30回目の韓国旅行は雨続き(2007年8月12日〜8月16日)・3日目
                  

8月14日(火)

今日は釜山からムグンファ号でブドウの産地、永同へ行く予定である。
朝起きた時、何となく体が重たくてだるさを感じる。
昨夜は遅くまで韓国ドラマを見ていたせいだと特に気にせずに釜山駅へ向かう。
韓国での朝ごはんはいつもなら辛いチゲ類が食べたくなるのだが今朝はどういうわけか油っこいものが異様に食べたいと感じる。
過去の経験からすると普段とは違う好みを強く感じるときは体調が黄色信号なのだ。
結局、釜山駅構内のロッテリアに入った。
韓牛プルコギバーガーとペプシコーラのセットを頼む。
  
※ロッテリアの韓牛プルコギバーガーとペプシコーラのセット。

プルコギらしくちょっと甘め、肉自体も適度な油っこさでおいしい。
ボリュームもあった。
これで確か4500W、日本と同じくらいの値段だ。
永同行きムグンファ号の切符はすぐに買えた。
釜山から永同までは約3時間かかる。13800Wだった。
  
※釜山→永同、ムグンファ号の切符。         ※車内はこんな感じ。

韓国語で切符を買ったのに、切符には日本語で「ごぜん」と手書きされている(^^;)
車窓を見ていれば3時間もあっという間と思っていたが列車に乗った頃から体調がおかしくなってきた。
席に座っていても横になりたいくらいだるさを感じて体も熱っぽい。
  
※釜山発ソウル行きムグンファ号。

永同ではタクシーに乗ってワイン工場の「ワインコリア」やドラマロケ地のブドウ畑をまわる予定だがこれではちょっときつそうだ。
列車内ではずっと寝ていたのだがそれでも永同駅手前、ファンガン駅通過時はちゃんと起きて車窓を見た。
ファンガン駅は韓国ドラマ「ブドウ畑のあの男」のロケ地の一つだから。
永同に近づくにつれて車窓はブドウ畑がとても多くなってくる。
山梨・勝沼あたりみたいだ。
3時間後、永同駅へ降り立つがやはり体が熱くて重い。
  
※永同駅舎                        駅前の様子

この状態で見知らぬ街をまわるのは辛い。
早く横になって寝たい。
永同駅前にはモーテルが1軒ある。
が、せっかくここのモーテルへ泊まっても体調が悪くて寝るだけでブドウ畑はまわれないだろう。
どうせならちょっと贅沢して高めのホテルでゆっくりと寝たい。
こんな考えが浮かんできた。
永同から大田はムグンファ号で30分ほどだ。
そうだ、ユソン温泉のちょっと高めのホテルに泊まっちゃおう。
そして温泉に浸かってゆっくりと休もう。
我ながらいい案を思いついた。
一人旅ならではの楽しみ方だ。
私は予定を変更し次のムグンファ号で大田へ向かった。
そのため永同での滞在時間は1時間弱、駅前をブラブラしただけだった。
残念である。
永同駅前にはブドウ棚があり、マスカットのような緑色の大きなブドウがたくさん実っている。
一粒だけつまんで食べてみるとこれがとても香りがよくて甘い。
  
※永同駅前のブドウ棚。ブドウの産地らしい駅だ。

これが唯一永同の思い出(笑)
大田駅構内の観光案内所でユソン温泉のホテルを予約してもらう。
もう現地で歩き回り、自分でホテルを探す元気がない。
こんな時、韓国語を覚えていて本当に良かったとおもう。
1泊140000Wでアドリアホテル(温泉浴場付き)を予約してもらえた。
行きかたも丁寧に教えていただいた。
大田地下鉄に乗ってユソン温泉駅へ向かう。
  
※大田地下鉄・ユソン温泉駅               ※大田地下鉄(大田都市鉄道)の切符

体調が悪くても大田地下鉄に初めて乗ると思うとちょっと元気が出てくる。
駅構内も車両もピカピカで気分が良い。
ユソン温泉駅まで20分ほどかかった。
確か1100Wだった。
アドリアホテルはユソン温泉駅から歩いてすぐだ。
   
※ユソン温泉・アドリアホテル。日本語は通じないようだ。部屋はとてもゆったり。

とてもゆったり広々したいい部屋を取ってもらえたようだ。
とりあえず寝られるところが確保できて安心し、そのまま大きなベッドで寝てしまう。
夜、一旦目が覚めたのでバファリンを飲む。
テレビを付けると韓国ドラマ「夏の香り」をやっている。
寝なきゃいけないのについつい見てしまう。
結局テレビをつけっぱなしにしたまま翌朝まで寝てしまった。
旅先で具合が悪くなったのはこれが初めてである。


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