平和ホームズ経理課長小田恵美子の警察調書(H3.09.12) (注1)以下は、平成3年9月12日に、司法警察員が作成した平和ホームズ経 理課長小田恵美子の供述調書です。但し、縦書きを横書きに直してい ます。 −−−は、用紙の変わり目、右端の数字は丁数です。各丁(頁)の行数、 一行の文字数、字下げ等の体裁は原本と同じですが、行末は原本と異 なり不揃になっています。誤字・脱字等はそのままにしています。 (注2)着色強調部分は、下記のような、留意して欲しい箇所です。 緑字部分は、重要な事実を述べている箇所。 (注3)入出金業務および元帳(コンピューター)記入等の実務責任者だった経理 課長の供述中に、検察側重要証人であり「共犯者」とされる直属上司の 財務担当者鎌田次朗が、それに基づいて資金繰りをしたと主張する「資 金繰表」の話や、そこで資金繰りを相談し「二重ローン」を「共謀」し たと主張する「資金繰会議」の話が全く出て来ない点にご留意下さい。 平成9年3月1日 被告人 三宅喜一郎 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 供 述 調 書 住居 東京都東村山市青葉町*丁目**番〇〇〇住宅 *号棟*** 職業 無職 (電話**** **局****番) 氏名 小 田 恵 美 子 昭和一五年 *月**日生(五一歳) 右の者は、平成三年九月一二日警視庁戸塚警察署 において、本職に対し、任意次のとおり供述した。 一 私は先日、以前勤めていた 株式会社平和ホームズ (以後、平和ホームズと呼称する) の経営状況等について説明しま したが、本日は平和ホームズの資金 の入出金状況を取引口座である 第一勧業銀行高田馬場支店 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−1丁表 の当座預金口座 により説明します。 と言いますのは、平和ホームズの ・顧客からの工事代金入金 ・下請業者等への代金支払いや 社員への給料支払い ・銀行その他ノンバンクからの借入れ や返済 等ほとんどの入出金は、直接あるいは 間接的(他の口座を経由の意味)に してもこの口座を使っており、この 口座の入出金状況を説明すること により完全ではありませんが、平 和ホームズの資金の入出金状況 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−1丁裏 が判るからです。 二、入出金状況を説明するにあたり、平和 ホームズの 入出金対照表 を作成しましたので、この表を提出 しこれにより説明します。 まず入出金対照表について説明 しますが、この表は前に警察に提 出した平和ホームズの 経理元帳 を見せてもらってそれを基に作ったも のです。 この経理元帳は銀行の預金元帳 と多少違っていることもありますが −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−2丁表 それは 平和ホームズの元帳では、手形・小 切手での支払いは、その手形の期日、 小切手の振出日の日付けで出金扱 いしていますが、銀行の元帳は、こ れらの手形・小切手が交換で回っ てきてはじめて出金になるは ずで、手形・小切手の所持人 が期日より遅くれて取立てに 出した場合は出金日が平和ホ ームズの元帳と違ってきて、したが って預金残高が違ってくる という理由からです。 しかし、いずれ出金になっているの −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−2丁裏 であれば最終的には残高が同じ になるはずですし、平和ホームズの 元帳の方が詳細が判りますの で私は平和ホームズの元帳を基 にこの表を作ったのです。 表の枠組みと凡例は警察で作 ってもらい、それに私が元帳を見 て入出金額を計算し記入し ました。 記入方法は、 入金を 借入とその他(借入以外の入金 で顧客からの工事代金入金 等) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−3丁表 出金を 借入返済(借入金に対する 元金及び利息の支払い)とそ の他(借入金の返済以外のも ので、下請業者への代金支 払いや、社員への給料支払い 等) に分け、借入や借入返済は 同じ月に同じ相手からの借入 や返済が数回あった場合は、そ れを合計し、相手別に記入 したうえ 一ヶ月ごとの合計金額を記入 しました。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−3丁裏 ただし、元帳上は借入及び借入返済以 外で 他の銀行に振替えのような形で 出金になっていて、その振替先銀 行から利息を含む借入返済 に充てられ ていたり、 他の銀行から振替えのような形 で入金になっているが、その入金が 借入金を振替え していることもありますので、このよ うな場合は他の銀行取引を調べ るなどして出来るだけ入出金内容 を調べ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−4丁表 借入金からの入金であることが判 れば、例えば NT→TS→DKBとして 振替入金額 借入返済に充てられていること が判れば例えば DKB→TS→NTとして 返済金額 と、凡例を使って記入しました。 