タイトル けも・こびるの日記
内容(参照)
「少年サンデーグラフィック うる星やつら 11」より
初出掲載誌 少年サンデーグラフィック うる星やつら 1〜11
発行元 小学館
単行本 未収録


<解説>

 高橋留美子先生がるーみっくプロの内輪ネタを漫画にした作品で、流れとしては「小池一夫原画村塾」に描いてきた作品の延長線上にある。近況報告に近いこの作品は、少しでも高橋先生のことを知りたいファンの立場からすれば、非常にうれしい作品であった。

 この作品から、ファンは高橋先生がかつて五目ヤキソバに凝っていた事実や、その頃、五目チャーハンを注文しようとして、習慣からつい五目ヤキソバを頼んでしまったというエピソード、引っ越しの際に、元住んでいたマンションの向かいのうどん屋さんに原稿を忘れたまま、しばらく放ったらかしにしていたエピソードなどを知ることができたのだ。

 また、当時のアシスタントの中野まき子さん、さいとう邦子さん、担当のO島(仮名)記者、ありとー記者などがこの作品を通して有名になった。

 しかし、途中からネタ不足等の理由で2人のアシスタントとの合作(ページ分担)となったりして、若干盛り上がりを欠く結果となってしまった。

 それでも、最終話にあたる島本和彦先生がるーみっくプロを訪れた際の話、サブタイトル「炎の訪問者」は、全編高橋先生の作品で、「けも・こびるの日記」の中でも最高の傑作と言える。


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