冬のソウル3泊4日(2009年2月12日〜2月15日)・1日目
    

          

 2月12日(木)

 運よく2日間連続で有給が取れたので3泊4日でソウルへ行くことにした。羽田空港国際線ターミナルへ着く。例によって全く待たずにスムーズに出国手続きを終える。
 搭乗口付近へ行くと長蛇の列だ。私が乗る一便前の、8時20分に出発するANAのソウル・金浦行きが間もなく搭乗開始のようだ。こんなに長い列は初めて見た。平日早朝なのにすごい混雑振りだ。
 私が乗るのはその一時間後に出る日本航空8831便、これはジャンボを使用しているのだがこちらもまた満席に近い混雑振りだった。

※ソウル金浦行き日本航空8831便

 機内食はこんな感じ。
  
※機内食。羽田⇔金浦線の機内食はおいしい。

見た目もきれいだし中身もおいしい空弁だ。ちょっとずつ多くの種類のものを食べられるようになっているのがまた楽しい。
 個人用テレビで「釣りバカ日誌」を見ていたらもう到着だ。韓国は近い。金浦空港のビルの外に出てみる。全く寒くない。いつも痛いほどの鋭い寒さなのだが今回は拍子抜けだ。
 昨年秋あたりから急速に円高ウォン安が進んでいる。金浦空港で両替したら10000円がちょうど150000Wだった。とても得した気分になる。
 地下鉄で光化門へ向かう。見慣れた鍾路の風景に「また帰ってきた」と思う。が、鍾路は再開発が進み、このところ行く度にあれこれと変化している。今回びっくりしたのはよく利用していた光化門駅近くのキムパブ天国がなくなってしまっていたことだ。
 1日目の宿は光化門駅近くの清進旅館にした。ごく標準的な旅館だが1泊40000Wはちょっと高いかも。立地がいいのだから仕方がないか。部屋はオンドルにしてもらった。この季節オンドルはぽかぽかでとても気持ちいい。

※清進旅館

 荷物を置き休む間もなく外へ出る。まずは昼ごはんだ。清進洞へ行ってみる。まぐろの刺身専門店を見つけるがやっていない。ここは定食があるようだ。その先へ行くとアプクジョンキムパブという海苔巻き屋さんがある。とても小さな店だがここでカレーライスを頼む。4000Wだ。
 店内のテレビでは韓国ドラマをやっている。ドラマを見ているとカレーライスが運ばれてきた。写真では分かりづらいかもしれないがまっ黄色のカレーだ。小学校の給食で食べた懐かしいあの味だ。一緒に出てきたウドンダシのようなスープもまた和風の感じでおいしかった。
  
※清進洞・アプクジョンキムパブでカレーライス。懐かしい味のカレーライスだ。

 食べ終えてからしばらく清進洞をぶらつく。韓国ドラマ「いいかげんな興信所」のロケ地がここ清進洞なのだ。

韓国ドラマ「いい加減な興信所」。この建物の中にムヨルのテコンドー教室、ヨンスの漫画喫茶、「いい加減な興信所」がある。入口は「虎味館」左横の階段と思われる。このドラマのシンボル的建物。
この建物1階にある鍾路食品(黄色い看板の店の右)。このお店の前でムヨルたちが飲み食いしているシーンが何度も出てくる。
このカットも何度か出てきたか。この通りをムヨルたちが走り回るシーン。左は廃業したソウル観光ホテル。



 清進洞を歩いた後は韓国ドラマ「真珠の首飾り」のロケ地、漢江の仙遊島へ行く。市庁駅から地下鉄2号線で合井駅。そこから路線バスでひと駅、仙遊島公園入口下車だ。ここは漢江に浮かぶ小さな島だ。

※ここが仙遊島公園入口。

 島内は見るべきものが多い。ドラマ内で頻繁に出てきた「ジョイロ」という会社となった建物へ行ってみる。実際には「デザインソウルギャラリー」という建物で、中は漢江を紹介した展示館になっている。入場無料だがなかなか見ごたえがある展示内容だ。写真、図、映像が豊富で韓国語が分からなくても楽しめる。特に昔の漢江の映像は印象的だった。館内の展示説明によると、ここ仙遊島は1978年から2000年までソウル西南部地域へ1日40万トンの水道水を供給する浄水場があったとのこと。当時のポンプがそのまま展示されていて興味深かった。
  
※当時浄水場時代に使用されていたポンプ。


※2006年4月、漢江で体長1.3mのイルカが発見された旨の展示。これにはびっくり。
 
  
※仙遊島に架かる橋からは国会議事堂や63ビルも見える。

韓国ドラマ「真珠の首飾り」。このドラマのシンボル的建物、ジョイロ社屋。
社内の風景。このカットは頻繁に出てきた。あの鬼社長、チョン社長が今にも出てきそうな感じだ。
ギナムアボジがチョン社長によって突き落とされた階段はここと思われる。(映像で確認)ドラマ内ではこの階段を登ると社長室があるのだが実際は漢江関係のさまざまな資料、映像が展示されているフロアだ。
野外円形劇場。これが出てくる時はナンジュとギナムの切ないシーンが多かった。



 仙遊島を楽しんだ後、今度は三清洞へ行く。「グータンヌーボー」(韓国・ソンヘギョ編)のカフェ「Gallery-on」がお目当てだ。このカフェmテレビで見た時に外観、中ともにとても雰囲気が良さそうで必ず行ってみたいと思っていたのだった。まあ、ソンヘギョが行ったからということもあるが(^^;)
 カフェ「Gallery-on」は三清洞のメイン通りにあるので迷わずに着く。少々歩くが。外観はテレビで見たとおり、なんとも鄙びた感じだ。中へ入ってみる。なるほど落ち着いた雰囲気で長居してしまいそうだ。
  
※グータンで出てきた三清洞のカフェ。漆gallery[o:n]

 客はほとんどいない。アメリカンコーヒー(5500W)とチーズケーキ(4000W)を頼む。コーヒーは豆を挽くところからはじめ、丁寧に淹れているのが見える。アメリカンだが存在感のあるコーヒーだった。チーズケーキはあまりしつこくなく、あとを引く味だった。外は雨が降ってきたようだ。客もほとんどいないし、雰囲気もいいし、ここで今後の予定確認を兼ねて長居してしまう。

※アメリカンコーヒーとチーズケーキ

 夜は鍾路のいつものチムジルバンでまったりと過ごす。ここでも韓国ドラマをやっていて長い時間見入ってしまう。その後、いつもオンラインオフラインともにお世話になっているAさんと待ち合わせる。最終便でソウルに着いたそうだが元気そうだ。一緒にテンジャンチゲの食事へ。5000Wのタコテンジャンチゲを食べたがにんにくがきいており意外においしかった。その後、マックでコーヒー。夜遅くまで楽しい時間を過ごすことができた。

※タコテンジャンチゲ

 今日の予定はこれでおしまい。
 

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