したがって第一勧業銀行以外の銀 行で借入金をそのまま返済に充 てていたり、現金で借入れその場で 即返済金に充てていたりして第 一勧業銀行の取引口座を経由せ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−4丁裏 ずに処理しているものは、この表 には出て来ません。 又、借入及び借入返済以外の その他の入出金 は、全部の合計を計算し、記 入しました。 そして入金合計と出金合計の 差を 入出金差額 に表わし、出金の方が多い場合は マイナス で記入しました。 差額累計は 毎月の差額の累計 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−5丁表 です。 帳簿残高というのは、この表を作 るにあたり、警察で見せていただ いた 平和ホームズの昭和六二年八月一 日から昭和六三年七月三一日まで の事業年度分の確定申告 書の写し を見て、これに記載されている 昭和六三年七月三一日付の第一 勧業銀行高田馬場支店の当 座預金残高 を基準に、その後の月ごとの入出金 額を計算して出した −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−5丁裏 預金残高 のことです。 平和ホームズの経理元帳は 一ヶ月ごとの入出金の合計額 が記載されているだけで預金 残高が記載されていませんので、 表の預金残高を出すためには 基準となるそれまでの残高が必 要であり、それで平和ホームズの 確定申告書を見せてもらった のです。 このとき本職は供述人に対し、平成三年 七月三一日付本職が作成した資料作 成報告書に記載してある作成資料の −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−6丁表 経理元帳 三冊 及び平成三年九月四日付本職が作成 した資料入手報告書添付の 株式会社平和ホームズの昭和六二 年八月一日から昭和六三年七月三一 日までの事業年度分の確定申告 書の写し を示した。 只今見せていただいた 経理元帳 は、 平和ホームズの毎日の入出金 状況を私が担当してコンピュ ーター入力していたもので会社で −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−6丁裏 総勘定元帳 として使っていたもの で又、 平和ホームズの昭和六二年八月 一日から昭和六三年七月三一日までの 事業年度分の確定申告書 の写し は、 平和ホームズが税務所に提出 した確定申告書の写し に間違いありません。 私が今回、入出金対照表を作るに あたり警察から見せていただいた 資料は、これらの資料でこれを −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−7丁表 基にして表を作成したのです。 三、それでは作成した 入出金対照表 を月ごとに順に説明します。 1、見せていただいた平和ホームズの確定 申告書に記載されている昭和六三年 七月三一日の 第一勧業銀行高田馬場支店 当座預金残高 は 四五、三三〇、九七六円 でした。 そして翌、昭和六三年八月の入出金 状況は −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−7丁裏 入金が 借入合計 九九、五三六、一三八円 その他合計 一五六、七一八、九三九円 出金が 借入返済合計 五八、〇六一、四八九円 その他合計 二〇九、五四四、四六一円 入出金差額が マイナス 一一、三五〇、八七三円 帳簿残高が 三三、九八〇、一〇三円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−8丁表 です。 2、昭和六三年九月は 入金が 借入合計 八七、〇七九、六〇一円 その他合計 一二一、二五五、一九七円 出金が 借入返済合計 八三、四三〇、八一六円 その他合計 一五〇、九五四、五六六円 入出金差額が マイナス 二六、〇五〇、五八四円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−8丁裏 差額累計が マイナス 三七、四〇一、四五七円 帳簿残高が 七、九二九、五一九円 です。 