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さあ、ことしも行ったぞ!北海道
Updated on 2000.11.18.


08/20(日)
曇り晴れ
曇りのち晴れ
05:15-苫小牧港着
 一夜明けて、北海道に近づく頃には、台風もかなり遠くにいってしまったのか、船の揺れも収まっており、予定通りの時刻に、船は苫小牧港に到着。
  05:46下船し、いよいよ北海道上陸。ターミナル前にちょっと車を止めて、船中でチェックしたメールを発信。さて、今日の予定は、支笏湖から美笛峠経由で倶知安へ向かい、目的地のニセコはすぐそこなんだけど、思いっきり遠回りをして積丹半島一周をすることにしている。
 天候はどんよりとした曇り。雨がふらなきゃいいけど。
06:00-苫小牧から支笏湖への道
 国道276号線で支笏湖へ向かう。市内のはずれのローソンで朝食をゲット。相変わらずのコンビニ食事が続く。
 早朝の国道は、車も少なく北海道だし、と思いながらも、スピードは控えめに走る。なんせ、この間の4年前には、しっかりスピード違反でつかまったからなぁ。(後に、慣れてくると結構飛ばしていたんだけど)。まあ、最初からそんなに飛ばすことはないと、後ろからやってくるオートバイや車を先に急がせる余裕の運転であった。
 6:30頃、支笏湖温泉手前をを美笛峠方面に左折し支笏湖畔沿いに走る。
美笛キャンプ場 管理棟
 途中、湖畔に降りることもなく、苔の洞門によることもなく(ゲートがしまっておりました)、そのまま車を走らせた。
 美笛峠に向かうため、支笏湖畔を離れるあたりにあるのが、超有名な美笛オートキャンプ場だ。
 今夜合流する谷田貝ファミリーがとまりにくるというので、ちょいと寄り道して下見をすることにした。
 早朝であるため、サイト入り口はバリケードに鍵がかかっていた。歩いて管理棟の前を通り過ぎようとすると、よっぽど不審人物に見えたのか、管理人らしきおばさんに、「なにしてるんですか!」と怒られる。「キャンプ場の下見です」と答えると、「短い時間でお願いします!」だって、ちょっと印象悪くした。

美笛キャンプ場その2
 サイトは、ガイドブックどおり、湖畔に面した部分(写真左)と、森の中のサイトに分けられ、湖畔に面したテントには、お約束のカヌーが並べられ、カヌーをする人には絶好のサイトのようだ。
 しかし、どんなにいいキャンプ場でも、混雑しているときはなんとも近寄りがたいですね。週末の日曜でもあり、テントの数は本州なみであったが、今日からは少なくなるでしょうとのこと。
 帰りには、妙にやさしくなっていたさっきの管理人のおばさんから、パンフレットをいただき車にもどった。

06:57 美笛峠
 大昔は砂利ダートの峠だったよね。もう北海道でダートの国道というのはないんじゃなかろうか?
