釜山&福岡・よくばり?旅行記(2006年2月17日〜2月19日)・1日目
2月17日(金)
朝7時過ぎに自宅を出る。
羽田空港へは自宅の最寄り駅から乗り換えなし、電車一本で行けるのでこればかりは毎回感謝している(笑)
空港では飛行機の待ち時間にカレーライスを食べる。
ターミナル内はカレーのいい香りが漂っているところが何ヶ所かあっていつもここではカレーを食べたくなるのだ。
ところで各方面行きの便ともボードを見ると軒並み満席である。そう、今日は金曜日、週末なのだ。
私が乗るのはJAL1711便の福岡行き、この便も満席になっていた。
沖縄便とは違いスーツを着た人がかなり目立つ。行き先によって客層が違ってくるのは少々興味深い。
福岡空港にはほぼ定刻どおりに着く。この空港に来るのは久しぶりだ。
空港から博多までは地下鉄で数分なのでとても助かる。
今日はこのあと博多港からビートルで釜山へ行く予定であるがまだ少し時間がある。
福岡に来たからにはとんこつラーメンを食べずにはいられない。
「1軒目」のラーメン店はカウンターに個人ごとの仕切りがあり注文方法も独特な有名店、「一蘭」へ行くことにした。
「一蘭」は福岡に数箇所あるが私が知っているのは天神の「一蘭」。
予想通り行列していていたが客の回転は速く、15分くらいで席につけた。
カウンターは一人一人仕切り壁があり、それぞれ水道の蛇口もついていて勝手に水がくめるようになっている。
オーダー用紙とペンが置いてあり、自分の好み(味の濃さ・こってり度・にんにくの量・ねぎの有無・チャーシューの有無・秘伝のたれの量・麺のかたさ)を選ぶようになっている。
※一蘭の注文用紙
オーダーを書き終わるとカウンターに設置されている呼び出しボタンをおして店員さんに渡す。
これならかなり自分の好みにあったとんこつラーメンを食べることができる。
※一蘭のとんこつラーメンと替え玉
麺にもスープも満足、さっそく替え玉を注文した。
割り箸の袋が追加注文用紙になっているのでこれで替え玉の注文をする。
もちろん麺のかたさなど好みの指定ができる。
お腹が満足したところで天神の長くて広い地下街を歩きに行く。
この天神の地下街は本当に広いので歩きやすいのだ。
また照明は少々薄暗く、地下街としてのデザインがとても凝っていて歩いているだけで本当に楽しい。
さて、ビートルの時間が近づいてきたのでタクシーで博多港へ。
※ビートル
出国手続きはものの10分程度でおしまい。
成田空港での手続き時間の長さと比べると非常に楽である。
ビートルで釜山へ行くのは3年ぶり、また、訪韓回数は先月に続いてこれで24回目となる。
客層は韓国人がかなり目立った。
私が乗ったビートルは博多港を14:15に出て17:10に釜山へ着く便である。
博多港を出たビートルはしばらくは揺れずに航行していたが1時間もすると歩けないほど揺れ始めた(^^;)
船内に売店があってちょうどコーヒーでも飲みに行こうと思っていたのだがこれではこぼさずにコーヒーを飲むのは難しそうだ。
窓を見るとなるほど波は高くて少し荒れている。
私は船酔いは全くしなかったがタオルをもらって床に敷いて寝込んでいる客が数名いた。
ビートルは時間通りに釜山に到着、入国審査もすぐに終わった。
飛行機と違って審査がすぐに終わるのは非常にありがたい。
釜山港の良いところ、それは港から歩いて数分のエリアがもう繁華街であることだ。
食堂も地下鉄駅(中央洞駅)も旅館もある。
私はまず今日の宿探しをした。