3、昭和六三年一〇月は 入金が 借入合計 六九、二一三、六八〇円 その他合計 一七五、〇二〇、七七五円 出金が 借入返済合計 六九、六四四、〇七二円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−9丁表 その他合計 一八〇、四〇三、一五一円 入出金差額が マイナス 五、八一二、七六八円 差額累計が マイナス 四三、二一四、二二五円 帳簿残高が 二、一一六、七五一円 です。 4、昭和六三年一一月は 入金が 借入合計 一〇〇、六九六、〇一八円 その他合計 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−9丁裏 一五六、八〇五、五九四円 出金が 借入返済合計 四六、九七一、八〇四円 その他合計 二〇〇、六五五、九三二円 入出金差額が 九、八七三、八七六円 差額累計が マイナス 三三、三四〇、三四九円 帳簿残高が 一一、九九〇、六二七円 です。 5、昭和六三年一二月は −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−10丁表 入金が 借入合計 一二八、一〇七、四〇二円 その他合計 二二八、五〇三、六五一円 出金が 借入返済合計 九〇、三九〇、六六七円 その他合計 二五八、七四六、九四二円 入出金差額が 七、四七三、四四四円 差額累計が マイナス 二五、八六六、九〇五円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−10丁裏 帳簿残高が 一九、四六四、〇七一円 です。 6、平成元年一月は、 入金が 借入合計 四七、三〇七、九四七円 その他合計 一三二、七三三、四四三円 出金が 借入返済合計 三七、六七七、九七七円 その他合計 一五六、六八六、七五一円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−11丁表 入出金差額が マイナス 一四、三二三、三三八円 差額累計が マイナス 四〇、一九〇、二四三円 帳簿残高が 五、一四〇、七三三円 です。 7、平成元年二月は、 入金が 借入合計 一八三、三八〇、四一二円 その他合計 九〇、五六七、七三一円 出金が −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−11丁裏 借入返済合計 八一、〇五八、〇七〇円 その他合計 一七一、三〇四、五三〇円 入出金差額が 二一、五八五、五四三円 差額累計が マイナス 一八、六〇四、七〇〇円 帳簿残高が 二六、七二六、二七六円 です。 8、平成元年三月は 入金が 借入合計 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−12丁表 二二二、六三〇、四一九円 その他合計 八九、四三〇、九七七円 出金が 借入返済合計 四一、五二七、二〇九円 その他合計 二七八、七〇三、二七一円 入出金差額が マイナス 八、一六九、〇八四円 差額累計が マイナス 二六、七七三、七八四円 帳簿残高が 一八、五五七、一九二円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−12丁裏 です。 9、平成元年四月は、 入金が 借入合計 二四四、二二七、五二〇円 その他合計 九八、四八一、二二二円 出金が 借入返済合計 一一八、七五二、五一六円 その他合計 二二二、九一八、四四一円 入出金差額が 一、〇三七、七八五円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−13丁表 差額累計が マイナス 二五、七三五、九九九円 帳簿残高が 一九、五九四、九七七円 です。 10、平成元年五月は、 入金が 借入合計 二六、九〇〇、四三〇円 その他合計 三九四、一六二、四〇六円 出金が 借入返済合計 四八、四六七、四四三円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−13丁裏 その他合計 三五八、三四八、〇九六円 入出金差額が 一四、二四七、二九七円 差額累計が マイナス 一一、四八八、七〇二円 帳簿残高が 三三、八四二、二七四円 です。 11、平成元年六月は 入金が 借入合計 一九五、六五三、七四九円 その他合計 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−14丁表 一六九、一四六、一八六円 出金が 借入返済合計 八五、七〇六、〇二一円 その他合計 二八五、六四四、四五六円 入出金差額が マイナス 六、五五〇、五四二円 差額累計が マイナス 一八、〇三九、二四四円 帳簿残高が 二七、二九一、七三二円 です。 12、平成元年七月は −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−14丁裏 入金が 借入合計 五五、八四七、一〇三円 その他合計 一六七、一九一、〇二九円 出金が 借入返済合計 四四、三六六、七二七円 その他合計 一六八、七三二、六三六円 入出金差額が 九、九三八、七六九円 差額累計が マイナス 八、一〇〇、四七五円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−15丁表 帳簿残高が 三七、二三〇、五〇一円 です。 