◆とうとうここまで来た!!◆
  
   

イベントチラシ【PDF版】
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イベントQ&A

 【なぜ、自腹でやらないの?】
 当日入場無料とし、事前寄付金(カンパ)募集制に変更したのは、イベントを合法なものとして行うためです。入場料を徴収する場合、その金額の大小にかかわらず、著作権者の許諾を要します。しかし、毎日のように電話をかけても一向に交渉の機会が持てない状況が続いていました。だからといって、許諾を得ないまま強引に開催すれば、当然違法行為になります。これからも続けていきたいイベントを違法状態で開催するのは、誰のためにもなりません。

 一方、
室内で行う展示を入場無料で行うのであれば、その規模の大小にかかわらず著作権者の許諾を得なくても合法となります。であれば、最初に目指したスタイルとは異なっても、資金調達方法がより難しくなっても、開催できることを最優先にしよう。それがイベント開催に期待してくださる方々に一番貢献する道だと考えました。

 でも、
なぜ自腹を切らないのか? 当然、そういう疑問、疑念が生じてくるでしょう。主催者は儲け主義なのではないかと…。

 確かに、自腹を切らなければ一見儲かりそうに見えます。しかし、寄付金を集めるのは、実際のところ結構大変です。儲け主義見え見えの人に寄付する人はあまりいないでしょう。何か経済的メリットがあれば別ですが、このイベントへの寄付は、募金やカンパのようなものです。見返りは期待できません。

 
全額自腹でやってしまうのが、実はいちばん簡単です。その場では喜ばれ、ほめられもするでしょう。しかし、主催者個人の資金が尽きればそこで終わりです。一時的にほめられて、自己満足に浸りたいだけならそうすべきでしょうが、イベントをずっと続けていきたいのであれば、どこかで次世代に引き継ぐ必要があります。そのイベントが全額自腹だったら、いったい誰が引き継いでくれるでしょう? いい人ぶっていては、未来につながらないのです。

 では、寄付金を募集しても集まらないまま開催日を迎えたときはどうするのか? 当然、不足分は主催者がかぶります。な〜んだという話です。だったら、最初から自腹切れよと思うかもしれませんが、
長期継続のためにはできるだけ主催者個人の資金に依存しないスタイルを確立していく必要があります。最初は自腹でやって、ある程度安定してから切り替えたらどうかという考えもありますが、どの時点であれ同じ疑問、疑念を持たれるでしょう。同じことです。

 私(主催者)は、54歳のサラリーマンです。あと10年もすれば年金生活者ですから、この10年が勝負です。そのチャレンジのスタートは早いに越したことはありません。ですから、最初から自腹なしを目指して始めるのです。

 できるかできないかは、あくまで結果です。自腹なしの運営も、長期継続も
すべてチャレンジです。保証はどこにもありません。しかし、目指さなければ、それはできません。

 
 【売名目的ではないのか?】
 延期前の広報段階から、私(主催者)は「飛鳥杏華」という自らのペンネームを盛んに表示しています。そのことに関して、いろいろな解釈が可能でしょう。私には私の思惑が確かにあります。私に語れるのは、その私の中にある思惑だけです。

 他の方がする解釈は、現場が目指していること、現場で実際に起きていることとは必ずしも一致しません。が、一致しないからといって頭ごなしに反論したり、その方の内側で起きていることについて推測で何か言うのは、効果的な解決につながらないでしょう。

 
私たち現場がすべきことは、そういう方々への反論や説得ではありません。この先、実際に作り出していく結果をもって、私たちが何を目指しているのかを示し、応えていくことです。

 仮にどんな解釈をされたとしても、それが批判的なものであったとしても、誰も何も悪くありません。なぜなら、そうしたものは、高橋留美子先生やその作品、そしてそのファンたちを愛していればこそ出てくるものであって、それらを大事に思っていなければ起きえないからです。そして、私もそれが大事でなければ、様々なリスクの矢面に立つべく名前を出すことはしません。

 名前を前面に出すことは、すべてが順風満帆なら絶好の売名道具になるでしょうが、初めて挑戦することが必ずしも簡単にいくわけではありません。実際、すでに延期という失敗をしています。現在は、やると言ったことをやらなかった不名誉をこの名前が背負っているわけです。
名前を出すことは、必ずしも儲けになることではないし、得することでもないのです。

 さて、私の持っていた思惑に話を戻しますが、イベントは長期継続を目指していますから、スタッフは少しでも多く欲しいところです。最初のイベントは、まさにその人集めのために「とにかく今やれることをやる。」という趣旨がありました。当初、開催を2014年3月と急いだのは、その趣旨からでした。