 峠を下ってくると、道の駅フォレスト276.。その後もあちこちで見かけることになる「きのこ王国」というドライブインが隣にあった、たしか160円くらいで「きのこ汁」が飲めるはずであったが、まだ営業しておらず、その後も結局飲むこともなく名前だけが気になったままであった。しかも、肝心のトイレも営業しておらず、我慢走りになってしまった。

07:36 京極 噴き出し公園
 羊蹄山のふもとには、いたるところでおいしい自然水が湧出している。その中でも一番有名なのがこの「噴き出し公園」でしょう。
 看板に導かれて到着した広い駐車場から歩いていくと、小さいな谷あいに樋の中を流れていく湧水があり、樋にあけられた穴から、噴き出していた。
周りはひんやりと涼しく、冷たい水をペットボトルに詰め込んだ。
京極 噴き出し公園 その2
 噴き出し公園は、さすがに公園というだけあって、隣には野外ステージやアスレチック遊具などを備えた広い公園があった。
 キャンプ場にしたら快適だろうなと思われるような一面芝生の公園。ただし、キャンプやバーベキューは禁止のようだった。
 ここで、ようやくトイレに駆け込むことができた。そこでのエピソード。さすがに噴き出し公園だ、ここは水には不自由しない土地柄か、公園のトイレの水の流れが尋常でないくらい大量に、しかも普通よりかなり長時間流れてくれるのだ。何もそこまで流さなくてもいいんじゃないの?というくらい。目的物はとっくの昔に流れ去っているというのに、その跡を轟々とダムの決壊のように冷たい水が流れつづけるのであった。
 ちなみに、噴き出し公園の湧水量は1時間に40万家庭の一日分の水をまかなえるくらいの量だそうだ。関西地方での渇水に比べてたら、すごいもんである。
 おいしい水をペットボトルに入れて、次の目的地へと向かった。
08:05 まっすぐな道
 これこれ、北海道といえば、どこまでも延びる直線道路、スピード制限のないアウトバーンといった感じ、だが制限速度は守りましょう、捕まらないようにね。とはいえ、制限速度なんかで走っていると、脱兎のごとく追い越しをかけられてしまいます。特にセンターラインがオレンジから白線にかわるやいなや、一斉に追い越し合戦がはじまることもあり、加速の悪い車は大変です。
 しかし、あちこちでのスピード取締りや、有名な北見や旭川地方でのヘリコプターによる取締りもあるので要注意。参考までに、取締りは、市内の出口あたりで、さあかっ飛ばすぞ、といったところでよくやっています。
 前方がニセコの山々のはずなんだけど、天気がすぐれないですね。
09:00 余市 ニッカウィスキー原酒工場
 倶知安で国道5号線に乗り換え、余市をめざす。ようやく晴れ間もひろがってきたようだ。
 かつて学生の頃に、クラブ仲間の関田くん、岩井くんと来たことがあるニッカのウィスキー工場へ、また来ました。もちろん目当ては、工場でしか手に入らないウイスキー、モルトを求めて。
 子供たちには、社会科の見学ということで、どうやってお酒ができるのかを調べてもらいました。ほとんど親の趣味なんですが。駐車場は、道路を挟んで工場の前にあるが、気がつかずに、隣の敷地にある道の駅に車を止めて、歩いてきました。
余市 ニッカウィスキー工場その2
 ちょうど、9:00からの工場見学コースが始まったばかり(無料)だったので、案内のお姉さんの後ろについて歩く。しかし、観光バスの一団と一緒のため、ほとんど説明は聞こえない。まあいいか、こちとら、早く無料試飲コーナーに行きたいだけなんだから。
昔と違っているのは、見学コースがちょっと長めになっており、途中にも無料の試飲コーナーがあった。ここにモルトの原酒の年代ものがおいてあり、有料販売をしている。これこれと思いながら、値段を見てびっくり!とりあえず、ワンショットで我慢させてもらうことにした。お金に余裕の在る方はどうぞ。
余市 ニッカウィスキー工場その3
 いよいよ、無料試飲コーナー、テーブルにすわって、気がすむまでニッカのウィスキーとワイン、シロップを飲むことができる。こんな朝早くからそこまで飲むことはないのに、と思いながら、ついつい無料だと杯が進んでしまうのが、のん兵衛の悲しい性。
 お昼まで運転変わってねとカミさんに頼んで、まだまだ飲む。売店でスモークチーズも買いこんで、またまた飲む。
