タイトル | 怪猫・明 |
内容(参照) | 「高橋留美子傑作短編集 2」より |
初出掲載誌 | 小池一夫劇画村塾 第4号 |
発行元 | 小池一夫劇画村塾事務局 |
単行本 | 単行本:るーみっくわーるど 2 高橋留美子傑作短編集 2 |
<解説>
小池一夫劇画村塾OGとして、ゲリラ村塾というコーナーへのゲスト執筆作品。「けもの24時間」「?の疾病」とこの「怪猫・明」、この辺の作品の流れが、のちの「けも・こびるの日記」のノリにつながって行っていると言える。
また、この小便たれの明の一件が「めぞん一刻」の猫の響子に結びついていることは想像に難くない。
作品では愛敬を振りまいた明だが、かわいそうなことに飼い主に返して2週間ほど後に、バイクにはねられて死んでしまったということである。
初出掲載誌の「小池一夫劇画村塾」(コミック劇画村塾とは別もの)は、本来、塾生や関係者のみに向けて発行される非売品なのだが、この「怪猫・明」の載った4号は、ビッグコミックスピリッツ(1981年19号)で50名へのプレゼントがあり、他の号と違って一般読者の手にも渡っている。
尚、初出掲載時は、先頭ページ5コマ目の「どおしたのだ?」という台詞の「ど」の字が欠落している。