 イベントの内容(スタイル)も、今やれることということで主催者個人の所有物(高橋留美子作品関連のコレクション)展示になったのであって、「高橋留美子ファンコレクション展」自体が行き着くゴールでも、目指すイベントの完成型でもありません。未来から見れば、ただ最初にやったことに位置づけられるものです。

 また、それが
ファンの個人コレクション展であることを強調しているのは、単に高橋留美子先生や小学館が開催するオフィシャルなイベントと誤認されなための配慮です。その辺は、最低限の責任だと思っています。

 人集めのためのイベントですから、その分母となる参加者はできるだけ多く集めたいところです。短期間で少しでも人集めの足しになることとして、過去に少しは知られた名前である自分のペンネームを積極的に出すことにしました。立っている者は親でも使え的な発想です。せこいという評価があれば、自分でも同意します。せこくてもやってみる価値があることはやってみる。ただそれだけです。

 もちろん、過去に知られたその名前がもたらす効果には多少なりとも期待していました。その名前を知っていて、「るみけっと」という同人誌即売会のサイドイベントで展示をしていたのがその人であることを知っている人なら、展示品のクオリティーがある程度信頼できるものだど認識していただけるでしょうし、知らない人に口コミで伝えてもらえるかもしれません。

 またその名前が、かつてのキネ旬ムック「マンガ夜話」や雑誌「QJ」で高橋留美子先生に関する原稿を書いた名前と同じであることに気づいた人であれば、このイベントが全く未知の誰だかわからない人がやっているものではないことを知って、発信してもらえる可能性がある。薄いかもしれませんが、そうした効果に期待しました。

 しかし、
この名前を再び有名にすることが目的ではありません。というより、できるだけ早く次世代にバトンタッチしたいのです。そのためにはイベントが成功していくことも望みますし、途中段階でこの名前が有名になったり、ほめられたりすることがバトンタッチ達成のために効果的に機能するようであれば、そのときはそれに見合った振舞いもするでしょう。が、私の目指すゴールは、バトンタッチしたさらにその先にあります。

 私は「誰がこのことを成し遂げたのか?」よりも「何が未来に起きているか?」が重要だと考えています。
極端な話、私に対抗して、自分たちの方がもっといいイベントができるという人たちが現れ、私のプロジェクトチームが凌駕されてつぶれたとしても、高橋留美子ファンイベントが続いている未来が起きているならば、私の意図は十分に満たされます。その人たちに私しか持っていない貴重なコレクションを託して、役立ててもらえば目的達成です。

 しかし、
その未来は今のまま放置していて起きるのでしょうか? 起きない思うから、誰もやると言い出さないから、私がやってみると言い出したのであって、保証された栄光があるからではありません。今あるのは「夢」だけです。その「夢」に共感する人たちを集めて、実現できるかやってみようというところに立っているのです。

 このプロジェクトチームはみんな同志であって、上下関係、主従関係ではありません。ただ、引っ張る人がいないと動きだしませんから、最初は私(飛鳥杏華)がリスクと責任を背負って前に立ちます。名前を前面に出すことで、その宣言をしてきたのです。

 
【公開準備集会で何をしたの?】
 2014年3月23日(日)、予定どおり公開準備集会を開催しました。参加者はスタッフ登録者6名、その他参加者4名の計10名。淋しいと言えば淋しいですが、まだ何も実績のない助走段階の団体です。スタッフ以外からも参加があったことに大変感謝しております。


 お茶会を兼ねながら、主催者によるプレゼンテーション形式でスタートし、途中、資料映像や展示候補サンプル(セル画、中吊り広告ポスター)の閲覧を挟みながら、イベントの開催目的から目指す未来の創作、これまでの経緯説明、今後の活動方針等について話し合いました。


 その結果として、以下のことを決定しました。

 
1)2014年の夏までに「高橋留美子ファンコレクション展」を開催する。
 ただし、開催時期については、主催者・飛鳥杏華の健康状態により、多少のずれ込みが発生することも考慮に入れていました。実際のところ3月末〜5月末にかけて、ぎっくり腰から左足に激しい神経痛が走り、歩行困難な状態が続いたことから再始動が遅れました。
 一旦、11月16日開催ということで準備を再開し、スタッフの協力で一部広報もしましたが、最終的に約1年遅れの2015年3月15日開催を決定するに至りました。 

 2)入場無料とし、著作権者の許諾を得なくても合法な形式で開催する。
 3)入場料に代わる資金調達方法として、寄付金募集を行う。 
 4)合法とするため、展示品目録は作らず、展示品の撮影も禁止とする。


 また、この活動実績が認められ、
Rumic Ability Projectの団体名でみずほ銀行に預金口座を開設することができました。近頃は犯罪防止等の観点から、団体名での預金口座はなかなか開設させてもらえません。寄付金の入金と経費支出という目的は、特に怪しいですからね。(笑)


 しかも、見てください。こちらからは選ぶことのできない
口座番号の頭4桁が何と「1978(高橋留美子先生がプロデビューした年と同じ)」だなんて、思わずガッツポーズ!!

