バースデー割で行く沖縄旅行(2006年3月3日〜3月5日)・3日目
3月5日(日)
朝、お腹が空いて気分良く目が覚めるというのは旅先だけでのこと、ストレスの多い日常生活では考えられない。
さて、朝食はワゴンで部屋までもってきてくれるのだが、時間を指定できるので朝8時にお願いしておいた。
朝7時40分、部屋のドアがノックされる。
早いなあ(^^;)何とも沖縄らしい。
従業員のおばさんがワゴンに載せて朝食を持ってきてくれた。
とても感じの良いおばさんだ。
世間話をしながら朝食が載ったお盆を渡してくれる。
焼きたてのトーストとコーヒー、ゆで卵にサラダである。
※これが運ばれてきた朝食。こんな感じで充分!
こんな朝食が付いて1泊4400円なんだから本当に安い。
これまでいろいろなホテルに泊まっているがこんな格安ホテルで朝食を部屋までもってきてくれるのは初めてだ。
コーヒーの香りを楽しみながらゆっくりと楽しむ朝食はある意味贅沢だと思った。
※食べ終わったら部屋の外に置くことになっている。
食後は猫の写真を撮りにいつも行く希望が丘公園へ。
ここは路地裏の丘の上にあるうっそうとした静かな公園だ。
とにかく猫がたくさんいるのである。
まったりとした那覇の朝の雰囲気を楽しみながら写真を撮る。
どの猫も人懐こくてほっとさせられる。
※右の猫、ちゃんとカメラ目線をしてくれた。カメラ目線してくれるとたすかる(笑)
今日はこの後、波の上ビーチをちょっと見て、あとは牧志公設市場と安里付近を散策して沖縄を離れる予定だ。
波の上ビーチは那覇で唯一のビーチ。
広くはないが沖縄の海の雰囲気は楽しめる。
今は3月、来月はこのビーチ、海開きである。
沖縄の青い海はいつまで見ていても飽きない。
ビーチにも猫がいる。
※波の上ビーチにて
猫にとってこの時期が一番過ごしやすいのだろう、今回の旅行ではいつもに増して猫をよく見かける。
このビーチでしばらくゴロゴロしたり沖縄ならではの看板を撮ったりして過ごす。
帰りたくなくなってしまう(^^;)
この青い海と市場が見たくて沖縄に何度も来ているようなものだ。
喉が渇いてきたので牧志公設市場方面へ戻る。
いつも立ち寄るゴーヤージュースのスタンドに行く。
1杯300円のゴーヤー生ジュースを飲む。
これを飲むと生き返る感じだ。
お昼までにはまだ時間があるので安里方面へ散歩に行く。
安里の栄町市場という、ローカルな市場を見たかったのだ。
牧志公設市場と違ってここは完全に地元の人向けの市場だ。
一昔もふた昔も前の古い雰囲気がいっぱいの懐かしい感じの市場だ。
まだ午前中なのでやっている店が少ないのが残念だ。
この市場のわき道をちょっと反れると飲み屋街だ。
沖縄独特の小さな看板を掲げたディープなスナックが多い。
午前中は静かだが夜はきっと賑わっているのだろう。
1軒のおでんやさんを見つける。
「おでん 東大」。
この看板の活字が何とも言えずよい雰囲気を出している。
どうみてもおでんやさんには見えない。
そう、沖縄は意外におでんやさんが多いのだ。
その近くには「トマトハイツ」なるアパートが。
薄汚れたコンクリートの建物にじかにそう書いてある。
沖縄らしい。
近くには「小便スルナ」の木の札が。
「スルナ」とカタカナになっているのが面白い。
こうやって次々に面白い物が出てくるのでなかなか街歩きを辞められないのだ。沖縄は(^^;)
※なんとも貫禄が感じられる札だ(^^;)
お昼、牧志公設市場のあるアーケードに戻る。
沖縄そばが食べたい。
前から気になっていた350円のソーキそばの店に入る。
看板には「宮古そばの店」、わきには「ソーキそばの旨い店」と大きく掲げられている。
※本当に安くておいしい沖縄そばやさんでした。
活字もまたとても良い。
小さな店だが、看板どおりソーキはよく煮込んであって味が濃厚で本当においしかった。
量も多めなので本当に満足だ。
那覇を離れる時間がせまっている。
ここでいつものように最後の買い物をする。
アーケードを抜けて開南方面へ出たところに農連市場がある。
これこそディープな市場だ。
ぼろくて暗い体育館のような建物の中に農産物を売る露店が集まっていて、ここまで来るともう観光客はあまり見ない。
沖縄特産のたんかんを買う。
市場周りを急いで散策した後再び牧志公設市場へ。
いつも行く沖縄の漬物屋さんで島ラッキョウの漬物とフカひれの炒め物、ゴーヤーの漬物を買う。
時間をかけていろいろ試食させてもらえるので本当に楽しい。
そろそろ帰らなければならない時間である。
タクシーをつかまえて那覇空港へ。
那覇空港の搭乗口付近にはなんと自宅の最寄り駅まで買える私鉄の自販機があり、これを見ると半分現実に戻された気分になる(^^;)