◆フラッシュメモリPCカードを使う

さて、私のようにインストールにCD-ROMが使えない場合、
ローカルにインストールセットを準備しておく必要があります。

※ CD-ROMからのインストールについては 他のサイトに解説がたくさんあるので省略(^ ^;

ファイルの置き場所として、メインの内臓HDDに余裕がある場合は 素直にそこへ置きましょう。
(DOSで言うところの B:ドライブとかC:ドライブとか)

ただし 私の場合、4.3GBのHDDを

(1) NetBSD用に使う...2047MB (FAT16)
(2) WinNT4.0 インストール済み...2047MB (NTFS)
(3) DOS領域...25MB (FAT16)

という具合に使っているので、HDDの中にファイルを置いておく場所がありません。
( (1)はNetBSDインストール時に初期化するし、(3)は容量が小さすぎる )

そこで、フラッシュメモリカード64MB(DOSフォーマット)にファイルをコピーしておき、
これをマウントして インストールを実行します。

インストールセットの、/sets 以下の *.tgz ファイル、
および X-Windowもインストールするなら X11R6関連ファイルもコピーしておきましょう。

なお、フラッシュカードを挿したままFDから起動した場合に
フラッシュカードから起動しようとして 延々と起動に
失敗しつづけてしまう事があるようです。
(基本的には、FDから起動した後に PCカードを挿すようにすると吉)

また、もし上記の状態になってしまった場合は スペースキーを押して
コマンド入力により起動することができます。(リセットのほうが早いですが(^ ^;)

> boot fd0a:netbsd


【雑談】
逆に この仕様(PCカードからの起動)を利用すれば、RAMドライブ→フラッシュカード起動で

HDDレスのNetBSDルーター/DNS/DHCPノートを作れるかも(^ ^)
大容量フラッシュが安くなったら Webサーバーもいけるか?


PCカード認識時にエラーが出るようであれば、IRQなどのリソースが他のデバイスと
バッティングしている可能性が高いです。(DOS時代からのノートユーザーならお馴染み?)
どうしてもうまく認識されない場合は、インストールの間だけ 98noteメニューで
内臓サウンド等をオフにしておくのが良いでしょう。


◆裏コンソールの利用

通常は、インストーラーの指示に従って作業を進めれば 問題なくインストールできると思います。

ただし、インストールセットを置いてあるディレクトリ名がうろ覚えで確認したいとか、
フラッシュメモリカードのデバイス名がはっきりしない場合に、
コンソールでマウントしたほうがやりやすい、という事があるのではないでしょうか?

そんな時、[F2]キーを押せば 裏コンソール画面に切り替わります。
(コンソールに裏も表もないだろう! とかツッコまないように(^ ^; )

コンソール画面が切り替わったら、例えば フラッシュPCカードのマウントは

# mount -t msdos /dev/wd1a /mnt2

と、普段通りに行うことができます。
ちなみにデバイス名は(バージョンによって?)なぜか違う時があるようで、
以前にインストールした時には /dev/wd1e になった事がありました。

もうひとつの注意点としては、インストールセットのマウントポイントに
/mnt を使用しない事が大切です。
NetBSD/PC98 のインストーラーは インストール先のHDDを/mntにマウントするようなので、
ここにPCカードとかをマウントすると バッティングしてしまいます(^ ^;。

裏コンソールでの作業が終わったら、
[F1]キーで表画面(インストーラー)に戻る事ができます。


◆新規パーティション作成時の注意(1.4.3A)

先日、会社のPCにNetBSD/PC-98 1.4.3Aをインストールした際のコトですが...

もともとの、HDDの構成は 下記の通りだったのですが、

A:DOSのFDISKで領域確保 ...これからNetBSDをインストール
B:MS-DOS
C:MS-DOS ...ここにインストールのためのファイル(sets)がある
D:NTFS

この状況で 起動FDからNetBSDパーティションを作成すると...
上記B,CのMS-DOS領域がコンソールから認識できなくなってしまいました。

( ※ 領域が消されてしまったわけではなくて、認識されないだけです )

MS-DOS風に言えば、NetBSD領域作成後のドライブレターの変更が
コンソールに認識されなかったようです。

結局、一度rebootすれば 問題なくインストールできたのですが...
これって 1.4.3Aの不具合なんでしょうか?


◆シングルユーザーモードの変更

バージョンにもよりますが、
インストールを完了して再起動した直後のNetBSDはシングルユーザーモードで起動します。
マルチユーザーモードに変更する方法 ( rc.confの修正 )は
インストールノートに書いてあるのですが、
現実には シングルユーザーモードで rc.confを書き換えるのは結構大変です。

私はいつも、FDにrc.confをコピーして、他のPCで編集した後戻す(上書きコピーする)、という
あまりカッコ良くない方法を取っていたのですが、通常は下記の方法で rc.confへ一時的に設定を
追記するのが一般的らしいです(^ ^;。


#echo "rc_configured=YES" >> /etc/rc.conf

注意点としては、間違っても 「 >> 」を「 > 」にしない事(^ ^;と、
再起動後に rc.confを編集する際に この追記分を消しておく事でしょうか。


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