年初めの韓国旅行は順天から(2008年1月3日〜1月6日)・3日目
    

 
                            


2008年1月5日(土)

 今日はセマウル号でソウルへ戻る予定である。
旅先での朝は目覚めがよくて気分が良い。
朝ごはんは順天駅前のキムパブ店「チョンソンキムパブ専門店」に入った。
駅前のキムパブ店の中では一番大きな店舗だ。

※順天駅前のチョンソンキムパブ専門店

寒いのでアツアツのラーメンが食べたい。マンドゥ入りのラーメン(3000W)を頼んだ。
しばらくして運ばれてきたのだがなんとキムチなどのおかずが5皿もある。
さすがは全羅道だ、と感心しながら白菜キムチを食べてみるとこれがとても美味しい。
適度に漬かった味、パリパリとした歯ごたえ、また食べたくなるような旨み。
シンソンソルロンタンで出てくるキムチに似た味だった。
画像手前の葉っぱのキムチ、これは何だか分からなかったがクレソンのようにサクサクとしていてクセがなく、食べやすかった。

※マンドゥ入りラーメン3000W。キムチもこれだけ出てくる。

順天駅から8時40分発の龍山行きセマウル号に乗る。
龍山まで4時間40分ほどかかるが次々と変わる車窓を見ていれば飽きることはない。

※順天駅にて。セマウル号龍山行き

いつもKTXかムグンファ号ばかりでセマウル号に乗るのは久しぶりだ。特室(グリーン車)にしてみた。
本当にゆったりとしていて足を思い切り伸ばしても前の座席に届かない。
車内は特室のせいか空いている。

※特室車内の様子。非常にゆったりと過ごせる。

途中、全州駅に停まる。
途中下車してしまおうか、と妙な考えが浮かぶがソウル到着が遅くなってしまうのでやめた。(^^;)

※全州駅に停車中。窓の外の瓦屋根は全州駅舎。

12時をまわる。
車内で食堂車の案内放送が聞こえた。
どうやら私が乗っている隣の車両が食堂車のようだ。
そういえば私はセマウル号の食堂車を利用したことがない。
さっそく、昼ご飯を食べに食堂車に行く。
思ったより広々とした食堂車だ。
けっこうな人気で空席は少なかった。
メインの食事メニューは3種類ある。
そのなかからハンバーグステーキ弁当(9000W)を頼んだ。
  
※セマウル号の食堂車の様子。

出てくるのに15分ほど待たされたがここは日本じゃないのでしょうがない。
食堂車のカウンターの奥のほうで盛んに電子レンジの「チン!」という音が聞こえてくる。
ハンバーグステーキ弁当は昼ごはんとしては高いがおかずの種類も多くてどれもいい味で満足できた。
ハンバーグのソースは少し甘みが強くて子供受けするような味だったがそれはそれでおいしかった。

※食堂車にて。ハンバーグステーキ弁当(9000W)

ソウル・龍山には時間通りに着き、そのまま鍾路の定宿、サモモーテルに行った。
オンドル部屋はあいにく埋まっているとのこと、ベッドの部屋を取った。
隣のチョゲ寺では昼間の読経が行なわれている。
  
※サモモーテル                        チョゲ寺

ここで今年の初詣をしたあと、インサドンのアルムダウン茶博物館へ行く。
ちょっと気になっていた伝統茶店だったのだ。
今日は土曜日、インサドンはたいへんな混雑振りだ。
インサドンでよくある、ちょっと薄暗くて狭い伝統茶店とは違い、ここは広くてゆったりとしている。
メニューも種類がとても多く中国茶まで本格的に楽しめるようだ。
私はエゴマ入りミルクティを頼んだ。
10000Wと非常に高い。
  
