フォトレタッチソフトでつくる  ばーちゃるばるーん
step 1
パソコン上で下絵を描きます。筆者はドロー系のアプリを持ってないため、これもPhotoshopで描きました。注意点としては、絵は背景に直接描かずレイヤーを1枚張り、そのレイヤー上に描くということです。下絵は透明なシートに書かれているような感じになります。背景を隠すとその様子が良くわかります。この方が後で写真に合成するとき、白い背景を飛ばす手間がなくなりずっと楽です。


背景の表示チェックを外す


背景を隠した状態

step 2
風船の写真と絵を単純に重ね合わせると、平べったい感じが出てしまい不自然なので、あらかじめイラスト側に球面フィルタで表面を丸める加工をします。
このとき風船の大きさに合わせて球面フィルタを掛けないとバランスが取れないので、まず風船の大きさに合わせて新規の画像を作ります。選択ツールを選んで、風船の外郭に合わせて選択し、そこでコピー (Ctrl+C)を実行します。


選択ツール

風船の輪郭に合わせて選択、クリップボードへコピー


step 3
新規 (Ctrl+N)で新しい画像を起こします。テンポラリな画像なのでファイル名は何でも構いません。Photoshopの場合、クリップボードに転写された画像と同じ幅、高さがあらかじめ設定されるので、このままOKをクリックします。
ソフトによっては「編集 - 新規ドキュメントとして貼り付け」などというコマンドになっているものもあります。その場合、新規作成するとクリップボードの画像が貼り付けられてしまうので、全選択・消去して白紙の状態にします。


step 4
step 3で作成した白紙に、風船に合成したいイラストを貼り付けます。イラストのウィンドウをアクティブにした状態でCtrl+A、Ctrl+Cで全面選択・コピーして、次に白紙のウィンドウをアクティブにしてCtrl+Vで貼り付けます。


step 5
Ctrl+Aで全画面を選択しておき、続いてフィルタ - 変形 - 球面コマンドを選びます。球面フィルタはほとんどのフォトレタッチソフトに用意されているはずです。
球面フィルタのダイアログが開いたら (右)、高さ100%に、画像モード両方向 (球)にして、OKをクリックします。


step 6
これでイラストの表面がやや球状に見えるようになりました。いよいよ風船の写真との合成です。