13、平成元年八月は、 入金が 借入合計 九二、四一二、二四〇円 その他合計 二二〇、六八二、八五二円 出金が 借入返済合計 一〇一、八九八、九二二円 その他合計 二二八、一〇一、二九三円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−15丁裏 入出金差額が マイナス 一六、九〇五、一二三円 差額累計が マイナス 二五、〇〇五、五九八円 帳簿残高が 二〇、三二五、三七八円 です。 14、平成元年九月は 入金が 借入合計 二六、三八九、一〇四円 その他合計 二二三、八四七、二五〇円 出金が −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−16丁表 借入返済合計 四五、六九五、八九三円 その他合計 二一六、〇〇七、二一〇円 入出金差額が マイナス 一一、四六六、七四九円 差額累計が マイナス 三六、四七二、三四七円 帳簿残高が 八、八五八、六二九円 です。 15、平成元年一〇月は 入金が 借入合計 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−16丁裏 一一九、〇四〇、二三九円 その他合計 二一六、六八八、七九六円 出金が 借入返済合計 一〇七、〇四七、四四六円 その他合計 二〇六、一七三、二五〇円 入出金差額が 二二、五〇八、三三九円 差額累計が マイナス 一三、九六四、〇〇八円 帳簿残高が 三一、三六六、九六八円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−17丁表 です。 16、平成元年一一月は 入金が 借入合計 一三二、一三〇、一二二円 その他合計 一八二、二四六、〇七二円 出金が 借入返済合計 四九、一〇五、一九四円 その他合計 二八二、七九三、五八二円 入出金差額が マイナス 一七、五二二、五八二円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−17丁裏 差額累計が マイナス 三一、四八六、五九〇円 帳簿残高が 一三、八四四、三八六円 です。 17、平成元年一二月は 入金が 借入合計 二一八、三五三、〇七七円 その他合計 二二三、三一五、一五四円 出金が 借入返済合計 九〇、九四二、〇八一円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−18丁表 その他合計 三五五、四一七、〇〇五円 入出金差額が マイナス 四、六九〇、八五五円 差額累計が マイナス 三六、一七七、四四五円 帳簿残高が 九、一五三、五三一円 です。 18、平成二年一月は 入金が 借入合計 二三八、四三〇、三三八円 その他合計 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−18丁裏 六一、四一〇、二九一円 出金が 借入返済合計 四八、九五九、一五三円 その他合計 二四三、五五五、〇五八円 入出金差額が 七、三二六、四一八円 差額累計が マイナス 二八、八五一、〇二七円 帳簿残高が 一六、四七九、九四九円 です。 19、平成二年二月は、 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−19丁表 入金が 借入合計 七三、〇二三、五五三円 その他合計 二二二、八四五、〇〇〇円 出金が 借入返済合計 八八、五二四、一五一円 その他合計 二一五、一四九、二四四円 入出金差額が マイナス 七、八〇四、八四二円 差額累計が マイナス 三六、六五五、八六九円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−19丁裏 帳簿残高が 八、六七五、一〇七円 です。 20、平成二年三月は、 入金が 借入合計 五三、九三二、四二六円 その他合計 二〇六、五二六、一〇四円 出金が 借入返済合計 四五、八五〇、五八五円 その他合計 二四七、三七三、九〇〇円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−20丁表 入出金差額が マイナス 三二、七六五、九五五円 差額累計が マイナス 六九、四二一、八二四円 帳簿残高が マイナス 二四、〇九〇、八四八円 です。 21、平成二年四月は、 入金が 借入合計 一三六、八五五、七七八円 その他合計 一四八、六三八、七九三円 出金が −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−20丁裏 借入返済合計 九二、六四九、五〇一円 その他合計 一七二、九六三、九二七円 入出金差額が 一九、八八一、一四三円 差額累計が マイナス 四九、五四〇、六八一円 帳簿残高が マイナス 四、二〇九、七〇五円 です。 