地球博プラス20回目の韓国旅行記(2005年5月2日~5月6日)・3日目
2005年5月4日(水)
旅行中だと早起きも全く苦にならない。
今日は8時半過ぎに光州総合バスターミナルを出、市外バスで宝城(ポソン)へ行く予定である。
宿泊したモーテル受付のアジョッシに挨拶してバスターミナルへ。
昼間暑かった光州だが朝はとても涼しい。
光州総合バスターミナルはとても広いが案内板がしっかりしているので迷うことはない。
食堂がたくさんある。
普段は朝はあまりお腹が空かないのであるが旅行中は別、7時過ぎなのに空腹である。
バスターミナルに荷物を預け食堂を物色する。コンナムルクッパに決める。
3500W(約350円)で珍しく前払いであった。
もやしがたくさん入ったスープにキムチとご飯がつく。
スープは辛いが後を引く味でご飯とよくあう。
食後、昨日確認した窓口(自販機)へ、ポソン行きのチケットを買いに行く。バスは30分おきに出ているそうだ。
5400W(約540円)で所要時間は約1時間半とのこと。
チケットには時間や座席が記されていないのでどの時間のバスに乗ってもいいようだ。
次のバスまで少し時間があるので辺りを見回すとやはりソウル行きの高速バスを待っている人が圧倒的に多い。
5分おきに出ているから驚きである。
珍島やヨス行きのバスも見かける。そちらにも行きたくなる。
ポソン行きのバスが来たので乗り込む。席の6割くらいが埋まる。
例によってこのバスも狂ったようにスピードを出し(カーブでも;;)時間通りにポソンについた。
途中、本当に小さなバスターミナルに1カ所寄ったがそれ以外はノンストップであった。
ポソンのバスターミナルは小さく、市外バスが2台ほど、そして緑茶の色をしたポソン郡内バスが3台ほど並んで止まっており、
それでターミナルの発着所はいっぱいである。
ここから茶畑へ行くポソン郡内バスに乗り換えなければならない。
小さなターミナルなので乗り場はすぐに見つかった。
ハングルで「茶畑」という小さい案内版が乗り場の近くに貼ってある。
また、時刻表はターミナルのトイレ向かいの壁に貼りだされている。1時間に1本程度運行されている。
茶畑へ行くバスはそこが終点ではなく、ユルポという街が終点だ。海水浴場があるらしい。
バスの前面にハングルで「茶畑」など経由地が記されているので確認できる。
20分ほど待つと茶畑へ行くバスが来た。
茶畑へ行くバスはターミナル正面に向かって一番左から発車する。
乗客は私一人、運転手に運賃を聞くと、なんと350W(約35円)とのこと、私の聞き間違いかと思って350Wを運転手に見せると
確認して料金箱へ入れてくれた。
すぐ運転手に茶畑へ行きたい旨話しておいたがこれは正解であった。
バスの車内放送がなかったからである。
この運転手もかなり訛っていて聞き取りに苦労した。
茶畑までは約15分くらい、途中のバス停で地元の人が数人乗り降りした。年配の方ばかりであった。
茶畑のバス停に着くと運転手は茶畑の入り口を丁寧に教えてくれて、広いからゆっくり見てくるよう私に言った。
バスやポソンバスターミナルではハングルで「茶畑」と表示されているが実際の茶畑のバス停はハングルで「大韓茶園」と表示されている。要注意だ。
バス停は道路の片側(ユルポ方面へ行く道路)だけしか設置されていないのも注意。
運転手に教えてもらったとおりに歩いていく。既に団体の観光客が来ている。
小学生の遠足らしい。
バス停から茶畑まで歩いて15分ほど、途中にはお土産店や食堂などが点在している。
林の中である。
茶畑の入り口にはハングルで「緑茶畑へ行く道」、茶畑では「緑茶畑散策路」等の案内版が設置されている。
茶畑の山をゆっくりと登っていくと.......視界が開けてあたり一面緑の茶畑、本当にきれいな風景だ。
韓国にこんなところがあったのかと驚く。お茶の畑を実際に見たのはこれが初めてだ。
ソウルからはとても遠いが苦労してでも来る価値のある場所だ。
