台湾2泊3日の旅・2009夏(2009年7月3日〜7月5日)・2日目
7月4日(土)
今日はまる一日観光できる。
朝のテレビニュースで天気をチェックする。今日は台湾南部の屏東、高雄へ行くのだが現地の天気もよさそうだ。
まずはホテル内の朝食会場へ朝ごはんを食べに行く。
バイキングだそうなので楽しみだ。
やはりお粥に各種点心、炒めものなど中華のものが充実している。
お粥とそれに付け合わせるおかず、あとは中華風の炒めものを中心にまずは楽しむ。
お粥などめったに食べないのだがこうして旅先で食べるとおいしく感じる。
朝食会場内にタンタンメンの屋台が出ていて、頼むとその場で無料で作ってくれる。
さっそく食べてみる。
これはいい!
くどい味なのかなあと思ったのだが思ったよりも控えめの味で朝の麺類にぴったりだ。
最後に果物を食べておしまい。
※天成大飯店のバイキング朝食。結構楽しめた。
新幹線に乗るべく台北駅へ向かう。
といってもホテルから歩いてすぐなのでとても楽だ。
車内では静かにゆったりと過ごしたいので今回もグリーン車にした。
高雄まで1950元(約5600円)だった。
※台北駅に停車中の左営行き新幹線
※グリーン車内。
時間通りに台北駅を出、板橋駅、台中駅のみ停まり終点の左営駅まで96分だ。
乗り心地は日本の新幹線と変わらないので新鮮味があまり感じられない。
しかし、南に近づくにつれて車窓の景色もそれらしくなってくる、そのうつりかわりがなんとも楽しい。
グリーン車なので途中、無料の飲み物のサービスがある。
ウーロン茶を頼んだらナッツの小袋もついてきた。
※地下鉄の左営駅入り口、右は台鉄の高雄駅。
1年ぶりに高雄駅に降り立つ。
やはり台北と違って空気も南国らしさが感じられる。
ここで在来線に乗り換えて屏東へ向かう。
高雄から屏東方面行きの在来線は1時間に数本出ており利用しやすい。
所要は30分、運賃は31元(約89円)と安い。
海外で初めて乗る鉄道路線はわくわくする。
車内は冷房が強く効いていてとても気持ちがよかった。
区間車(各駅停車)とのことで汚い車両を想像していたが非常にきれいでシートも座り心地よかった。
※屏東行きの切符と在来線 右は屏東方面行き区間電車(各駅停車)
屏東駅に30分ほどで着く。
地方都市らしい感じの町だ。
ヤシの木が目立つ。
※屏東駅舎
まずは歩いて駅の近くにある慈鳳宮なる廟を見に行く。
漁業の神である媽祖を祀ってあるそうだ。
神社や寺とは違う、独特の美しさ、規模の大きさに見入ってしまう。
ひっきりなしに参拝客が訪れている。
大小の規模はともかく、数年前に訪れた台南でも廟をあちこちで見かけたのを思い出した。
※慈鳳宮
駅の北、中山公園方面に向かて街歩きを楽しむ。
駅を離れると閑静な街になる。
ところどころに昔の日本家屋らしき建物が見えてくる。
不思議な光景だ。
あちこちにさまざまな日本家屋が当たり前のように点在している。
どの家屋も傷みは少なく、現役で利用されているようだ。
これは興味深い。
ここで結構時間をとってしまう。
※日本家屋。現役として使用されているものが多い。
しばらく北へ歩き続けると立派な建物が見えてきた。
博物館かと思ったら警察署のようだ。
屏東県政府警察局とある。
さらに進むと中山公園に着く。
うっそうと南国独特の木々が茂り、大きな池を中心に広がる公園、今日は土曜日のせいか人々で賑わっていた。
ここでしばらく時間をつぶす。
もう昼過ぎだ。
お腹もすいてきている。
近くの中央市場なる円形の市場に行ってみるがここは服飾品ばかりだ。
ここ屏東にも夜市があるらしい。
まだ昼間だが念のために見に行ってみるとどの店も営業していてにぎわっている。
1本の細い路地の両側にぎっしりと食べ物の店が並んでいる。
ゆっくり見たいのだがこの狭い路地をひっきりなしにスクーターが行き交い、危ないことこの上ない。
