2008 春の沖縄旅行記(2008年3月1日〜3月2日)・2日目

                       
                        

3月2日(日)

 旅先での朝は目覚めが良い。朝ごはんはHさんが気になっているという一銀食堂へ連れて行ってもらう。これは期待できそうだ。この一銀食堂、以前はスーパーだったそうだ。店の看板は「名護そば」となっているが以前は一銀スーパーだったことからか、一銀食堂と呼んでいるらしい。
  
※「名護そば」(一銀食堂)、24時間営業というのがすごい。

 店内は広くてゆったりしている。メニューの種類は大変多く、どれも安い。食べたいものばかりで迷ってしまう。24時間営業だそうだ。私はみそ汁定食(¥630)を頼んだ。ご飯のほかになんとポーク卵やさしみまで付いてくるらしい。
 みそ汁はおおきなドンブリに入ったボリュームあるもの。これは沖縄ならではのメニューである。島豆腐や野菜がたっぷりと入っている。若干甘めの味噌汁はとてもおいしい。カツオのダシがよく効いていたような記憶がある。ポーク卵はこれまた大好きな沖縄メニューの一つ。刺身はマグロである。
    
※ボリューム満点のみそ汁定食、630円。        ※ごちそうさま(笑)

 普段は朝からとてもこんなに大量のご飯は食べられないが旅先では違う。瞬く間に全部を平らげる(^^;)この食堂は国際通りからも近いしぜひまた来たい。
 この後、ゆいれーるに乗って首里へ行く。首里城公園にある龍潭(琉球王朝時代からの大きな池。当時はここで中国からの冊封使を招待して宴を開いたという)にたくさんいる猫の写真でも撮りながらのんびりと過ごす。

※龍潭。うっそうとしており猫がたくさんいる。

 この龍潭は本当に猫がたくさんいる。人懐こい。アヒルみたいな鳥も多く放し飼いにされていて猫とうまく共存している。池では亀が悠々と泳いでいるのを確認できる。池の周りは南国らしいうっそうとした木々が茂っている。あの月桃もあちこちに生えている。
  

  
※猫と鳥がなかよく共存

 こんな風景を見ながら琉球王朝時代の様子をあれこれ想像すると何だか楽しくなってくる。龍潭でのんびりした後はすぐ近くの金城石畳へ行く。このような沖縄の昔ながらの路地は何回来ても良いものである。金城石畳の道はあちこち枝分かれしていて寄り道しているとすぐに時間が経ってしまう。
  
※金城町石畳の路地

 路地沿いの民家の庭では八重桜がきれいに咲いている。パパイヤの木がある家もある。ちゃんと実がなっているのを確認できた。金城石畳の路地を歩いているとたくさんの駄菓子が入った紙袋を持った小学生たちとすれ違う。Hさんと「あの駄菓子、どこに売っているんだろうねえ?」という話になる(笑)

※路地を脇へ入るとこんな木も。本土では見られない大アカギ。昔は首里のあちこちに生えていたが戦争でそのほとんどがなくなってしまったという。

 石畳の道を通り抜け、大通りに出たところに小さなスーパーがあったので入ってみる。店内はどちらかといえば殺風景、また商品もローカル色いっぱいでなかなか良かった。
 もう早くも昼近くになっている。私は午後の便で帰らなければいけないのでHさんとはここで別れた。残された時間で昼ごはんと最後の買い物タイムである。
 その前に、どうもさっきすれ違った小学生たちが持っていた駄菓子が気になるのだ(笑)この近くに駄菓子屋さんがあるに違いない。付近を15分ほど歩いてみると前方に「おっぱ牛乳」の立て看板を見つけた。小さなお店の前に立ててある。これはすごい。「おっぱ牛乳」はやんばるの音羽岳にちなんだ牛乳、生産量が少ないことから流通量も少なくて限られたところでしかお目にかかれないのだ。
  
※おっぱ牛乳などの乳製品があった駄菓子やさん ※おっぱヨーグルト

 さっそくその小さな店に入っておっぱ牛乳を探したら牛乳以外におっぱヨーグルトまである。私はヨーグルトの方を買って食べてみた。甘みが抑えてあり、酸味が若干強くてとても爽やかな感じのヨーグルトだ。いいお店を見つけた。次回はおっぱ牛乳を飲もう。で、なんとそのお店が気になっていた駄菓子屋さんだったのである。
 タクシーで開南まで戻りそこから牧志公設市場へつながるアーケードへ入る。途中、これまた引かれる店構えの食堂を見つけた。昼時だし早速入ってみる。「食堂ミルク」という食堂である。店内は飾り気のない昔ながらの雰囲気、私はソーキそばを頼んだ。値段は忘れたが安かった記憶がある。ソーキの味付け具合がなかなかよく、スープもおいしい。店内を見回すとなんと黒電話が使用されている。沖縄では黒電話がまだまだ健在のようであの懐かしいチリリリンという呼び出し音もそのままだ。沖縄で黒電話を見たのはこれが初めてではなく、もう何度も見ている。
  
※ローカル色いっぱいのの食堂。           ※ソーキそば


 食後は農連市場でたんかんを買ったり牧志公設市場で各種食料品を買い込んで今回の春の沖縄旅行はおしまい。




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