遠足で来ている小学生たちはみんなデジカメを持っており、思い思いに写真を撮っている。
日本人を含め外国人らしき人は見かけなかった。
ここは広いのでゆっくり見ると1時間はかかるだろう。
私も茶畑のさまざまな風景を写真に撮る。
写真を撮ったり風景を楽しんだりしているとすぐに時間が経ってしまう。
そう、茶畑近くにあった小さな店で緑茶アイスを売っているのを見つけ、さっそく買ってみた。
1000W(約100円)、緑茶の香りもよく、とてもおいしかった。
小学生の女の子達が次々に買いに来ていた。
今日はユソン温泉に移動しなければならない。2時間ほど茶畑で過ごし、再び光州へ戻ることにした。
茶畑バス停(大韓茶園)から帰りのバスは20分くらい待つと来た。1時間に1本ほどしか出ていないから運がいい。
運転手に350Wを見せて料金箱へ入れる。やっぱり350Wだ。
光州総合バスターミナルに戻ってくるとなんだか大都会に戻ってきた感じだ。
ユソン行き高速バスのチケット売り場へ行く。1時間に1本出ている。
運賃は8300W(約830円)、所要時間は約2時間である。
これまた運よくすぐに次のバスに乗れた。夕方にはユソン温泉へ着けそうだ。
バスの乗客は6割程度、これまた猛スピードで飛ばすバスであった。
バスの中はラジオがかかっていた。よく聴いてみるとリスナー参加のカラオケ番組で、バスやタクシー運転手がたくさん参加していた。
ユソン市外バスターミナルはごちゃごちゃした街中にある。小さいのでバスターミナルというよりポソンのそれと変わらない。
バスターミナルの看板を見ると「ユソンバス停留所」とある。バスターミナルではないのだ。
ユソンバスターミナルから温泉街までは歩いて10分ほどある。
川が街中を流れていて河原がずっと駐車場になっている。道路は並木道が多い。
温泉を引いているモーテルがずらっと並んでいる温泉街エリアに来たが、私は元湯を引いているというサンアジャンモーテルに行った。
温泉街の端の方にあり、ユソンバス停留所から15分ほど歩かなければならなかったが。
受付でチェックインする。1泊33000W(約3300円)であった。
部屋はかなり広いオンドル部屋である。
バストイレつきであったが、私はまず元湯を引いている併設の大浴場へ行った。
誰も客はいない。大浴場を独り占めできるのは気分がいい。
私はアトピーで肌が乾燥肌なのであるがこの温泉に入ったらしばらくすべすべになった。
だれもいないので写真を撮った。
広い大浴場の温泉、雰囲気は日本と変わらない。
温泉を楽しんだ後、部屋に戻ってしばらく休む。
夕方でまだ明るいが空腹になる。旅行中は本当にすぐにお腹が空いてしまう;;
ここユソンも光州に負けず暑い。私はさっぱりとした冷麺が食べたくなった。
ユソンの繁華街方面へ歩いていくと、冷麺がある食堂はすぐに見つかった。
3500W(約350円)、暑い時はやはりこれに限る。とてもおいしかった。
食後はしばらく温泉街付近の駐車場になっている河原を散歩した。
ここユソン温泉は日本らしい山間の温泉の雰囲気はない。
強いて言えば山梨の湯村温泉とか石和温泉のような感じだ。
ホテルや旅館などが立ち並ぶ温泉街があるだけである。
夜、近くの雑居ビルの中にあるPCバンでネットチェック。
私は明日ソウルへ行くのだが、いつもネットでお世話になっているshojiさんもソウルへご旅行中とのこと、
泊まっていらっしゃるソウルの旅館へ電話すると本人がいきなり出たのでビックリした。
明日のお昼はソウルで時間をつくっていただき、shojiさん、同じくソウルへ来られるさらささんと急遽ミニオフをすることになった。
モーテルへの帰り道、近くのコンビニでビールやつまみを買い込んで今日の予定はおしまい。
が、夜中にモーテル前にポジャンマチャ(韓国風の屋台)がでて明け方まで若い人たちが騒いでいるのには驚いた。
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