冬のソウル3泊4日(2009年2月12日〜2月15日)・3日目
    

          

 2月14日(土)

 
 今日も予定が盛りだくさんだ。
どうも韓国に来るとゆったりできない。時間がもったいない。
朝6時前には目が覚め、ニュースを見ながら出かける準備をする。
今日はムグンファ号で水原まで行き、水原KBSドラマセンターを見学する予定だ。
とりあえず宿の最寄バス停、チョゲ寺から路線バスでソウル駅へ向かう。
朝のソウルは何となく空気がいい。
駅構内のフードコートで全州ビビンバを頼む。
野菜たっぷりのビビンバでコチュジャンの味加減も良く、なかなかおいしかった。

※ソウル駅フードコートで全州ビビンバの朝ごはん

普段の朝はこんなたくさん食べないのだが旅行中は別なのだ。
このフードコートはメニューの種類が非常に多いので食べたいと思うものはたいてい見つかる。
ソウル駅の窓口で水原までのムグンファ号の切符を買う。
2600Wだった。
地下鉄に乗るよりもだいぶ早く着くし、なにより列車らしい気分を味わえるのでムグンファ号にしたのだった。
自分が乗ったムグンファ号にはヨルチャカペ(列車カフェ)が連結されていた。これは面白そうだ。
さっそく列車カフェの車両へ行ってみた。
列車カフェ車内には軽食販売コーナーのほか、窓に向かって座る席をメインとしてなんとネットができる席やゲームができる席、ノレバンの個室もあってビックリした。
  
※ムグンファ号に連結されている列車カフェ。軽食販売コーナー。

これなら長時間乗っていても飽きずに楽しめそうだ。
私は自分の指定席があったのだがそこには座らず、水原までずっと列車カフェ内でコーヒーを飲みながら過ごした。
  
※列車カフェ内でコーヒーを飲んで水原まで過ごす。


  
※ネットができたり、ゲーム機も設置されている。

ソウル駅から約30分ほどで水原に着いた。ここに来たのは約10年ぶりであるが駅舎が立派になったこと!
駅前から路線バスでKBSドラマセンターへ向かう。

※水原駅前。

KBS水原ドラマセンターは予約しないと見学ができず、定員も決まっている。
ヨイドのKBS見学ホールのように見学コースが設けられているのではなく、実際のドラマ製作現場をKBS職員が案内、解説してくれるのだ。
私は1か月ほど前からネットで見学申請をしておいた。
KBSドラマセンター、立派な施設だ。
とにかく敷地が広い。
  
※KBS水原ドラマセンター。              ドラマ制作スタジオの建物。この中にさまざまなドラマセットがある。広い。

その敷地に倉庫のような大きな建物がいくつも並んでいる。
これがドラマ制作スタジオだ。
まずは受付に行って予約した旨を告げ、念のためパスポートを見せる。
家族連れが数組来ていた。
KBS職員からドラマ「青春礼賛」の台本とKBSボールペンを記念にいただいた。
これは宝物になりそうだ。

※記念にいただいたKBSドラマ「青春礼賛」の台本とボールペン。

さっそく見学ツアーが始まった。
まずは各種スタジオ内の見学から。
その前に大きな吹き抜けのスペースを通ったのだがどうもここは見覚えがある。
病院のシーンでよく出てくるのだと思うのだが。(その説明は職員からはなかったと思う)
  
※この建物、どこかで見覚えがあるような...

大きな倉庫のようなスタジオに入るとまさにドラマ製作現場だった。
こういうのをすぐ近くで見るのは初めてである。ガラス越しには見たことがあるが。
一つの建物の中に茶の間のセットや食堂のセット、居間のセット、時代劇用セットなどがたくさん設置されている。
小道具も精巧にできている。
  

天井には配線やカメラなどの機器が無数に設置されている。
とても印象的だ。
  


※「スタジオ内 絶対禁煙」とある。

職員からこのセットはドラマ○○で使われた、この椅子は俳優の誰々が座った、などと説明がある。
屋内のツアーが終わると今度は野外セット場のツアーだ。
こちらもまた広い敷地内に精巧にセットが配置されている。
  
※野外セット場。日本家屋もある。

昔の日本家屋、各種商店、南大門駅舎なんていうものあった。
古い街がそのまま再現されていてとても楽しめた。
  
※当時の南大門駅のセット。             往十里市場のセット。リアルだ。

KBSドラマセンター見学ツアーは1時間ほどだったがとても充実したものだった。
もちろん無料だ。
観光地ではなく、実際の現場を見学するのであるから、見学定員がある上に事前申請が必要なのは仕方がないと思った。
路線バスで再び水原駅へ戻る。
ちょうど昼どきだ。
日本料理店に入り、うな丼定食なるものを食べた。6000W。

※水原駅付近の日本料理店でうな丼定食。キャベツの千切りサラダが付くのがなんとも不思議な感じ。

鰻の量に比べて卵の割合が多かったのでうな卵丼か。
これに和風のかけうどんと千切りキャベツ、キムチにラッキョウなどの漬物が出てきた。
なんとも不思議な組み合わせの定食だ。
実際の味は予想通りのもの。無難な味だった。
おなかが満足したところでまた路線バスに乗り今度は水原華城へ行く。
全部を見て回る時間がないので長安門辺りで降りて周辺を歩き回るだけにした。
  



実際に見るとその規模に驚かされる。
ここは世界遺産に登録されているという。
さて、この辺でソウルへ戻らなければならない時間となった。
帰りもムグンファ号に乗り、ソウル駅まで列車カフェで過ごす。
  
※この風景が見えてくるとソウルに戻ってきた感じがする。

ソウル・龍頭駅でいつもお世話になっている旅仲間のAさん、Hさんと落ち合う。
Hさんに龍頭駅に隣接しているホームプラスというスーパーを案内していただく。
このスーパーは初めてだったので雰囲気がとても新鮮に感じた。
PBの韓国海苔やラーメンなどあれこれ買いこんでしまった。
このあと夜は3人で新沙に向かう。
カンジャンケジャン店「プロカンジャンケジャン」でいつもお世話になっている旅仲間の方たち9名で久しぶりのオフ会だ。
久しぶりにお会いする方もいてとても楽しい時間を過ごすことができた。
  
※カンジャンケジャン。この画像を見るだけでおなかが空いてくる。


  
※カンジャンケジャンの甲羅にご飯を入れて食べる。            



※蟹味噌混ぜご飯。美味。 

カンジャンケジャンは一人旅ではなかなか食べられないためとても楽しみだったがやはり期待を裏切らないおいしさだった。
明日は最終日、明洞を少し見てから金浦空港Eマートで買い物の予定である。


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