前回釜山入りした時はソウル荘旅館に泊まったので今回はそのすぐ近くのクマ旅館に泊まろうと考えていた。
旅館のドアを開けて中に入る。誰もいない。
ドアを開けると自動でチャイムが鳴るのだが誰も出てこない。
大声で何度か呼んでみたがだめだ。
受付は小さく、かなり古めかしい感じだ。
う〜ん、時間がもったいないので受付の写真だけ撮ってここは諦める。
※茶色の建物がクマ旅館。階段を挟んで右が丸金荘旅館。右の写真はクマ旅館の小さな受付。受付前にはなんと冷蔵庫も(^^;)
次に向かいの丸金旅館へ。
ところがこれまた誰もいない(^^;)
クマ旅館と同じく大声で何度も呼んだがだめだ。
これまた受付の写真だけ撮って外へ出る。
※丸金荘旅館の受付。古めかしく、階段がいい感じ。
結局また同じソウル荘旅館(ソウルモーテルに改名されていた)へ行った。
ここは旅館のおばさんが日本語を話す。
1泊25000Wだ。値段は以前と変わっていない。
部屋はオンドル部屋、浴室&トイレは大変広くてきれいだ。
※ソウルモーテルの外観とオンドル部屋。
荷物を置いて外へ。
先ほど釜山港の案内所で教えてもらった南浦チムジルバンへ行く。
昨年釜山を訪れた時に買ったハナロカードが財布に入ったままなのを思い出し、中央洞駅でチャージする。
中央洞駅から1駅行くと南浦洞駅。とてもにぎやかな繁華街だ。
ここから歩いてすぐのところに南浦チムジルバンがある。
確か値段は6000Wだった。
広い風呂に浸かった後にチムジルバンでゆっくり過ごすのは本当に気持ちが良い。
チムジルバンでまったりしながら、そばで韓国人がしゃべる抑揚の激しい釜山訛りを聞いていると自分も今釜山にいるのだと気づかされる。
このチムジルバンはビルの10階にあるので釜山の夜景がよく楽しめる。
夕飯は前もって調べておいたジンスソンチャンへ。
ここは化学調味料を一切使わないそうなのでとても気になっていたのだ。
おすすめは納豆チゲだそうだ。
が、私はヘムルテンジャントゥッペギ(海鮮テンジャンチゲ)がどうも気になってそれを注文した。
結果は....大当たりだった。
カニのぶつ切りがドサドサ入ったテンジャンチゲが出てきてびっくり。
おかずも種類が多くて満足だった。
おかずの中にさばのキムチ風の煮付けがありこれがまたおいしかった。
釜山はやっぱり海の町だ。
海苔も食べ放題だ。
醤油につけて食べなさい、と食堂のおばさんに言われた。
海苔の食べ方は日本と同じだ。
値段は確か5000W。でもこれなら満足だ。
※ヘムルテンジャントゥッペギ
食後はクマ旅館横の独特な階段を登り、釜山の下町風のエリアをゆっくりと散歩。
途中、1軒の肉屋があり中を何気なくのぞいて超びっくり!!
なんと皮を剥がされた牛がそのまま宙吊りにぶらさげられているのだ。
その横で店のおばさんがイスに座ってテレビを見ている。
本当に印象的な光景だった。
その肉屋を過ぎて少し歩くと今度は雑貨屋さん。
だがどうもその雑貨屋さんの看板に見覚えがある。
そう、日本にあるコンビニ、ホットスパーのパクリ看板だ(^^;)
さすがは韓国、とちょっと感心してしまった(^^;)
※見覚えあるでしょう??この看板(^^;)
このあたりの街は階段を伴った場所が多くて街としての風景を充分に楽しめた。
宿に戻る前にPCバンへ行ってHPと天気のチェック。
相変わらずこのPCバンでもゲームをやっている学生がほとんどだった。
今日の予定はこれでおしまい。
明日は14:15のビートルで博多へ戻るがそれまでは広安里ビーチへ行ったり、国際市場、チャガルチ市場をゆっくり見る予定である。