全羅南道(木浦&珍島)とフルハウスロケ地をめぐる旅(2006年8月13日〜8月17日)・5日目
                
                     

 8月17日(木)


 今日は早くも帰国日であるが帰りの便は夜の7時15分金浦発なので1日充分に遊べる。
朝、例によって隣のチョゲ寺のお経によってすがすがしい?目覚めである。
サモモーテル受付にカギを戻しチェックアウトをする。
いつものアジョッシはまだフロントの奥で寝ていた。
まずはお隣のチョゲ寺へ最後のお参りをしに行く。
また次回も無事に訪韓できますように....と。
朝早いのに境内は本当にたくさんの人で賑わっている。
熱心にお参りをしている人々を見ているとこちらまで良い気持ちになる。
朝ごはんはミョンドンの韓国粥専門店へ食べに行った。
ソウルナビでおなじみの味加本はすごい混雑振り、時間がもったいないので並びにある別のお粥やさんへ行った。
薬泉という店でまだ新しいようだ。
アワビ粥を頼む。ここもまわりは日本人ばかりだ(^^;)
そりゃそうだろう、朝から1000円前後もする高いお粥を韓国人が食べにくるとは考えにくい。
味はとてもよく、付け合せのおかずもほっとさせられる味だった。

※あわび粥。器がとてもいい感じだ。

店内の雰囲気も落ち着いた感じだ。
メニューを見ると伝統茶もある。
私の大好きな桂皮茶(ケピ茶)がある。
食後に早速頼んだ。

※桂皮茶。シナモンの香りが気分を落ち着かせてくれる。

ニッキのあの香りはとても心が休まる感じがして気に入っているのだ。
食後はしばらくミョンドンの繁華街を歩く。
ミョンドンキルからウエスティン朝鮮ホテルが見える。

※ミョンドンのアバター前から見たウエスティン朝鮮ホテル。初訪韓の時に泊まったホテルだ。

8年前の秋に初めて訪韓した時、このホテルに泊まったのを思い出した。
実はミョンドンという街を初めて知ったのは中学1年の時だった。
地理の教科書にミョンドンの繁華街の写真(今のAVATAR前からミョンドン聖堂方面を撮った写真)が載っていたのだった。
今この古い写真を見るとここがミョンドンなの?と思うくらい、なんというか昭和の古い繁華街のようだ。
それが今では本当におしゃれな繁華街に変化してしまった。
ミョンドンから小公洞地下商街を歩いて市庁駅へ出て、地下鉄で東大門へ行く。
東大門から清渓川沿いに1キロほど歩いたところにDVDやVCDを安く売っているお店がたくさんあるのだ。
ここで韓国映画のVCDを数本買う。
VCDを選んでいる時間は本当に楽しい。宝の山に入り込んだような感じだ。
お目当ての映画のVCDを買った後は以前から気になっていた黄鶴洞の中央市場へ。
大きな長いアーケードから成るこの市場はとにかく何でも売っている。
ここまで来るとさすがに日本人は見ない。
アーケードからは大きな垂れ幕がかかっている。
「いつも行きたい中央市場!」「朝から晩まで一緒にいる中央市場」など面白い文句だ。

※この薄暗いアーケードの中のごちゃごちゃ感がとても良い。

確かにこんなに大きくてローカル色が強い市場が近所にあったらいつも行きたくなってしまう。
八百屋、肉屋、海産物屋....ゆっくり見ているとキリがない。

※中央市場内の八百屋さん。キャベツ1つ1500W。エゴマの葉が7束で1000W。安い!!


特に肉屋は建物が列になって並んでいて肉屋通りならぬストリートを形成している。
その分、動物の肉の匂いもすごい(^^;)
「ケコギ」....。
なんと犬肉まで売られている。
とても楽しい市場だった。
南大門市場のように観光化された雰囲気もなく、完全に地元の方のための市場という感じがした。
これまでソウルのローカルな市場として広蔵市場、永登浦市場を訪れたがこの中央市場もお気に入りの市場になった。
この後は地下鉄4号線に乗って郊外の町へ。
ソウル駅から40分程度のところで降りようと決めて降りた駅が坪村駅。
全く予備知識はない。
地上に出るとやたらと病院の白衣を着た先生らしき人や車椅子に乗った患者らしき人が目立つ。
ちかくに大きな病院があるようだ。
駅の周りの道路は広々している。新しい街のようだ。
駅のそばには高層アパートがたくさんあっていかにもソウルのベッドタウンと行った感じの街だ。
そういえばもうお昼である。
駅近くの食堂に入った。
木曜日のお昼、今日は平日だ。
サラリーマンがたくさん食堂に来ている。
この光景は日本も韓国も同じだ。
特に何を食べるか決めずに入ったのだがメニューを見て「おでん定食」なるものを発見してそれを頼んだ。

※おでん定食、4000W。

鍋の中には和風のダシに浸かっている韓国おでんや野菜。
これらがたくさん入っているのが運ばれてきた。
日本人にとても合う味でおいしかった。
これにおかずが7皿も。
これで4000Wは安い。
おかずはキムチだけではなく、チジミや、豆を甘く煮たものもあった。
食堂の人に「あなた、韓国人じゃないでしょう?」と言われ、「日本から来ました」と言ったらとても驚かれた。
こんな郊外の何もない街に来る日本人観光客はいないだろう。
食後はすぐ近くにある中央公園へ。

※安養市の中央公園。緑も多く、川もあってゆっくりと過ごすにはとても良いところ。

大変広い公園で川まで流れている。
川では幼稚園児たちがバチャバチャと水遊びを楽しんでいる。

公園のまわりは高層アパートと小学校がある。
公園の一角に石が敷き詰められたイボイボの道があった。
  
※中央公園の中央公園足裏指圧場。大げさな名前だが普通の足つぼマッサージ用の道だ。

これは台湾で見たことがある。
足つぼマッサージの道かなあと思って周りをみると案内看板があった。
「中央公園足裏指圧場 安養市」とある。
ここで初めて自分が安養という街にいる事がわかった。
看板には足裏のつぼについて説明が詳しく書かれていた。
さっそく裸足になってそのイボイボの道を歩いたが痛いの何の!!
体中、悪いところだらけのようだ(笑)
が、しばらく痛いのを我慢して歩いているうちにだんだんと気持ちよくなってくる。
不思議だ。さすがはつぼの効果だ。
天気も良いし公園内の景色も良いし、ここでしばらくぼ〜っとしてすごす。

※中央公園のまわりは高層アパートばかり。

午後2時過ぎ、そろそろソウルへ戻る。
鍾路のお餅やさんでお土産用に桂皮のお餅やかぼちゃのお餅などを買う。
で、地下鉄で金浦空港へ。
Eマートでゆっくりと時間をかけて最後の韓国での買い物を楽しむ。
買い物と言っても食べ物がほとんどだ。
いつも旅行バッグとリュックにパンパンになるまで買う(^^;)
韓国産のニンニクにレトルトのトッポッキにインスタントラーメンの新商品に韓国蚊取り線香.......。
重い荷物を抱えながら空港にて出国審査を受ける。
いつもながらスムーズに終わる。
帰りの機内でも同じく吉本の漫才などを観て楽しんだ。

※機内食。まあまあ、こんなもん(笑)

4泊5日の夏の韓国の旅はこれでおしまい。
羽田空港に着くとここはもう現実の世界である。




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