22、平成二年五月は、 入金が 借入合計 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−21丁表 八〇、五二六、三五四円 その他合計 二〇一、四〇一、五八四円 出金が 借入返済合計 五八、三四五、三一八円 その他 二二七、一九〇、四二九円 入出金差額が マイナス 三、六〇七、八〇九円 差額累計が マイナス 五三、一四八、四九〇円 帳簿残高が マイナス 七、八一七、五一四円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−21丁裏 です。 23、平成二年六月は 入金が 借入合計 九九、六七六、二三八円 その他合計 二〇一、四三八、五〇〇円 出金が 借入返済合計 八九、一三〇、五〇一円 その他合計 二一六、四三六、〇〇五円 入出金差額が マイナス 四、四五一、七六八円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−22丁表 差額累計が マイナス 五七、六〇〇、二五八円 帳簿残高が マイナス 一二、二六九、二八二円 です。 24、平成二年七月は 入金が 借入合計 一一五、〇〇〇、四九八円 その他合計 二三二、二〇七、七四七円 出金が 借入返済合計 七三、八〇五、三二四円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−22丁裏 その他合計 二三五、三二六、五二三円 入出金差額が 三八、〇七六、三九八円 差額累計が マイナス 一九、五二三、八六〇円 帳簿残高が 二五、八〇七、一一六円 です。 25、平成二年八月は 入金が 借入合計 一四五、九七〇、三七三円 その他合計 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−23丁表 一九四、五六八、八二六円 出金が 借入返済合計 八九、〇八一、八七六円 その他合計 二七五、四一六、九一四円 入出金差額が マイナス 二三、九五九、五九一円 差額累計が マイナス 四三、四八三、四五一円 帳簿残高が 一、八四七、五二五円 です。 26、平成二年九月は、 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−23丁裏 入金が 借入合計 六一、九五四、七八一円 その他合計 一五五、五四二、七二四円 出金が 借入返済合計 四四、〇一一、八六〇円 その他合計 二二二、五〇六、五五一円 入出金差額が マイナス 四九、〇二〇、九〇六円 差額累計が マイナス 九二、五〇四、三五七円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−24丁表 帳簿残高が マイナス 四七、一七三、三八一円 です。 27、平成二年一〇月は 入金が 借入合計 一二八、四二二、三九六円 その他合計 一八八、四六五、五四六円 出金が 借入返済合計 八一、二二一、四四二円 その他合計 一五一、七〇八、四八八円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−24丁裏 入出金差額が 八三、九五八、〇一二円 差額累計が マイナス 八、五四六、三四五円 帳簿残高が 三六、七八四、六三一円 です。 28、平成二年一一月は 入金が 借入合計 七〇、六九六、九〇二円 その他合計 一八三、三一九、二九四円 出金が −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−25丁表 借入返済合計 一二三、六〇〇、九三〇円 その他合計 一五一、八八三、一二一円 入出金差額が マイナス 二一、四六七、八五五円 差額累計が マイナス 三〇、〇一四、二〇〇円 帳簿残高が 一五、三一六、七七六円 です。 29、平成二年一二月は 入金が 借入合計 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−25丁裏 九六、八七四、三三〇円 その他合計 九七、六二八、八七七円 出金が 借入返済合計 七六、二〇三、七四八円 その他合計 一三九、二七七、一三二円 入出金差額が マイナス 二〇、九七七、六七三円 差額累計が マイナス 五〇、九九一、八七三円 帳簿残高が マイナス 五、六六〇、八九七円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−26丁表 です。 