 高い原酒は買えなかったけど、今夜のための限定ウィスキーを購入し、工場を後にした。
毛利さんの記念館「余市宇宙記念館スペース童夢」
 工場のすぐ隣(道の駅のとなり)にあるのが、スペースシャトルで宇宙に飛んだ日本人飛行士の毛利元就じゃなくて、毛利衛さんを記念して建てられた施設。張りぼてのスペースシャトルが飾られ、いかにもというような外観。入場料1200円では、我が家の足を引き止めるべくもなく素通り。無重力体験コーナーもあるそうなので、宇宙飛行士になりたい人は是非体験してみるといいだろう。と無責任なガイドでした。
10:20 積丹半島へ
 余市からは、国道229号線で一路神威岬をめざす。がその前にお昼ごはん。
 かつては、積丹半島は一周することができず神威岬は往復するしかなかった、またトンネル事故があったのもまだ記憶に新しい。だが、海はとても綺麗で、20年前とほとんど変わるところはないようだった。
 
11:20 漁師直営お食事どころ中村屋
 本日のメインイベント食事となる、海鮮丼を食べにやってきました。ガイドブックにも紹介されていて有名なお店のようで、まあ、しらないところに入ってハズレを引くより、値段もわかっているお店がよかろうと選んだのが中村屋。
 左の写真は1500円のいくら丼です。プチプチのいくらがのっかったご飯はおいしい。だけど、やっぱ1500円は観光地値段かなぁ?それともやっぱりスーパーで買ういくらとは、一味違うのかなぁ?その辺がよくわからないのでした。
積丹でのお昼その2
 そして、これが2000円の三色丼。ウニ丼だと、全面ウニの攻撃で3000円ってところでしょうが、そこはいくらと甘えびでもって、ややランクを落として値段に値頃感を出しているが、食べるほうにしてもそれはそれで、リズムもよくいいんじゃないでしょうか?大昔、欲張ってウニ丼の大盛りを食べて気持ち悪くなった記憶があるので、珍味はほどほどにというのは、そのときからの自分の訓戒となっている。
 ちなみに、余市の駅前に激安の食堂があるらしい、情報は近辺のYHで入るらしいが、それよりも余市駅前に行けが、すぐわかるらしい。
 前情報のなかった我が家は、ちょっと損をした気持ちになった。
12:00 神威岬
 20年前に神威岬に来たときには、今の駐車場よりずっと手前の海岸線から、えっちらおっちらと歩いて行き、途中「念仏トンネル」という手掘りのトンネルを抜けていく必要があった。この「念仏トンネル」というのが、手掘りで両側から掘り進んだところ、かなりの測量ミスのため、真中で1m近くもずれてしまい、クランクになっている。しかも人が1人立って歩けるくらい。中には電気がないので、真っ暗。まさに念仏を唱えながら手探りで先へ進むというスリルのあるものであったが、今では、岬のすぐ近くまで道路が延び、駐車場からは20分程度で、かつての女人禁制の岬へ立つことができる。
 新しい歩道から、かつての海岸線沿いの遊歩道や念仏トンネルも見えるが立ち入り禁止になっていた。
 それにしれもきれいな海。そして、その海のかなたを通り過ぎるフェリー。「あれは、新日本海フェリーかな?あっちに乗りたかったなぁ」とカミさん。「まだいうかぁ!」。
神威岬その2
 関田くん,岩井くん、この写真の岩を覚えていますか?20年前にもあった、今にも崩れ落ちてしまいそうな砂岩の上にのっかた人型の岩。海を覗き込んだような格好をしたいわは、いまでもそのままありました。次の20年後には風化しているかもしらないけど。ひょっとして、足元をこぬリートで固めているんじゃないのか?という疑問を持ちながらも、積丹半島の残り半分へと車を走らせるのでした。次は、いよいよニセコ。
13:47 岩内にて給油
 北海道は、ガソリンが高いですね。埼玉が安すぎるのかもしれませんが、それにクレジットカードが使えないところが多いのには閉口してしまいます。
 なおかつ頭にくるのは、現金とカードの金額が一気に10円くらい上がってしまうこと、結局現金で払うことになるんだけど、北海道ってクレジット会社嫌いが多いのだろうか?
 これは、あくまでも想像なんだけど、夏の観光客は地元の安い店なんか知らないし、システムも分らないから、いいように騙されているだけなんじゃないだろうか? 
