6年ぶりの香港&初めてのちょこっとマカオ(2006年6月10日〜6月12日)・2日目

                         

 昨夜は部屋のカーテンを閉めずに寝た。
香港の夜景が本当にきれいで寝ながらでも楽しめるのだ。
朝6時前、自然に気持ちよく目が覚める。
毎日こういう気持ちよい目覚めをしたいのだがこれは旅行している時でないと経験できない;;
窓の外を見る。
カオルーン公園で太極拳をやっている人たちが十人ほどいるのが確認できる。
さすがは香港らしい風景だ。
今日はまずマカオへ行く予定である。初めての国だ。
マカオ行きフェリーに乗るために地下鉄で上環へ行く。
フェリーは15分おきに運航されているようだが安心のためチケットは往復で昨日買っておいた。
往復で約4500円程度。
まずは朝食を。
上環のマカオフェリーターミナル内のマックに入った。
マフィンや飲み物、ポテトなどがセットになったのを頼んだ。
マフィンの部分と中に挟むハンバーグや卵は別々で出てきた。
飲み物はコーヒーを頼んだらマックの砂糖を3袋もくれたしなぜかグレープジャムなるものも出てきた。
マフィンは日本のエッグマックマフィンのような感じ。

※香港のマック。マフィンのパンとハンバーグは別々になっている。

グレープジャムはファンタグレープがジャムになったようなもので、香料がかなりきつい;;。
時間になったので出国審査場へ行く。
この時間帯、シンセン行きのフェリーも出ていて中国人らしき人でターミナルは混雑している。
シンセンにも行きたくなる。
   
※マカオ行きフェリーチケット売り場と停泊中のマカオ行きフェリー。大きな揺れを楽しめるかも(^^;;

マカオ、初めての国へ行くのでちょっとワクワクする。
すんなりと審査場を通過すると今度はフェリーの席決め。
カウンターの係員にチケットを見せて窓側とか通路側とか、希望の席を言う。
ガイドブックにはマカオ行きのフェリーは揺れるタイプとそうでないタイプがある旨書かれてあった。
行きの船は.......かなり大きく揺れるフェリーだった。
この揺れる船の中で今度はマカオ入国書類を書く。
船は出発し、高速運転になっているが相変わらず大きく揺れる。
船内ではゲロ袋のお世話になっている人がたくさんいた;;;。
「あたし、もらいゲロしそう....」などと日本語も聞こえてくる。
私は船の揺れは特に気にならないのでガイドブックを見たり外を見たりしていた。
1時間ほどでマカオのフェリーターミナルに着く。
やっぱり青ざめた人が多い;;;。
入国審査はいたって簡単だ。
マカオでは香港ドルが使えるということだったがせっかくなのでマカオの通貨であるパタカへ少しだけ両替する。
ターミナルビルを出て初めてのマカオの空気を吸う。
香港よりも天気は良い。暑いし、湿気がかなりあるようだ。
と、おじさんが私のところへ寄ってきて「チャリンコ、チャリンコ」と言う。
ぺディキャブと呼ばれる人力の三輪車だ。
ターミナル前で客待ちしているタクシーをつかまえ、セナド広場へ行ってもらう。
タクシーに乗ろうとしたらドアが自動で開いた。
よく見ると私が子供の頃に走っていたようなデザインの日本車だ。
セナド広場までは約15分ほど、22パタカ(約330円)だった。
明るい欧風の建物と石畳。
ポルトガルの影響を受けていると分かっているとはいえ、なんとも不思議な感じだ。

※マカオ・セナド広場。独特の雰囲気だ。

今回のマカオの滞在時間は短く、特にあちこち観光スポットを動き回る予定はない。
しばらくの間、広場の噴水脇に腰掛けてこの独特の雰囲気に浸る。
広場はさまざまな人種の観光客らしき人でとても賑わっている。
この広場を中心にして周辺を歩き回る。
1本路地に入るとその雰囲気はごちゃごちゃし始めて香港の裏通りとあまり大差ないようだ。

※1本裏通りへ入るとこんな感じ。

両側にお土産屋やお菓子屋が立ち並ぶ営地大街へ行く。
杏仁餅というお菓子をとにかくよく見かける。
試食させてもらえるので食べてみた。
杏仁豆腐味のクッキーだ。おもしろい。
お店の人に1箱買うと言うと、2箱だとディスカウントすると言われた。
が、2箱もいらない。
1箱25パタカ(約375円)だった。

※マカオでよく見かけた杏仁餅。杏仁豆腐の味のクッキーだ。

杏仁餅のほかに、肉の燻製のようなのもあちこちで見かける。
こうやっていろいろなお店を見ながらただブラブラ歩いているのが楽しい。
ブラブラと歩いてあちこちで写真を撮ったりしているうちに観光スポットである、聖ポール天主堂へ着いた。
丘の上にあるので見晴らしが良い。
  
