HOMELOGO

さあ、ことしも行ったぞ!北海道
Updated on 2000.11.18.


08/21(月)
晴れ
晴れ
08:00 アンヌプリYHの朝食
 北海道上陸2日目、いよいよ、今日からキャンプをはじめる。(とっても結果的には、テントには2泊しかしなかったわけだけど)。
 綺麗なテーブルでフォークとナイフの食事は、しばらくおあずけ。朝から豪華な朝食というのは、いつものキャンプツーリングとは違う華やかさがありますねぇ。新鮮な北海道の牛乳はおいしい。決して雪印じゃありません。
みなさんも、キャンプの合間にYHを組み入れるのをお勧めします。値段は安いし、最近は家族パスなら、ほとんど家族同室だし、民宿やペンションなんかと見まごう設備のところもあって、長いツーリングだとコインランドリーで洗濯もできたりします。
 年会費を添えて、お近くのYH協会、または最初の1泊目の施設で直接でもOKです。
うう、トマトがぁ...
 そんな中、朝食に出てきたトマトを相手に苦戦を強いられている長男たすくくん。
 鼻を押さえて、飲み込もうとするが、北海道の自然いっぱいのトマトは、なかなか手ごわいようです。朝からゲロはいちゃだめですよ。ほらほら、早く食べてね、出発しまっせ!
09:00 アンヌプリYH出発
 YHのオーナに撮ってもらった1枚。うーん冷静に見ると、大人の数より子供の数が多いですなぁ。
 今日は、天候が悪いので、まずはキャンプ場へ直行し、テントサイトを確保の上、様子をみて山へ行くということになった。
 YHを後にして、ニセコの町へくだり、そのまか真狩村へ直進すると、ほどなく羊蹄山自然公園入り口が見え左折、山に向かっていくと、すぐに真狩村野営場がみえてくる。
羊蹄山自然公園真狩村野営場
 最初に現れる下手にあるのがフリーサイトで、一面芝生で、やや傾斜のついた広いサイト。月曜日早朝ということもあり、これから出発しようとしているのが1〜2組で、がらんがらんの状況。
 さらに山手に進むと林間のオートキャンプサイトもあるが、施設の便利さと、あまり寂しくてもなぁ、ということでフリーサイト側にテントを張ることにした。
 子供たちの諸君!とっとと、テント張ってね!設備と環境、清潔さは申し分ない、特にトイレは、デパートのトイレのように清潔。炊事場は基本的に使わないが、ゴミ処理もマナーがよいのか管理が行き届いているのか、ゴミが散乱しているようなことはない。
 衛生協力費一人400円/泊(すべての人間)。つまり、トイレ使用料ってなもんかな。テント、まき、寝袋も有料で貸し出してくれる。
羊蹄山自然公園真狩村野営場
 今回のキャンプのために、カミさんには内緒で、コールマンのタープを新調して車に積んできた。これまでは、スノーピークのウィングタープを使っていたが、家族が大きくなってきたため、面積の広い、ヘキサタイプに変更。また無駄遣いして、といわれながらも、今回雨にも降られたが新しいタープは十分に効力を発してくれたと思う。タープ代、家計で出してね!
 一方、公称8人用のダンロップのテントは、延び盛りの子供を入れた5人にでは、徐々に狭くなりつつある。次回からは、セカンドテントも併設しないといけないなぁと、持ってこなかったことを悔やんだ。
 この、セカンドテントは、何を隠そう(隠してもしかたないが)、新婚旅行で北海道をキャンプしたときに新調したやつで、ということは、もう10数年も使って(しまって)ある物だ。ちょっと張ってみないと、やばいかも。ダンロップは修理をしてくれるので、防水スプレーをかければ,問題ないとおもうけど、テントも安くていいのがたくさんあるからねぇ。
  ということで、テント設営終了後、さっそくニセコの沼めぐりへと出発するのでした。
ニセコ沼めぐり
ニセコには、たくさんの沼があって、沼めぐりのハイキングコースがしっかりしている。20年前に歩いたときは、今ほどしっかりした木道もなかったような記憶があるが、今回歩いてみて、時間さえあれば、当初の予定通りのハイキングコース(長沼〜神仙沼〜大沼〜五色沼)を歩いてみたかったと思う。
しかし、バスのせいとは言え、結構な標高差であるので、通常のマイカーでのハイキングとしては、ポイントポイントからの往復にならざるを得ないところだ。今回は、カミさんのたっての希望ということで、長沼と神仙沼をハイキングすることにした。
 神仙沼入り口には、立派な駐車場とおみやげ物屋もできており、ここで着替えて、木道を歩いていくことになる。一応、単独行動は避けるようにとなっているが、20年前は、丸一日、それほど開けていない登山道を単独で歩いていたことを考えると、向こう見ずというか、何も考えていないというか、すごい経験をしてたと思う。
長沼
 神仙沼入り口から、しばらくあるき、分岐点を右に進むと長沼に行き当たる。途中では、右手に日本海も眺めることができ、雄大な景色の中での軽いハイキングとなる。
