社)日本インターネットプロバイダー協会
 
「シニアのインターネット活用法コンテスト」応募作品

これは上記コンテストに応募し、計らずも優秀賞を頂いた応募作品です。
シニアの皆様の何かのご参考になれば幸いです。
2008.12



MORO(My Office Resort Office)への挑戦

 

誰でも定年を迎えると,もっと働きたい,でも自由な生活も楽しみたいと思うものではないだろうか。

私自身もフルタイムジョブを辞めて,何か世の中にお役に立てルことはないか考えたが,時間や場所に縛られるのは,もう40年のサラリーマン生活で十分。
自分の住みたいところに住んで,今までとは違った生活を楽しみながら出来る仕事をしてみたいと思った。

何人かの友人たちは事務所を借りて仕事を始めた。聞いてみると事務所の維持に相当な固定費がかかるようだった。

年金が基本の生活ではいかに金をかけないで,効率よく仕事が出来,かつ自分の時間を楽しめるかが基本的問題なのだから,これにチャレンジしようと,IT技術,即ちパソコンを駆使してのインターネットを徹底的活用したビジネスを目指すことにした。

勿論世の中にはSOHO(Small Office Home Office)で活躍中の人も多い。しかし,折角働く時間と場所の制約から解き放されたのだから,もっと広い世界で新しいチャレンジが出来ない物かと思った。

 

現在私は日本に半分,「東洋の真珠」と呼ばれているマレーシアのペナン島に半分の生活を楽しみながら,インターネットを通じてアメリカと日本の仲間と仕事を行っている。

1.1kgのノートPCを持って,インターネットにさえ繋げられればどこにいようと,いまいるところがオフィズになり,メールでの交信のほか,必要あればSkypeですぐに会議が出来るし,会議に必要なデータも即座に相手に転送でき,しかもこれらは全くの無料で一切コストはかからないというのだから,これらを利用しない手はない。

会議の相手はまさか南国のプールサイドで,トロピカルフルーツのジュースを飲みながら会議に参加しているなど,知ることもないだろう。

またUSBで接続するビデオカメラをつければ,お互いの顔を見ながら話が出来るし,製品見本なども見せられる。即ちTV会議が全くの無料でできるのだ。

昔と違って,沢山の紙の資料を持って移動する必要もない。仕事に必要な資料は全てハードディスクに入っており,どんなに資料が増えてもそのために重量が増えることはない。

せいぜい万が一のバックアップのためのHDを持って移動する程度だ。 

こういったビジネススタイルを私はMORO(My Office Resort Office)と呼んでいる。

しかしこのやり方で仕事をする為に大切なことは,決してビジネスパートナーに不便をかけてはいけないことである。

そのために私は常に予備のノートPCと,更にインターネットにも接続出来るPDAも用意している。また搭載するビジネスに必要なソフトは,常に最新のものにしている。

これらには出費もかかるように見えるが,日本で事務所を借りるに必要な費用に比べれば,桁違いに安いのである。

このようなスタイルの生活を始めてもう10年になる。

日本では味わえないゴルフ三昧を楽しみ,色々な異文化に接し,世界から集まる多くの友人たちと知り合い,そして仕事仲間とも繋がる,こんな生活が70を過ぎても可能なのもPCとインターネットのおかげ以外何者でもない。

定年後はつきあう世界がだんだん狭くなるものと言われているが,MOROのおかげで新しい友人が増え,グローバルな生活を楽しむことができている。

でもやはり時々は日本へ戻るのは,日本の四季の良さも楽しみたいし,何はともあれ仕事仲間との夜の酒場でのノミュニケーションの大切さが解るからである。

                                                                           以上



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