間違いだらけのネットワーク作り(1127)2020/9/19
ハイパースケールデータセンター(1127)

朝、ウォーキングをしている小金井公園ではコスモスが三分咲きになりました。 あと、1、2週間で満開でしょうか。 コスモスを見るといつも思いうかぶのが荒井由実の「晩夏」です。 ちょっと物悲しい感じがいいですね。

 

第6回打倒!コロナ研究会は10月3日(土)19時から開催します。 講師はNHKテクノロジーズの岡田俊一さんです。 テーマは「 ユニバーサルメディアとAI技術〜役立つ字幕から楽しめる字幕へ〜」です。 岡田さんが開発した聴覚障害者のための字幕で、AIが感情をとらえてそれを表すフォントで字幕を作る技術です。 いつもとは違う世界の話が聴けそうです。 プログラムをは下記のリンクにあります。

第58回情報化研究会・第6回打倒!コロナ研究会

ハイパースケールデータセンター

今週のICTのニュースで眼にとまったのはこの記事です。

千葉・印西で巨大データセンターの建設ラッシュ、クラウド大手をひき付ける秘密

印西市がデータセンター銀座になっているとは知りませんでした。 残念ながら有料記事なので印西市がクラウド大手を引き付ける理由が書いてある後半は読めません。 都心と比べて土地が安い、地盤が良い、電力やネットワークのインフラが充実してる、といった理由があるのでしょう。

気になったのは「ハイパースケールデータセンター」という言葉です。 どんなデータセンターのことを言うのでしょう。 ハイパースケールデータセンターとは大規模なコンピューティング能力を必要とする巨大な企業が構築するデータセンターで、IDCの定義では5000サーバー以上を格納する、1000平方メートル以上のDCだそうです。 1つの施設になるべく多くのサーバー、ネットワーク機器、空調設備等を集積した方がエネルギー効率が高くなるため、ハイパースケールが追及されるようです。

実は私もデータセンターに高い関心を持っていた時期があります。 首都圏に本社があるお客様があろうことかアリゾナのデータセンターにサーバーをハウジングして使い始めたのです。 米国のデータセンターと日本のデータセンターのコストパフォーマンスの差に驚いて、いろいろ調べました。 それがこの記事です。

間違いだらけのネットワーク作り(559)2008/10/18 「データセンターにまつわる数字」

古いですねえ。 データセンターの電力効率を表す指標としてPUEというのがあります。 この記事を書いた2008年当時はIT機器が消費する電力の1.5倍を空調が消費していました。 PUEは2を超えていて非効率でした。 それから12年が経過して、現在のハイパースケールデータセンターでPUEはどの程度まで下がっているのでしょうね。

あらためて思うのはクラウド、クラウドといっても実体はデータセンターだということです。いかに効率の良いデータセンターを作るかが、クラウドサービスのコストパフォーマンスにかかわってくるのでデータセンターはこれからますます重要です。

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