釜山&福岡・よくばり?旅行記(2006年2月17日〜2月19日)・2日目
   

                           
                           ※釜山港から見た釜山の街 


2月18日(金)
 昨晩はポカポカのオンドル部屋のおかげで気持ちよく寝ることができた。
やっぱり冬のオンドル部屋は最高である。
寝る前に今日着る服を全部床に広げておいたので朝着替える時にはこれまたぽかぽかになっていた。
 韓国滞在時間は少ない。とりあえず広安里のビーチを見に行く予定である。
が、まずは朝の腹ごしらえを。
南浦洞の済州家という食堂でウニスープ(ソンゲグク)なるものを食べられるとの記事を釜山紹介の小冊子で読んだことがあり前から気になっていたのだ。
さっそく地図で食堂の場所を調べて行ってみた。
このお店はあわびのおかゆが自慢だそうだがこれはソウルで食べたことがある。
やっぱり私はウニのスープ(ソンゲグク)を注文した。
確か6000Wだったと記憶している。
ところでこのお店にいた客は驚いたことに日本人ばかりだ(^^;)
メニューも日本語表記有りだし食堂のおばさんも日本語を話す。
しばらして5種類のおかずとご飯、そして大きな器に入ったウニスープ(ソンゲグク)が運ばれてきた。
ウニは確かにたくさん入っている。が、ワカメもこれでもか!というくらいたくさん入っている。

※「済州家」のウニスープ(ソンゲグク)

スープはヘムルタンやメウンタンのような辛い唐辛子スープではない。
ダシのきいた単純な塩味なのでワカメの味もウニの味も充分に楽しめた。
一度にこんなにたくさんのワカメを食べたのとウニをこうしてスープの具として食べたのは初めてである。
が、日本人には大変なじみやすい味だと思った。とてもおいしかった。
食後は地下鉄に乗って広安里ビーチへ。
釜山でビーチといえば海雲台ビーチが有名だが一度行ったことがあるので今回は広安里ビーチにした。
地下鉄の金蓮山駅から歩いて数分で海が見えてくる。
道の両側は個人商店が並び独特の雰囲気だ。
広安里ビーチに着く。
  
※広安里ビーチ

ここは海雲台よりも庶民的な印象を受けた。
沖には自動車道の高架橋がかかっているので海としての光景はちょっと圧迫感があるかもしれない。
海岸沿いにはホテルではなく「ハートモーテル」、「バッキンガムモーテル」、「ブリッジモーテル」などモーテルが立ち並んでいる。
海が見える部屋を指定してここに宿泊してみたいと思った。
夜は高架橋がライトアップされてこれまたきれいなのだそうだ。
ビーチをゆっくり歩き少しだけ恒例のビーチコーミングを。
ゴミはほとんど落ちていない。
波によって飴玉のように丸くなった緑や茶色のきれいなガラス片が少しあるだけだ。
あとはきれいな砂と貝殻のみ。
本当に砂がきれいなビーチだ。
束草海水浴場、海雲台につづいてここでも記念に貝殻やきれいな砂を少し持ち帰った。
今、机の上にビンに入れて飾ってある。
こんなのがいいお土産になるのだ。
こうしている間にも時間はどんどん過ぎていく。
地下鉄でチャガルチへ戻った。
国際市場をゆっくりとブラブラ歩く。
市場の雑多な感じがなんともいえない。
韓国海苔を海産物を売る露店で買った。2袋、かなりの量で3000W。これは安かった。
抑揚の激しい釜山訛りを聞きながら市場の雑踏の中をゆっくりと見て歩く。
数々のキムチを売る店、かぼちゃ粥やあずき粥を食べさせるワゴンの屋台。惣菜パンや菓子パン専門の露店....。
これが楽しいのだ。
  
※国際市場のとあるキムチ店。              ※こんな市場の雰囲気が大好き

大通りを渡って今度はチャガルチ市場へ。スルメが欲しかったのだがこういうときに限ってなかなか見つからない(^^;)
結局市場近くの農協水産物百貨店でスルメを買った。
韓国のスルメは香りもよいし、なんと言っても安い。
国際市場とチャガルチ市場、結構ゆっくりと見ていたらもう釜山港へ戻らなければならない時間だ。
チケットのチェックインをした後釜山港のターミナル内にある伽耶食堂へ。
ここは.....はずれだったかも(^^;)
メニューはプルコギと石焼ビビンバ、冷麺くらいしかない(T.T)
しかも安くはなかった。
仕方なく冷麺を頼む。まずまずの味だった。

というわけで今回の韓国滞在時間はちょうど24時間。
欲を言ったらきりはないが24時間だけでもビートル利用での釜山滞在だったらかなり楽しめる。
ビートルに乗って博多へ戻る。
帰りはずっと寝ていた(^^;)
帰国(再入国)手続きはいたって簡単。すぐに終わった。
今日の宿泊先は博多駅と中州の間にある冷泉閣ホテルだ。
名前だけ聞くと温泉観光ホテルのような感じを受けるが普通の安いビジネスホテルである。
ホテルに荷物を置いて外へ。もう夕方6時を過ぎている。
まずは中洲川端の商店街へ。
古い個人商店が結構あってちょっと懐かしい感じのする商店街だ。
「しんちゃん」という居酒屋を見つけた。焼き鳥類がそろっているが九州近海の刺身類も多くあるようだ。
ビールも飲みたくなってきたし、とりあえあずここに入る。
店員はみんな明るくて気持ちよい。
カウンターに座り生ビールを頼みながらメニューを見る。
私は一人旅でもチェーン店以外の居酒屋へよく入るがこの時間がなんともワクワクである(笑)
枝豆と五島近海であがったというイサキの刺身を頼んだ。
イサキの刺身は歯ごたえがありどちらかといえば淡白な味、とてもおいしかった。


生ビールを飲み干した後は豚トロやつくねなど数本と福岡の焼酎である「うすはね」を頼んだ。
うすはねは初めて飲んだが焼酎独特のくせは少なく、上品な感じの飲みやすい味だった。
いい気分になったところで店を出る。
お勘定は確か2800円くらいだった。高くはない。
次に、ここからすぐ近くの冷泉公園へ。
この公園の周りには中州名物の屋台が数軒並んでいるのだ。
屋台といっても韓国のポジャンマチャのような感じの屋台だ。
で、「あきちゃん」という長浜ラーメンの屋台へ入った。
  
※中州屋台の一つ、「あきちゃん」。          ※ここのとんこつラーメンは意外においしかった。

屋台のラーメンという事で期待はあまりしていなかったのだが予想に反し、麺もスープもかなりおいしかった。
600円であった。
ホテルへ歩いて戻る途中、ホテル向かいに1軒のラーメン屋を発見、「博多らーめん一番亭」という名前のラーメン屋だ。
もちろん入ってみる。
先ほどや体でラーメンを食べたばかりだが、九州ラーメンは1杯の量が少なめなのでもう一杯食べられそうだ。
このお店はとんこつラーメンのほかにおでんもやっていた。面白い。
私は普通のとんこつラーメンを頼んだ。
このお店のラーメンはどちらかといえばさっぱり系のとんこつラーメンだった。
飽きの来ない味だ。具のきくらげがとてもよく合っていた。
 
こうして今日の日程が終わった。




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