・松戸市の松井さんがこのお話の絵をGIFアニメーションでかいてくださいました。 ほのぼのとした絵で松井さんのページにはたくさんのアニメーションとお話があります。 もっと見たい方は是非ご訪問ください。 ・BGM は、岡山市の小学校の先生が作ってくださいました。 |
昔あるところに、じいさまとばあさまがおったそうな。 ある暑い夏の日のことじゃ。 じいさまは、一人で山へしばかりに出かけた。 昼近くまで、せっせせっせとしばかりをしていたじいさまじゃったが、あまり暑いので、のどがかわいて、 のどがかわいて、のどまめがひっつきそうじゃった。 どうにもがまんができんようになったじいさまは、どこかに水はないものかと、あたりをきょろきょろしておった。
すると、向こうのほうに、一本の桃の木があって、桃の実がようけえなっておるのが見えたそうな。
しばかりの仕事も、いつになくはかどって、喜んで家へ帰ったそうな。
びっくりぎょうてんしたばあさまが、
その話を聞いたばあさまは、
「そんなら、わしも、これから行って、その汁を吸うてこう。」
ばあさまはさっそくその汁を吸うてみた。すると、ほんに、体中に力がわいて
くるような気がした。
さて、家でばあさまの帰りを待っていたじいさまは、いつまでたってもばあさまが
もどらんので、心配になって山へ行ってみた。
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