椋神社
埼玉県秩父郡吉田町
秩父神社とともに「延喜式神明帳」に載る神社。日本武尊東征の折り、椋の大樹の下から猿田彦命が現れて進軍の道案内をしたことから持っていた鉾を御神体として猿田彦命を祀ったとされる。後、和銅3年(710)に社殿を造営したのが椋神社の始まりと言われている。
事件当時、境内に小学校があった。事件勃発の日、授業を切り上げて児童を早帰りさせたが、児童の中には訳も分からず蜂起軍が怖くて、遠回りして帰る者もあった。
現在、境内には「秩父事件百年の碑」とブロンズ像がある。
現在の椋神社社殿
現社殿の脇にある建物 当時の社殿と言われる?
祭 り |
龍勢祭り 毎年 10月第2日曜日 |
国内でもここだけかと思われる、自家製ロケットを打ち上げる祭り。
長さ70cmほどの松材をくり抜いた火薬筒を、20mもある竹竿に付けたロケット花火の化け物のような物を30発も打ち上げる。町民などがいくつもの会をつくっていて、それぞれの会が作ったロケットで、打ち上がるとはじけて火薬筒や竹竿は綺麗な煙や花火を出しながら、落下傘で落ちてくる。
素人が作るロケットなので失敗も多く、成功率は半分以下、3割程度。私は打ち上がるときの音といい白煙の迫力といい、なかなか見ていて面白かったのですが、一緒に行った家族は1発打ち上がる度に次の打ち上げまで15分も待たされるのが退屈だったらしく、不評でした。やはり祭りというのは見るだけではなく、自分で参加してこそ面白いのでしょうか。でも、落ちてくる時の花火や煙も綺麗だし、成功したときの何とも言えない爽快感はなかなかでした。
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椋神社にある龍勢
椋神社から見た龍勢の打ち上げ櫓
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