韓国ドラマ「サンドゥ、学校行こう!」ソウル-南海旅行記
               (2004年3月20日〜3月23日)


         
 昨年、韓国で放映された人気ドラマ「サンドゥ、学校行こう!」(韓国語:サンドゥ、ハッキョカジャ!)をKNTVで見て以来、そのストーリーの面白さとロケ地の景色の良さが気になりだし、今回ロケ地めぐりをかねて3泊4日で訪韓した。
 韓国ドラマ「サンドゥ、学校行こう」の主演者は、韓国人気歌手のビ、女優のコン・ヒョジンである。このドラマの舞台となっている場所は主に2ヶ所である。ソウルの五山高等学校と韓国の慶尚南道にある南海郡である。ソウルから南海まではバスで約4時間30分かかる。約450キロである。
 今回のドラマの撮影地は訪問に関して日本にあるガイドブックは全く役に立たないため、あらかじめ韓国の各種関係ホームページを調べ、そして韓国の友人に色々教えてもらった。

3月20日(土)
 韓国へ行く時、普段は成田空港まで長い時間をかけていくのであるが、今回は最近開設された羽田⇔ソウル・金浦便を利用した。羽田空港までは自宅の最寄り駅から電車1本で行けるし、時間もかなり節約できた。今回利用する便はJAL8831便(羽田11:00→ソウル金浦13:25)、帰りはJAL8832便(ソウル金浦15:00→羽田17:00)である。
 羽田空港から海外へ行くのは2000年に台湾へ行って以来である。国内線ターミナルと国際線ターミナル間を無料バスが頻繁に出ている。
成田空港では時間のかかる手荷物検査、出国手続きも羽田空港ではあっけなく終わってしまった。
 行きの便は相変わらずほぼ満席であった。簡単な機内食を食べてたり、本を読んだりしているうちに定刻よりも若干早く金浦空港に到着した。着陸し、窓から見える飛行機のほとんどが大韓航空やアシアナ航空であることを確認できると、韓国へ来たんだという実感がわいてくる。
 金浦空港は数年前によく利用していたが、国際線ターミナルはきれいに整備され気持の良いビルになっていた。ここからソウル市内各所にリムジン、市内バスが出ている。今日は、どこに泊まろうか飛行機の中で考えていたが、明日の南海行き高速市外バスが発着している南部バスターミナルに近い場所にした。
1月に社員旅行で韓国に来たのであるが、滞在した新沙駅近くのホテル向かいに安そうな韓国旅館があったのを思い出したのである。ここからなら南部バスターミナルにも近いし、周辺の地理もわかるので安心である。
 金浦空港からリムジンバスに乗り、ソウル市内へ向かった。2500W(250円)であった。やはり、インチョン空港からの運賃よりだいぶ安い。
1月訪韓時の記憶を元に何とか迷うことなく新沙駅近くの旅館へ着けた。旅館のおじさんに今日の部屋が空いているか尋ねるとあいているとのことであった。
韓国語で「あなたは日本人?韓国語がうまいですね」といわれたので、「いやいや〜^^」と答えると、笑っていた。このようなちょっとしたやり取りが後になってよい思い出になる。
 部屋は韓式旅館独特のオンドル部屋、すでに床が暖かくなっていた。そういえば、今日のソウルは3月にしてはとても暖かい。部屋は思っていたよりも広く、きれいであった。時間がもったいないので荷物の整理をし、さっそく外に出た。今日はこのあと、韓国ドラマ「サンドゥ、学校行こう」のソウルのロケ地を訪問し、その後、韓国の友だちが以前働いていたC潭洞にある高級カフェに行く予定である。ここは、韓国の俳優など、有名人がたくさん来るそうである。コーヒー1杯8000W(800円)であると聞き、どんなコーヒーなのか、コーヒー好きの私は以前から気になっていたのである。
 「サンドゥ、学校行こう」のソウルでの主なロケ先は龍山区にある五山高等学校である。ここは、韓国の友だちによれば、かなり学力が上の学校だそうである。五山高校への行き方はインターネットで調べた。国鉄西氷庫駅より市内バスで5分くらい、終点の普光洞で降りる。ここから学校までは案内板が出ているし、ドラマのなかでも通学風景が出てきたので容易に行く事が出来た。
 バス停から歩いて5分くらい、漢江沿いの高台に五山高校はあった。
 