 長沼は人造湖(沼?)だったと思うけど、それほど感動するような景色じゃないと自分は思っています。神秘って感じなら、やっぱ神仙沼だし。
ここは、風の通り道になっているためか、いつ来ても風が強かった記憶しかない。これで、来たのは通産4回目。
長沼でのお昼
 先にテントを這ってきたので、まだ少ししか歩いていないが、調度おひるの時間となった。出掛けに買ってきた(我が家は、昨日から買いこんでいた)、コンビニ弁当、パン、カップラーメンでお昼にした。
 ピークワンストーブなら、すぐにお湯は沸く。しかし、コーヒーを持ってくるのを忘れてしまった。食パンにパストラミハムとチーズをはさんだサンドイッチを作り、カップラーメンにお湯を入れてお昼は完了。
 全員、それぞれにお昼をすませたら、先ほどの分岐点までもどって、今度はメインの神仙沼を目指して歩きます。
神仙沼
分岐点までもどれば、すぐに湿原が見えて、湿原の中の木道を進むとやがて、神仙沼の青い湖(沼)面が見えます。
 ところで、沼と湖の違いってなんでしょう。その場でlじゃけっこう盛り上がっていたんだけど、いまだに正解がわからない。深さ?大きさ?何が基準なんでしょう、小さくても湖と呼ばれるものもあるしなぁ。誰か、正解をご存知の方じゃ、メールまたは掲示板へ書き込みをお願いします。
神仙沼
  新婦、いや神秘です。静かです。沼って、なんでしょうねぇ。ただ、沼を見てボーっとしている時間。水溜りを見ていても気持ちは安らがないけど、沼はいい。でっかい湖より、小さな沼のほうがいい。
 きっと、季節がよければ、高山植物の花がさいていて、もっといいのかもしれないけど、山あいを上ってきて、見えてきた沼のほとりに立つと、ほっとする。さっきの駐車場から、ほんのちょこっとしか歩いていないのに、なんとなくいい。
スケッチ大会
 というわけで、さっそくスケッチ大会です。さあみんな、スケッチブックを広げてください。
 子供の視点て面白い、大人は見えている世界を割と忠実に書こうとする。あたかも写真で切り取るようにスケッチブックに写し取っていく。感じたものを描く、というのはわかっているんだけど、ついつい、そうなってしまう。
 だけど、子供は違う、同じものを見ているのに、そこに描かれる世界は、一人一人まったく違う。
 たとえば、上の写真を見てもらおう。子供たちは、同じベンチに腰掛け、同じ方向を見てスケッチをはじめた。一番年上のお姉ちゃんは、もう大人の視線で者を書いている。長男は、沼の上を泳いでいる水鳥を書いている。次男坊は、なんと目の前の看板を書いている。彼のスケッチブックいっぱいに、「神仙沼」という目の前の看板が描かれていた。
 今日は、テントの設営もあって、ハイキングはこれでおしまい。あとは、温泉に入って買い物をしてキャンプ場に戻ります。
倶知安のダイエーにてお買い物
倶知安最大の(かどうかは知らないが)スーパーダイエーをようやく発見し、今夜のお買い物をすることにした。
 今夜のおかずは,焼肉。いつもは、BBQコンロはキャンプにもっていくことはないんだけど。今回は持ってきたので、焼肉ということになった。本当は、昨年の能登のキャンプで、七輪やBBQコンロと持っていかなかったので、地元のおいしそうな魚を焼いて食べることができず、その反省から今年は持ってきたのでした。でも結局、魚は焼きませんでした。ダイエーは、火曜日定休でした。
倶知安温泉、羊蹄閣
 買い物の後は、温泉。いくつか、温泉の候補はあったのですが、一番近場の「羊蹄閣」というところにしまいた。場所は旭ヶ丘のスキー場の近くで、旭ヶ丘キャンプ場がスキー場の中にあるので、温泉の近いのが好きな人は、このキャンプ場を利用するといいでしょう。
 さて、この「羊蹄閣」。傍目から見たところつぶれかけたホテルという感じでした、なんか一抹の不安を持ちながら料金を支払って中に入ったところ、ホテルは休業中で、現在改装工事中でした。一方、お風呂の方はというと、予想に反して露天風呂もついて、サウナも完備した立派なお風呂でした。特に風呂場から真正面に羊蹄山を眺めることができ、まさに「羊蹄閣」とはいったもので、改装工事の後はさぞや、いいホテルになることだと、勝手に想像させていただきました。入湯料は、大人2人、子供3人で900円。
夕食
 というわけで、キャンプ第1夜の食事はBBQになりました。結局、キャンプサイトには、ほかにも5〜6組のキャンパーはいました。小グループもいれば、夫婦で車に家財装具を満載してキャンプをしている人もいる。バイクでツーリングしている人たちは、ここ、そこで小さくなって他人同士話をしていたりと、静かな夜は更けていくのでした。昨日から飲み始めたニッカのウィスキーの酔いしれる頃は、すっかり真夜中になっており、本州では、きっと熱帯夜が相変わらず続いているんだろうなとおもいながら、ちょうどいい涼しさの中で、シュラフも使わず、寝入ってしまいました。つづく。


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