間違いだらけのネットワーク作り(1347)2024/1/18
固定電話番号のクラウド集中(1347)

13日月曜日に小金井公園の梅園で開花第一号の梅が咲きました。 「長寿」という縁起のいい梅で、青梅地方に伝わった品種だそうです。 この梅園には約30種90本の梅があり、これから3月末まで早咲きの品種から遅咲きまでだんだんと開花するのを見るのがウォーキングの楽しみです。 大寒は20日ですが、日が少しづつ長くなり、梅も咲いて春が近づいているのが実感できます。


固定電話番号のクラウド集中

2024年あたりから、クラウドPBXで拠点に電話回線を引かず、固定電話の回線と番号をクラウドに集中する事例を眼にするようになった。 例えば、東京本社で使っていた03で始まる代表電話番号をクラウドのIP多重電話回線に移してしまい、東京本社の電話回線は廃止するのだ。
代表電話へかかって来た電話はクラウドPBXに着信し、東京本社の内線電話、つまり通話アプリを搭載したスマホや固定電話機を呼び出す。 スマホが応答すればスマホに転送して着信させる。 スマホには発信元の電話番号が表示される。
拠点に電話回線を引かないので、ゲートウェイも不要だし、スマホをクラウドPBXの端末として使えば固定電話機を大幅に減らせるため、電話システムの設備が激減する。
固定電話番号のクラウド集中が可能になったのは総務省による固定番号の利用規制が緩和されたからだが、ルールがないわけではない。

「電話転送役務の提供ついて」

このチラシにルールが説明されている。 この中にある「本人確認」や「拠点確認」の方法はクラウドPBXによって違いがある。 これからも費用がかかり過ぎるレガシーなPBXを止めて、クラウドPBXでスリム化を図る企業が増えるだろう。 企業がクラウドPBXを選択する際にはクラウドに固定電話番号を集中できるか、本人確認や拠点確認の方法はどうなっているかチェックする必要がある。

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