写真左:市内バス普光洞付近。この光景はドラマの中に通学風景として出てくる。
写真右:五山高校正門前。正門前には学生相手の屋台がいくつか出ていた。学校の回りはごみごみとした昔ながらの街並み。


  
写真左:学校守衛室。サンドゥが守衛として働く場面があるが、この守衛室はドラマでよく出てきた。
写真右:校庭と校舎。ドラマでは南海へ修学旅行へ出発するシーンでこの光景が出てきた。

 学校の校庭は高校生がたくさんいるかと思ったら、放課後のせいかほとんどなく、かわりに地元のから来ていると思われる中年の人たちがグラウンドをぐるぐると回って散歩をしていた。今回、五山高校の敷地内に入るに際して守衛室でどのように韓国語で許可をもらおうか考えていたのであるが中には誰もいなかったし、このように学生以外の人たちが自由に出入りしているので安心して見る事が出来た。 
 1時間ほどかけてゆっくり高校内を見た。ところどころにドラマで見たのと同じ光景が確認できた。ドラマと同じ光景を実際に自分の目で確認できた瞬間はドラマの中に入り込んだようでいつも何とも言えない良い気分になる。 
 日がだいぶ傾いてきたので次の場所へ向かった。韓国の友だちが以前働いていた、高級カフェ「HARUE」である。
「HARUE」は、C潭洞という高級ブランド店ばかり集まったハイソな雰囲気の街にあった。地下鉄C潭洞駅から歩いて15分くらい、あらかじめインターネットで用意した地図の通りいくと難なく見つける事が出来た。日本のガイドブックにも清譚洞は高級カフェが集まった地区として紹介されているが、この店はどの本にも出ていないようだ。店名の「HARUE」、最初友達から聞いた時は日本の女の人の名前かと思った。が、実は韓国語で「一日に」と言う意味である。つまり、コーヒー豆の徹底的な管理の関係から1日分のコーヒー豆しか用意しないということからきているそうである。この店は韓国の俳優がたくさん来るそうで、秋の童話に出ていたあのソンヘギョも来たそうである。
メニューはコーヒー類、ケーキ類ともにかなり種類が多い。そして聞いていた通り日本のホテルよりも高い値段である。私はその中からハルエラテとニューヨークスタイルチーズケーキを注文した。全部で16000W(1600円)くらいだったと記憶している。しかし、ハルエラテはとても香りがよく味にも厚みがあり、チーズケーキも本当に満足できる味であった。チーズケーキは相当の量であった。店内はジャズが流れており雰囲気も良かった。やはりその雰囲気と土地柄からか、若い客が多かった。
  
写真左:C潭洞の高級カフェ「HARUE」地下鉄C潭洞駅から歩いて15分くらい。
写真右:ハルエラテとニューヨークスタイルチーズケーキどちらも本当に最高の味。
夜は、いったん旅館へ戻った後、近所のPCバンへ行った。韓国ではどこでもPCバンがたくさんあり、インターネットを見たい時にいつでも安い値段で見る事ができる。私は旅行中、毎日かならずPCバンへ行って快適なPC環境でインターネットを楽しんだ。自宅への連絡も国際電話は高いので電子メールで済ませた。
  