 この口座でプロジェクト資金を主催者の個人資産とは切り離し、きちんとした管理をしていきますので、応援よろしくお願いします。

 
【どんな展示品があるの?】
   セル画、原画、動画、アニメ設定資料、試写用フィルム、ポスター、書店用販促グッズ等、主催者である飛鳥杏華が1994年から収集した個人コレクションが中心です。今回はそれに加え、以前から主催者と親交のあった"かんなさん"からセル画や原画等の出展協力を受けることになっています。

 トップページに使用した4枚のセル画は内容のクオリティを知っていただくための一例です。ただし、それより劣るものも当然あります。すべてが傷のない美品とは限りませんし、必ずしも完璧なもの(コンプリート)ではありません。ですが、必要以上に卑下するつもりもありません。楽しみにしていただければと思います。

 あの程度なら、自分の方がもっとすごいものを持っているという方もいらしゃるでしょう。次回以降、そういう方との協力も視野に入れてイベントの拡大と継続を目指していきたいと思っています。

 なお、展示品選定内容については、当日のお楽しみとさせていただき、
これ以上の展示品のアップ画像は掲示しません。見学お茶会へのご招待用に小さな画像を出させてもらうだけに止めます。広報の初期段階で個人の所有物だから問題ないだろうと安易にトップページの4枚のセル画のアップ画像を掲示してしまいましたが、実は厳密に言えば著作権法に触れる違法行為です。

 これらの画像を使用して広報を行っていることについては、小学館少年サンデー編集部にイベント企画書を提出した際に参考資料として送付しましたので、決して隠したり、偽ったりはしていません。

 それに対し、現在に至っても何ら指示、指導、要請、命令等は受けておりません。すでに出してしまった4枚の画像について責任を問われるのであれば、そのとき甘んじて受ける覚悟をして、初回イベント開催まではこのまま継続し、その後はイベントの開催風景画像等に切り替える予定です。

 したがいまして、これ以上のコレクション品の画像公開は、当公式HPでは行わないことにしましたので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 
【Rumic Ability Projectってどんな団体なの?】
   この「高橋留美子ファンコレクション展」のために立ち上げた非営利団体です。Abilityは「能力」とか「…できる力」を意味します。Projectは動詞もありますが、ここでは名詞で「計画」。つまり、高橋留美子ファンの夢を実現するためのプロジェクトチームであることを単語を並べて表現したものです。略してR.A.P.(ラップ)と呼んでください。

 立ち上げたと言いましたが、実際にはこれから立ち上げると言った方が正しいでしょう。まだまだこれからのプロジェクトチームです。ですから、夢を実現させることに興味があれば、あなたも加入することができます。何でも自由な夢と発想を持ち込んで、その実現に向けて可能性から関わっていきます。決して最初から無理だ、難しいというところからは関わりません。

 結構前から「るーみっく学園祭構想」というのが、一部ファンの間にありました。学園祭のように有志団体が会場にスペースを取って、自分たちのやりたいことを自由にやる。バンド演奏、自作映画(動画)上映、研究発表、同人誌販売、最近の流行から言ったら、るーみっくをネタにしたダンスパフォーマンスやお笑いだってあってもいい。そんなワクワクするイベントを創作するプロジェクトチームを目指しています。

 
 
【お金が余ったらどうするの?】
   R.A.P.は非営利団体ですが、継続的なイベント開催を目的としていますので、利益金が発生した場合は次回以降のイベントのための積立金として計上します。毎回、順調に利益が出るとはかぎりませんので、イベント単体で赤字が出たときのための補てん準備金として積み立て、次回会計に繰り越します。

 
さらに利益が拡大したときは、より設備の整った会場を借りたり、将来構想にある東京以外の都市での開催など、参加者に何らかのかたちで還元するための準備金として積み立てを行っていく計画です。

 最終的に団体を解散し、イベント開催をやめる場合は、
最終イベントで使い切るよう考えています。スタッフへの配当や飲食代など、私的流用はしないことをお約束します。

 
 
【著作権者の許可は得たの?】
   当初予定の2014年3月開催のイベント企画書を2014年1月下旬に小学館・少年サンデー編集部にFAXで送信しました。今回の2015年3月開催のイベント企画書についても当然送付します。

 今回、イベント形式を
著作権者の許諾がなくとも合法となる範囲内で行うよう変更しましたので、イベント企画に対する返答が特になくとも開催します。

 将来、イベント規模が拡大して、無視できない存在になれば、何らかの連絡が来るようになるでしょう。そのときにあらためてしっかりとしたかたちでやっていければと思っています。