※インサドンのアルムダウン茶博物館。エゴマ入りミルクティ。焼きたての抹茶の餅とクッキーが付く。

が、ミルクティのほかに焼きたての抹茶の餅と抹茶のクッキーが出てきた。
肝心のエゴマ入りミルクティはエゴマの粉がけっこう入っていて香りがとてもミルクに合う。
ミルクティだがエゴマのおかげで豆乳のような香りになっている。
順天からの長旅、ここでしばらくゆったりと休む。
このあとは大学路のそばにある、ナクサン公園付近の街を再訪する。
昨年11月に初めて行ったのだがもう少しゆっくりと歩き回ってみたいと思っていたので。
大学路の最寄り駅、恵化駅の階段を上がると若い人たちでいっぱいだ。
なんと、私の好きなお笑い番組、KBSギャクコンサートの観覧チケット販売の勧誘をしている。
これはかなり迷った。
が、ギャグコンサートを夜見に行ってしまうとナクサン公園には行けないし...。
今回はKBSは諦めて予定通りナクサン公園へ行く事にした。
ナクサン公園周辺に広がるエリアでアートプロジェクトによるさまざまなアート作品を見てまわる。
 
※大学路、ナクサン公園プロジェクトによるアート。左は「派出所プロジェクト」

花の階段は2回目だがやはり印象に残る階段だ。
今回は階段を登りきって上まで行ってみた。
  
※花の階段

階段を登りきって道路を渡ると高台になっており、公園がある。
とても見晴らしが良い。
そしてずっと遠くまで城壁が続いている。
なかなかいい景色だ。
  
※花の階段を上がりきるとこんなところへ。城壁がどこまでも続き、向かい側の丘には住宅がびっしり。

公園では小学生たちが石蹴りをして遊んでいる。
韓国にも石蹴りがあったのか、とちょっと驚く。
小学生に断って石蹴りをしているところを撮らせてもらう。
  
※石蹴りをして遊ぶ小学生たち。           ソウルの猫。よく太っている。呼んだが無視された(笑)

ゆっくりと気の向くままにこのあたりの路地を歩き回る。
アジュンマと子供もの話し声がするので見てみるとなんと、いい年をしたアジュンマがフラフープをやっている。
  
フラフープを楽しむアジュンマ             ナクサン公園プロジェクトのアート。作品名は「白樺の森」

引き続き路地を歩くと今度は宅配中華料理店のメニューを拾う。
おなじみチャジャン麺やチャンポンのほかに酢豚とのセットメニューなどもある。
この宅配メニューは面白いのでそのままお持ち帰りだ。
こういうのがいいお土産になる。
夜はミョンドンを少しブラブラ、そしてソウル駅前、ロッテマートでたくさんの食料品を買い込む。

※ミョンドンにて。ロッテヤングプラザ。とてもきれいなライトアップ。

いつも何らかの農産物を買うのだが今回は韓国にんにくと密陽・オルムゴルのりんごを買った。
このリンゴ、帰国してから食べたが果汁が多くて甘みが強く、大変おいしかった。
大玉のが4個袋に入っていて5980Wだった。
買い物のあとはソウル市庁前広場とチョンゲ川へ。
  
※ソウル市庁前のルチェビスタ             チョンゲ川のルチェビスタ

今日までやっているという、ルチェビスタを見るためである。
私が市庁前広場に着いたときはまだライトアップが始まっていなかった。
まわりの人に聞くと7時から始まると言う。
その通り、7時になると何の予告もなく一斉にあたりがライトアップされてきれいなルチェビスタを楽しむことができた。
ルチェビスタの帰り道、コンビニでソウル長寿マッコルリと各種おつまみ、キムパブ天国でモードゥムキムパブ(全部入り海苔巻き)を買った。
例によってモーテルの部屋で韓国ドラマを見ながらマッコルリと食事を楽しむ。

※ソウル長寿マッコルリ、白菜キムチ、燻製卵、チーズかまぼこ、モードゥムキムパブ、サンドイッチ。

ソウル長寿マッコルリは弱い炭酸が感じられ、とてもおいしかった。
明日は早くも帰国である。


                  

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