※中央市場。円形の路地に沿って店が並ぶ。 屏東夜市。昼間からにぎわっている。
夜市から少し離れた路地に1軒の小さな食堂を見つける。
ここで卵入りチャーハンと魚丸汁(魚のつみれ入りスープ)を食べる。
合わせて60元(約190円くらいだったか)。
チャーハンはとても量が多い。
が、ご飯がパラッっとするようにうまく炒めてありとてもおいしく食べられた。
魚丸汁はダシのきいたつみれ入りスープだ。
これはさっぱりとしている。
日本人にもとても受けるような味だ。
※屏東の小さな食堂で卵入りチャーハンと魚丸汁の昼ご飯。
再び屏東駅に行き、高雄まで区間電車で戻る。
※高雄行き区間電車
高雄に着くとさすがに大きな町だなあと感じる。
現在の高雄駅舎から少し離れたところに昔の駅舎がそのまま残っている。
建物ごと移動させたそうだ。
中は高雄を紹介する展示館になっていた。
※旧高雄駅舎
今度は三鳳宮というお寺を見に行く。
安産の神様、縁結びの神様、商売繁盛の神様などが祀られていて神様のデパートと呼ばれているそうだ。
境内付近にこのお寺の宣伝??トラックが集結しており大きな音楽を鳴らしている。
そのうち爆竹も鳴らし始めた。
何かお寺の行事の宣伝だろうか。
爆竹が終わるとトラックは音楽を鳴らしながら街へ出て行った。
※神様のデパート、三鳳宮
境内のあちこちに飾られている赤い提灯がとてもきれいだ。
次に地下鉄に乗って新堀江という繁華街へ行く。
ここは韓国ソウルのミョンドンのような若者向けの店が集まったエリアだ。
非常に混雑しており、歩くだけで疲れる。
若い人向けのお店、雰囲気はどの国も共通。
ここは渋谷か?ソウルのミョンドンか?とにかく台湾にいることを忘れてしまいそうな所だった。
※新堀江の繁華街
夕方近くになったので新幹線で台北へ戻る。
帰りもゆったりと静かに過ごしたいのでグリーン車を使った。
途中の飲み物サービスではやはりウーロン茶をもらった。
カステラも一緒に出された。
※台北行き新幹線 グリーン車の車内でサービスされたウーロン茶とカステラ
暑い中を1日歩き回ったせいか、車内では疲れてほとんど寝ていた。
車内の冷房がなんとも心地よかったし。
台北に戻ると今度はMRTに乗り換えて南勢角の中和市興南観光夜市へ。
※中和市興南観光夜市 どら焼きの屋台。
お腹がすいてきたのでここでまずはどら焼きをつまむ。
餡子入りのほかジャム入りのもある。
よく考えてあるのものだ。
餡子入りを食べたが日本のとさほど変わらない。
次に夜市の別の食堂へ行く
ここで魯肉飯と野菜炒めを食べる。
魯肉飯は豚肉のそぼろご飯だが、油こくて私好みの味。大と小があったがもちろん大を頼む。
野菜炒めはシャキシャキし、にんにくの香りが強い。
おいしい。
合わせて日本円で約200円くらいだった。安い。
※魯肉飯(大)と野菜炒め
食後、しばらく夜市のお店をあちこち見回ったあと、西門町へ行く。
お目当てはおなじみ阿宗麺線である。
行ってみると相変わらず大行列だ。
しかし、店の方たちのさばき方が早く、すぐに順番が回ってくる。
大か小か聞かれたので小を頼む。
40元(約130円)だ。
味はかつおだしが効き、ちょっと甘口、とろみがついている。
具はモツとパクチーが乗っている。
濃厚なスープなので時々パクチーを食べるとさっぱりとする。
パクチーがこのスープに非常によく合う。
先ほどの夜市であれこで食べて満腹だったがこの麺線はわけなくスルっと食べることができた。
※西門町の阿宗麺線。絶品。パクチーがよく合う。
西門町の繁華街をぶらぶらと歩き回る。
ここは夜遅くまで様々な店を楽しむことができる。
※西門町のにぎわい。 ちょっと気になった猫キャラクターの店
ホテルへの帰り、台北駅近くの豆花(豆腐のプリンのようなもの)を売るスタンド店で小豆入りの豆花をテイクアウトする。
よく冷えた豆花はとてもおいしい。
今日の予定はこれでおしまい。