写真左:初日に宿泊した地下鉄新沙駅近くの韓式旅館。建物は古いが、中はかなり清潔感がある。
写真右:オンドル部屋は本当にぽかぽかで気持ちよい


3月21日(日)
今日は早起きして南海へ向かう。南海はソウル南部バスターミナルより市外バス(高速バス)で約4時間30分、ソウルの南450キロ、文字通り韓国の南海岸にある小さな町である。日本のガイドブックには載っていない。運賃は21700W(2170円)という安さ!!バスのシートは優等高速バスのシートと同じで1列と2列のシートに分かれていた。シートはかなり大きく足も充分に伸ばせるので長時間でも疲れはそんなになかった。バスに乗るとちらほら慶尚道方言が聞こえてきた。これから故郷に帰るのだろう。バスは南部バスターミナルを出るとすぐに高速道路を猛スピードで南へ向かった。途中、2時間半ほどしてからサービスエリアで20分トイレ休憩があった。韓国語でしか20分休憩のアナウンスが放送されないので要注意。私はトイレの後サービスエリア内の売店でホトックと飲み物をを買い昼食にした。韓国のサービスエリアは日本のそれと雰囲気はよく似ている。
 バスは高速を降りてからも猛スピードで飛ばし、南海には本当に時間通りに着いた。途中、ドラマに南海も出てきた(というよりこのドラマのシンボル)南海大橋を通った。ドラマと本当に同じだし景色も美しいし感激である。
 南海バスターミナルは南海大橋から10キロほど離れた場所にあった。このあたり一帯が一番のにぎやかなエリアらしい。今はちょうど2時過ぎである。今日はどこに泊まろうかとあたりを見ると遠くの方に旅館がいくつか見える。近くにはないのかと見ると....あった!なんと南海バスターミナルの上が旅館になっている!南海プラザ旅館。さっそく今夜の部屋があるか聞きに行くと旅館のおばさんは「ネー」といった。オンドル部屋とベットの部屋があるそうなので私は迷わずオンドルの部屋をえらんだ。部屋はとても広くここもまた清潔な部屋であった。1泊25000W(2500円)の安さ!ソウル市内ではなかなかこの値段では泊まれない。部屋から外を見ると付近は山が接しており、畑もたくさんあるようだ。ソウルとは違い、ほんとうに鄙びた田舎の風景が広がっていた。
  
写真左:南海プラザ旅館のルームキー。616号室。キーの後ろは夜食の出前メニュー。隣は釜山牛乳^^
写真右:広くてきれいなオンドル部屋。ぽかぽかなのでふとんは一枚で充分。


 荷物を置き、ドラマのシンボル的ロケ地、南海大橋へ向かう。韓国で買った国内向けのガイドブックによると南海大橋自体が観光名所になっているらしい。南海の市内バスは路線がよくわからないので、タクシーを拾って向かった。タクシーの運転手は色々と私に質問してくるが非常に慶尚道なまりが強くて聞き取りにくい。ただでさえ普通の韓国語も完全ではないのに...。慶尚道方言は聞いていると怒っている感じに聞こえる。日本の九州の方言みたいである。
 20分くらいで南海大橋に着く。ドラマそのものの光景が広がっていた。南海は小さな島でこの南海大橋によって交通の行き来が可能になっている。橋の長さは数百メートルはあると思う。歩いて10分くらいかかったから。南海大橋から見る景色も付近から見る南海大橋も本当に良い景色である。
  
写真左:橋の両サイドに南海郡の旗と韓国国旗が掲げられている。
写真右:南海大橋入り口。橋を渡りきるのに徒歩で10分くらいかかる。 


  
写真左:ドラマで付近の旅館に泊まったサンドゥとウンファンが朝、歩いた道!!
写真右:南海大橋全景。


  
写真左:上の写真をもう少し遠くから見るとこんな感じ。
写真右:ドラマでサンドゥとウンファンが泊まった旅館から見た南海大橋。ドラマでもこの写真と同じ光景が出てくる。


  
写真左:南海大橋下は漁村になっている。牡蠣の貝殻が山積みされている。
写真右:ドラマでサンドゥとウンファンが泊まった旅館。パラダイスモーテル。中央の白い建物。

 南海大橋の景色があまりにもきれいなのであちこちから写真を撮って歩き回った。韓国本土側の橋付近一帯は漁村になっており、あちこちで牡蠣の貝殻が山積みになっていた。また、海の町らしく、海産物の食堂や釣り道具店がたくさんあった。
 いっぽう、南海郡側の橋付近一帯は観光化されており、モーテルやお土産店がたくさんあった。南海大橋を充分に楽しんだ後、私は南海バスターミナル付近へタクシーで戻り、付近の散策をした。このあたり一帯が南海で一番賑わっているところらしい。昔ながらの市場があり、海産物がたくさん売られていた。
 
写真左:昔ながらの市場。南海常設市場。海産物、野菜、乾物、何でもある。懐かしい雰囲気。
写真右:市場で売られていたいちご。韓国のいちごは細長く、とても甘い。

 
  
