ウニモグもネタを集め始めると結構色々な話があり、さすがに年数を経ているだけのことはあると感心する次第です。何とか系図まで行きつきたいものですが、まだまだネタが足りません。今回は昨年モデルチェンジを果たしたヘビーモデルその他について触れて行きます。(資料参考:SUPER CAR GRAPHIC 1993冬号 二玄社刊他) |
|
ウニモグはボディの大きさ、出力の違いからライト、ミディアム、ヘビーとあるが、ライト、ミディアムクラスは実は1992年になるまでモデルチェンジをしていなかったのである。
左画像の406シリーズ(黄色ボディの方)は実に1963年から1990年代まで生産されてきたのである。ヘビーモデルが高出力志向に向かったのに対して、顧客は必ずしもすべてそこに向かったわけではなかったのである。それだけ、世界的に顧客をつかんでいたということであろう。 1990年頃の4WDマガジンの資料を見るとライトシリーズとして406の面影を持つU600、U800と言ったバリエーションがあり長寿モデルであったことがわかる。 1992年になりようやくそのバトンを譲った機種として、408シリーズがあげられる。左画像で、ミディアムクラスとしてU140(オレンジボディの方)及び画像には無いがライトクラスとしてU90が生まれている。
また、1998年には、下の画像のUX100も発売されている。この位置付けはライトレンジにあたるがU90との住みわけは不明である。
|
|
|
|
さて、2000年になり、ウニモグのヘビークラスが大々的にモデルチェンジを果たした。今までの系図から勘案すると第五世代にあたる。
型式としてはU300、U400として発売されている。 U140やU1300クラスまでボディラインを機能中心にしてきたものを、やや丸みを帯びたものに変えてきている。ただ、車高自体はヘビーレンジモデルの427、437クラスのU1600等と比較して低くなっており、機能性の評価では雑誌等で意見が賛否に分かれていた。 U140、UX100、U300と見比べてみると、実用面のU140を踏襲しつつ、UX100のラインを取り込んでいるような部分が見うけられる。 ウニモグも今年で生誕50周年でもあるため、6月にはドイツのゲナガウ工場での記念イベントがあるようである。
|
NZGのU300(1/43) |
WikingのU300(1/87):NZGのものと比べても遜色が無いくらい出来が良い。 |