※聖ポール天主堂。観光客でいっぱいだった。この階段を登って振り返ると右のような風景が。

この天主堂の脇ではよく分からないが中華風の派手な飾り付けがされている舞台が設けられていて中国音楽の生演奏が始まった。
これが結構面白くてここでかなり長居してしまった。

昼を過ぎたがなぜかあまりお腹が空いていない。
朝マックで結構油こいのを食べたからだろう。
マカオの地図を見ながら引き続きあちこちブラブラと歩き回る。
住居表示の看板だと思うがこれは漢字とポルトガル語の併記だ。

※ポルトガル語と広東語の併記(だと思う;;)

あちこちで見ることができた。
欧風のきれいな建物もあれば香港の裏通りで見られるような薄汚れた建物もあり、それが同時に存在しているのが何ともいえず不思議な感じがした。
午後2時過ぎ、再びマカオフェリーターミナルに戻りフェリーで香港へ帰る。
マカオは何とか天気が良かったのに香港に着いたら薄暗くなって雨が降っている。
マカオ滞在時間は数時間と短かく、ごく一部しか見られなかったが、まあ今回はこれで満足だ。
このあと香港でスターフェリーやトラムに乗ったり市場を見たりしたいのでしょうがない(笑)
香港に戻った後、まずはたまたま見つけたマカオ料理の食堂へ行った。
マカオではあまりお腹が空いていず、食事をしなかったので;;;。
マカオ式??のチャーハンを頼む。

※この楕円形のミニトマト、超甘い!

メニューは漢字なので大体想像がつく。
マカオ式チャーハン、米は長細い米で、具は牡蠣やイカ、たこなど海産物のほか、塩味のきいたオリーブもたくさん入っていた。
地中海料理みたいだ。
初めて経験する味だったがおいしかった。
量は2人分くらいあり、かなり満腹になった。
少し休んだところでトラムに乗り北角へ。
北角近く一帯は市場になっていてその敷地の中をトラムが行く。
ゆっくりと走るトラムの前を市場の買い物客が縦横無尽に歩き回る。
  
※市場の敷地?のなかをトラムがすれすれで走る。

とてもいい風景だ。これが見たかったのだ。
途中、雑居ビルの建設現場があり、足場を竹で組んでいてびっくり。
中国らしい。

※竹の足場はまさに芸術品;;

市場の野菜を見ると韓国とは違い、日本で見かけない野菜がかなり多い。
苦瓜一つとっても香港のは細長いのではなくてまるまるとしている。
なすの長いのも見かける。
  
バナナが吊るされている光景は沖縄の市場を思い出させる。
露店風の市場も多いがビルの中に店舗を設けている市場も多い。
結局、北角の市場一帯を見るのに2時間以上費やした。
その後、スターフェリーに乗ってチムサチョイへ。
スターフェリー乗り場へ通じる道の両側ず〜っと、フィリピン系かインド系かわからないがそれらしい女性の若い人たちがおおぜい座り込んでおしゃべりしている。
相当な人数だ。

※蝉時雨のように聞こえるおしゃべり;;

声は大きいし、大人数なので蝉時雨のように聞こえる。
そういえば6年前に香港を訪れた時も同じ光景を見てびっくりした記憶がある。
チムサチョイではVCD店を主に見て歩いた。
ソンヘギョ主演の韓国映画、「波浪注意報」のDVDが早々と安く売られていたがあいにくリージョンコードが合わない。
ネイザンロードにあるチュンキンマンション内の各お店も物色。
6年前にもここに来たがその時は安宿の客引きがすごかった。
が、今回は客引きはいてもセールスしてこない。
ちょっと拍子抜けだ。
チュンキンマンション内でネットルームを発見。
1時間で20HK$とのことなのでさっそく入る。

周りはインド系の人ばかりだ。
ネットを終えてマンションの外へ出るともう暗くなっている。
裕華国貨デパートへ行き、地下のスーパーでお土産を物色する。
雨はひどくなってきた。
夕飯はホテル近くの小さな食堂に入った。
何を食べようか迷ったが滑猪蚕飯??(多分卵と肉が炒められたのが乗ったご飯だろうと想像する)を頼んだ。
正解だった。

中華風の肉の卵とじが乗ったご飯だった。
それに檸檬珈琲なる飲み物を注文。
レモンとコーヒーは合うことを初めて経験した。
夜、チムサチュイのプロムナードを夜景を見がてら歩きに行く。

こんな感じで2日目の日程はおしまい。
欲張らないつもりだったが今日はほんとうにあちこち動き回った1日だった。



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