30、平成三年一月は 入金が 借入合計 一一一、八五三、三四九円 その他合計 一一一、六〇二、七〇三円 出金が 借入返済合計 四八、八二六、三一五円 その他合計 一六二、三八二、四八三円 入出金差額が 一二、二四七、二五四円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−26丁裏 差額累計が マイナス 三八、七四四、六一九円 帳簿残高が 六、五八六、三五七円 です。 31、平成三年二月は 入金が 借入合計 三〇、八六七、六〇一円 その他合計 二一、六八九、〇七八円 出金が 借入返済合計 三〇、七六一、七六二円 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−27丁表 その他合計 三〇、〇三六、七七七円 入出金差額が マイナス 八、二四一、八六〇円 差額累計が マイナス 四六、九八六、四七九円 帳簿残高が マイナス 一、六五五、五〇三円 です。 以上が経理元帳を基にして 作った平和ホームズの、 第一勧業銀行高田馬場支店 当座預金口座の入出金状況 です。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−27丁裏 この表の中で 平成二年三月から六月まで 平成二年九月 平成二年一二月 が帳簿残高がマイナスになって いますが、これは最初に説明し たように 実際には銀行の預金元帳が 出金になっていなくても、平和 ホームズでは手形小切手での 支払いはその期日及び振出日 で出金扱いにする ので、それで会社の元帳がマイナス になっているものと思います。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−28丁表 又は、平和ホームズは第一勧業銀 行高田馬場支店と三〇〇万円ま での 当座借越契約 を結んでいましたので、この範囲 内のマイナスであったかも知れま せん。 そして平成三年二月も帳簿残 高がマイナスになり翌三月一日 に不渡りを出してしまったので す。 この表を見ますと月を追うごとに 新たな借入れが増えて行っている のが判りますがこれだけでは会社 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−28丁裏 の経営状態が良かったのか悪かっ たのか判りません。 と言うのは、会社の計画を聞いて いないからです。 しかし、平成元年二月からは 一億円以上の金額 を 不動産購入資金 ということで三和ファクターから借 入れていますが、この借入金額を 全額不動産購入に使っていた 訳ではなく、一部を会社の運転 資金に回していたのは事実でし たので私はこのころから会社 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−29丁表 が資金的に本当に苦しくなっ てきたのではないかと思います。 このとき本職は供述人に示した 株式会社平和ホームズの昭和六二年 八月一日から昭和六三年七月三一日まで の事業年度分の確定申告書の 写し の写し、及び、供述人が作成した 第一勧業銀行高田馬場支店(当座) 入出金対照表 を本調書末尾に添付することとした。 三、次に平和ホームズが倒産した原 因についてですが、私は具体的に は判りませんが、理由とすれば −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−29丁裏 ・営業が受注した工事の見 積りが甘く、利益が上がらな かった。 ・工事が遅れるなどし、遅延金 や業者への余計な出費 が多くなった。 ・不動産購入で借入れが増 えたことにより、毎月の支払 い利息が多くなった ことが考えられます。 このうちどの理由が直接の原因 か判りませんが、いずれにしても 会社の経営方針や事業 計画を立て、資金繰りの −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−30丁表 ことを考えていた のは社長以下会社の上層部の 人達ですので詳しいことは、その 人達に聞いて下さい。 小田恵美子 (印) 右のとおり録取して読み聞かせたところ 誤りのないことを申し立て署名押 印した。 前同日 警視庁戸塚警察署派遣 警視庁刑事部捜査第二課 司法警察員 巡査部長 佐々木正孝 (印) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−30丁裏 <添付書類> 1、「平和ホームズの昭和62年8月1日から昭和63年7月31日までの事業年 度分の確定申告書」写 1部 2、平成3年9月12日小田作成「第一勧業銀行高田馬場支店(当座)入出金対 照表」16枚 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (参考):上記の、平成3年9月12日小田作成「第一勧業銀行高田馬場支店 (当座)入出金対照表」は、何の意味もないシロモノであることが、 下記の画像でわかります。 月日別現金・当座預金(第一勧業銀行)残高表 物的証拠目次に戻る。 最初のページに戻る。