写真左:途中で見つけた小さなお寺。
写真右:南海バスターミナル付近はこんな感じの街。


3月22日(月)
 今日は市外高速バスで再びソウルへ戻る予定である。朝食はバスターミナル内の食堂でテンジャンチゲを食べた。キムチや海苔などのおかずがたくさん付いて4000W(400円)。バスの運転手がたくさん食べに来ていた。9時過ぎ発のソウル行きバスに乗る。ターミナル内のバスチケット売り場の窓口にハングルで「オソオシダ」と書いてある。オソオセヨ(いらっしゃいませ)の慶尚道方言だろうか?バスは出発して約2時間30分くらいすると、例によって休憩のためサービスエリアに寄った。私ははやくもお腹がすいたのでサービスエリアの売店で韓国海苔巻きを買った。チュンムキムバブとよばれる海苔巻きで、一口サイズの海苔巻きとイカキムチ、大根キムチ、紙コップで水がもらえて3000W(300円)だった。海苔はごま油の香りがとても良く、おいしかった。
  
写真左:南海バスターミナル内の食堂で食べたテンジャンチゲ。おかずがたくさん付いて4000W(400円)
写真右:高速道路のサービスエリアで買った海苔巻き。
 午後2時過ぎにソウルに到着、その後チョンロにある以前泊まった韓国旅館へ行った。ここは美都旅館といい、地下鉄駅や繁華街に近いので便利である。旅館のおじさんは少し日本語も話せる。1泊35000W(3500円)荷物を置いた後、久しぶりに東大門付近を見に行った。ここはいつでも多くの人たちで賑わっている。特に買いたいものはなかったがブラブラしているだけでもとても楽しい場所である。その後、電気街のある龍山へ行った。韓国映画のDVDを買うためである。運良く、前から欲しいと思っていた「北京飯店」を手に入れることが出来た。韓国のジャージャー麺を扱う中華料理店を舞台にしたドラマである。「王様のレストラン」の韓国版といってよいだろう。夜は旅館付近の清進屋というヘジャンクク専門店でヘジャンククを食べた。少しレバー独特のクセがあるが、お酒を飲んだ後に体によいそうである。そして明洞の繁華街を歩き回り、また、PCバンでインターネットを楽しんだ。

写真:ソウルの繁華街、チョンノの裏道にある美都旅館。日本語を話すおじさんがいる。

3月23日(火)
 早くも帰る日である。しかし、今回は金浦空港発なので時間がある。朝、昼は新しくなったソウル駅構内のフードコートで食事をした。朝は部隊チゲを食べた。価格は5000W(500円)。若干高めである。このフードコートは中央のレジで食べたいものの食券を買う。そして、食券に書いてある番号が呼ばれたらカウンターに取りに行くシステムである。部隊チゲは具がたくさん入っており、また、辛くておいしかった。この後私は新しいソウル駅をしばらく見た。4月には韓国にも高速鉄道(新幹線)が開通するそうである。時折試運転している新幹線を今回の旅行中に見る事が出来た。
 午前中は昨日に引き続き東大門市場付近を歩き回る。ガラクタ市場と呼ばれるノミ市が東大門の運動場で行われている。これは非常に面白かった。古い電話機、北朝鮮の紙幣、携帯電話、ACアダプター、テレビのリモコン、目覚まし時計、何でもあった。その後、新村へ行き、韓国のエリート大学である延世大学を見にいった。構内では各種サークルの募集ポスターがあちこちに掲げてあった。新村は学生の町らしく、安い食堂や居酒屋がたくさんあった。新村駅前には古い市場もあり、楽しむ事が出来た。
 午後は早めに金浦空港へ行った。金浦空港のそばにEマートという大型ショッピングセンターがあるのを行きに見て気になっていたのである。ここは本当に広くて何でもあるショッピングセンターだった。1時間ほどここで買い物をした。
 帰りの飛行機は金浦空港15:00発、羽田空港に17:00着である。
  
写真左:延世大学。とても広い。韓国のエリート校。構内は学生による校内放送が延々と流れていた。
写真右:新村駅前の市場。懐かしい雰囲気がたくさん。


こちらにもサンドゥロケ地めぐりの旅行記(2006年5月訪韓時)があります。


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