ウニモグ考第四回



ずいぶん間が開いてしまいました。やっと4回目です。
今年の秋に既に20数年ぶりのフルモデルチェンジした新ウニモグが発表されてしまいましたが、まだまだ見かけることの多い435(現在の437)シリーズについて紹介致します。
(資料参考:SUPER CAR GRAPHIC 1993冬号 二玄社刊他)

2000/11/18第四稿


左からSikuの1/32、1/55、ホットホイール(トミカサイズ)、Vikingの1/87

U1600(Siku製1/55スケール)
Siku製はシャーシ部分や室内が手抜きだが、毎年モデルチェンジをして発売されるため、バリエーションを集めるという点では、楽しみがある。画像は1/55のものだが、トミカサイズもあったり、スノーカッター等のオプションがつけられるモデルも発売していたりしてさすがウニモグ発祥の地のメーカといえるのかも知れない。
ミニカーショップやヨーロッパ系のおもちゃを扱っているボーネルランドという店舗にて扱っている。
ウニモグの第三世代となる425(その後427、437へ発展していく)、は1974年にハノーバ工業展示会で発表された。第二世代となる406シリーズと比較して、サイズは大きくなり、馬力も高出力型へとシフトしていった。
この時期あたりからウニモグの現在ラインアップとなっているライト、ミディアム、ヘビーといったシリーズが確立していったことになる。

ただ、すべてが高出力型へ移行した訳ではなく、ライトシリーズについては第二世代がある時期まで継続して製造されていったそうである。理由としては、ライトより上位のモデルを高価格のためユーザが受け入れなかったからである。

現在でも販売が続いているミディアム、ヘビーモデルとなる427、437は150馬力、220馬力にまで出力があがり、車体も大型化していった。
一般にはU1000番台、U2000番台で呼ばれており、427の型式はU1000番台のモデル、437の型式はU2000番台のモデルとなっている。
主な違いはキャビン形状とエンジン出力となっている。

現在ウニモグとして販売されているミニカーのほとんどは427、437の型式がほとんどである。トミカからは発売されておらず、Siku、Wiking、Rocoから販売されているものが国内では入手することが可能である。あと、建設おもちゃ系で販売されているものもある。


WikingのU1300?(1/87スケール)
最近はWikingのタイプもオプション付きが多く、こうしたノーマルタイプが少なくなってきました。

RocoのU1250です(組立品1/87スケール)
ダブルキャビンのタイプは珍しく、あまり見かけません。
組立のため細かい部品が数点ついています。

RocoのU1300?(1/87スケール)
Wikingと張り合うように組立品としてRocoから結構発売されています。

左の品のシャーシ部分です。
Wikingのものより感じは出ています。

Sikuの1/32のU1700
ドアが開き、荷台が動くすぐれもの。
大きいため迫力はあるのだが、どこかおもちゃっぽい。

次回はウニモグのオプションについて紹介します。