半年ぶりのソウル&初めての済州島5日間の旅(2007年6月3日〜6月7日)・4日目
6月6日(水)
朝、一晩お世話になった大元旅館のハルモニに挨拶してチェックアウトする。
まずは朝食を。実はこの旅館では韓国インスタントコーヒーとトーストは無料なのだがこのあと、食堂で食べたいのでパスした。
鍾路タワーそばのいつものキムパブ天国へ行く。
食べたいメニューは既に決まっている。
以前から課題?となっていたカルチチョリム(太刀魚の煮付け)の定食だ。
4000Wとのこと。
太刀魚の煮付けは初めてだ。
写真では写っていないがこの黒いトゥッペギの底に手の平くらいの大きさの太刀魚煮付けが2つ入っていた。
なかなかすごい。
※キムパブ天国のカルチチョリム(太刀魚煮付け定食)。肝心の太刀魚煮付けは鍋の底に2つある。
韓国風煮付けらしく、味は唐辛子ベースの甘辛い味。
この甘辛い味付けがご飯に非常によく合う。
太刀魚以外に野菜、きのこもたっぷり入って栄養満点だ。
太刀魚自体はおいしいのだが小骨がとても多くて食べるのに時間がかかる。
一緒に出てきたおかずは白菜キムチと卵焼き、黒豆の甘露煮のようなもの(落花生だったかも)だった。
お腹が満足したところで今日の予定を始める。
地下鉄を乗り継いでワールドカップ競技場へ行く。
入場料を払うと中を観覧できるのだ。
最寄りの地下鉄駅名もワールドカップ競技場駅という名前だ。
競技場前は広場になっておりコンビニもある。
今日は水曜日で日本は平日だが韓国は休日(顕忠節)だ。
ワールドカップ競技場に見学に来た家族連れで広場は結構賑わっている。
入口で1000W払って中に入る。
中に入るとワールドカップ公認のグッズショップや展示コーナーがある。
そこを過ぎると競技場の観客席に入れるようになっている。
グラウンドは芝生の整備の車が行ったり来たりしていた。
見晴らしの良い観客席に座ってみる。
※ワールドカップ競技場。やっぱり本番の試合を観てみたい。
場内はワールドカップ時の韓国応援ソングがかかっておりなかなかいい感じだ。
私も一度、ワールドカップのあの雰囲気を体験してみたいと思った。
テレビで観るのと生で観るのでは全然違うはずだ。
次は再度地下鉄を乗り継いで崇実大入口駅へ行く。
ここからマウルバスに乗りクアム中学校前へ。
※マウルバスとその車内の様子
そう、この1月に訪れたバリでの出来事のスジョンの長屋の再訪だ。
1月はひどい吹雪の中行ったのでゆっくりと見られなかった。
特に長屋前の急な坂を下っていくとどうなっているのかも気になっていたのだ。
今日はとても良い天気で暑いくらいだ。
やっぱり吹雪の中で見たのとまったく風景が違う。
※定点観測、「バリでの出来事」スジョンの長屋(笑)。左は1月撮影時。
スジョンの長屋はやっぱりかなり高い丘の上にあることが分かった。
見晴らしがとても良い。
※左の写真、中央やや右に63ビルが確認できる。手前の家々はほとんど壊れかけた家。人はいない。
63ビルまで見える。
さっそく長屋前の急坂を下ってみる。
細い未舗装の路地や小さな階段を下っていくが途中の家々はみんな壊れかけており人が住んでいる気配はない。
丘を降りきると何棟か4〜5階建てのビラがあったのだがガラス窓が外されており、ここも人の住んでいる気配がない。
一つの集落のようだが人が全くいない、静かで不気味なエリアだ。
※一見、普通の住宅地のように見えるが取り壊し予定、あるいはその最中の建物ばかり。人を全くみかけない。
壊れかけた家の前にはハングルで「接近禁止」の掲示がある。
こうやって次々と開発が進んでここも近い将来はきれいな高層アパートが立ち並ぶことになるのだろう。
ちょっと複雑な気分でまたこの丘を登って戻る。
急な上り坂でいい運動だ。
そう、この丘の頂上がスジョンの長屋あるのを再確認できた。
ゆっくりと見たためにすでに昼を過ぎていた。
鍾路に戻ってとりあえず今日泊まる予定のサモモーテルへ行く。
いつもの性格の良さそうなアジョッシがフロントにいた。
なんだかほっとする。
部屋も空いているそうだ。
しばらく休んだあと、隣のチョゲ寺へお参りし、ちょっと遅めの昼ご飯を食べに行く。
※チョゲ寺境内。見慣れた光景にほっとする。
朝に続き再度近くにあるキムパブ天国へ。
今度はマンドゥラーメン(餃子入りのラーメン)を頼む。
これは2500Wと安い。
おかずも比例してカクテギとたくわんのみだ。
このラーメンは想像通りの味だ。おいしい。
※キムパブ天国のマンドゥ(餃子)ラーメン。
このあとは夕方まで市庁前広場で過ごす。
顕忠日に関連して数万人規模の集会がここ市庁前広場で行なわれることを昨晩のニュースで知ったので見ようと思ったのだ。
すでに集会は始まっており、市庁前広場は小さな太極旗を持った人々で埋め尽くされていた。
あまりの人の多さにびっくりする。
アドバルーンが高く舞っており幕にハングルで「北核廃棄・自由民主統一国民大会」と書かれていた。
ステージでは当時の軍関係者や大学教授、関連団体関係者と思われる人たちが北朝鮮の核兵器廃棄と民主主義を守る旨の演説(多分(^^;))を次々と行い、集まった数万の人たちに対してシュプレヒコールを繰り返していた。
広場内ではミネラルウォーターを売る人、行事関連のフリーパーパーを配布する人、太極旗を配る人などがあちこちで見られ、日本ではこういう光景はなかなか見る機会がないので新鮮に感じた。
この集会自体もこんなにおおぜいの人たちが集まり、一つになって行事を行なうという機会を日本の身近では見ないのでとても印象的だった。
夜は食堂へは行かず、鍾路の屋台やキムパブ専門店、コンビニなどであれこれ買ってきてモーテルの部屋で韓国ドラマを見ながら食べた。
※手前のトレーは鍾路の屋台で買ったたこ焼き。隣は「キムパブ王国」(天国ではない)でテイクアウトした全部入り海苔巻き。
あとは魚肉ソーセージ、ウズラ燻製卵、乳酸菌飲料、ビール、サンドイッチなど。
今日の日程はこれでおしまい。