14:20 ニセコ イワオヌプリ前のお花畑
 明日のニセコ沼めぐりの下調べとしてやってきた五色沼あたり。ハイキングの帰りのバスの時刻表を見に来たんだが、これがまたきれいな時刻表で、ほとんどバスが走っていない。そりゃ、今どきの観光客は専用の観光バスかマイカーで来るんだから、JRの路線バスなんか走らせている暇なんかないかもしれないね。
 結局、バスを利用しての沼めぐりハイキングはあきらめることになり、しかたないので、今日はイワオヌプリ前のお花畑(らしきところ)をちょいと歩くだけにした。まあ、季節が季節なら、たくさんの高山植物が咲いていると子なんだろうけど、夏も終わりのこの時期じゃ、何にもないのよね。
 雲行きもあやしくなってきたようだしと、短めに切り上げてふもとへ下りました。五色沼温泉の露天風呂はお花畑のハイキングコースから、丸見えです。双眼鏡で除いてもいいですが、価値があるかどうか。
15:14 ニセコ 大湯沼
五色沼方面から下ってくると、チセヌプリのふもとあたりから、異様なイオウのにおいが漂ってきます。ここにあるのが源泉の大湯沼。
 一周できる遊歩道のつけられた熱湯の沼からは、たえずボコボコとお湯が沸いており、イオウが沈殿している。このイオウのガスでやられたんだと思われるトンボや蝶の死骸が沼の表面に、たくさん張り付いていた。あったかそうな温泉だなぁと近づいてきたものの、その毒ガスにやられたほうもたまったもんじゃないね。ってことは、人間にも少なからず影響があるかも。
 となりには、日帰りの温泉施設もある。
15:42 ニセコ さかもと公園の甘露水
どのガイドブックにものっているが、昭和29年に天皇皇后両陛下がニセコにやってきて、ここの水を飲んだときに「甘露である」といったために、「甘露水」という名前がついた天然のミネラルウォーター。
 もうちょっと、ひねった言葉でも言ってくれれば、また違った展開になったのかもしれないが、京極の噴き出し公園に比べると、こじんまりとし小さな公園である。ここの湧水、時間とともに時折、突然どばーっと噴き出したりして、よっぽどこちらのほうが噴き出し公園という感じである。ただ、ニセコの水と、羊蹄山の水の味の違いが、またもやよくわからないお父さんでした。
15:54 ニセコ アンヌプリYH
家族パスを更新してから、毎年1回は家族でYHに泊まっている。今夜は、新潟から室蘭経由でやってくる谷田貝家と合流するため予約したアンヌプリYHである。
 食事のメニューが評判のYHで一度はとりたいとおもっていたところ。もうじきはずれなのか、一応は満員だったようだが、もともと定員を絞っているYHなので、混雑しているという感もなく、気持ちの言い夜を過ごせた。
 部屋は、山小屋風というかオーナーが自ら手作りで作ったらしく、ユニークな作りになっている。お風呂はせまいが、家族でも入れる。子供たちはほかの家族で来ていた男の子とすぐに友達になって遊んでいた。
18:00 YHの晩御飯
 待ちにまった夕食。これまでのYHのイメージとはぜんぜん違いコース料理となっている、しかもグラスワインのサービス付きだし、ビールだって飲めちゃう。今夜のメニューは、 サラダにスープ、ポテトのグラタン、ポークソテー、もう1品にパンとコーヒーデザートまで付いている。これで夕食代は1000円は安いですよ。
ただねぇ。オーナーさん、やたらせわしなく、空いた皿を下げるのはやめましょう。なんだか、もぐら叩きのように、空いたかと思うと、にゅーっと手が伸びてきて皿を持っていってしまう。たしかに、流れは大事なんでしょうが、ちょいと気になりました。でも人柄はとってもいい人です。
谷田貝班合流
 室蘭から谷田貝家到着、食事の時間にまにあわずセブニレブンでお弁当買っての登場である、今日から3泊の間一緒だ。
 今回は、3女の面倒を見ている奥さんは実家に留守番で、二人のお嬢さんをつれてのキャンプです。
YHで乾杯
 最近のYHではお酒を飲めるところが多くなっている。しかも、持込OKで、頼めばこのように、グラスに氷は無料でサービスしてくれる。ちょっとしたペンション風のダイニングで、工場限定のウィスキーを飲めるなんて、ちょっと幸せ。
 ところでこのアンヌプリYH、事前の見かけや食事の内容とはうらはら(っていうとオーナーはどんな気がするんだろうか?)に、宿泊している若者(自分らからすれば)は、昔ながらの旅人ぽい人が多かった気がする。車やバイクで来ているが、JRで歩きという人もいた、ご苦労さま。ちょっと牢名主っぽい人もいたり、だいぶYHによって違うんだなlという気がした。さて、あしたが、天気悪そうだし、どうする?


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