地球博プラス20回目の韓国旅行記(2005年5月2日〜5月6日)・2日目


2005年5月3日(火)

 今日、韓国へ行くからか、昨晩はあまり寝られずにいた。初めてではないのに。
今日はインチョン到着後、すぐに金浦空港へ移動して初体験となる韓国国内線で光州へ行く予定である。
5時過ぎには起き出してホテルを出た。名古屋はさすがターミナル駅、朝早くから結構人が歩いている。
名鉄の快速で中部国際空港へ向かう。初めて行く空港はワクワクするものだ。
JALのチェックイン後、今度は大韓航空のカウンターへ向かう。
今日乗る予定の金浦→光州の国内線チケットを買うためだ。が、予約しかできずチケットは発券されなかった。
発券機が故障したとのこと、カウンターで予約した旨の紙を受け取り、これを現地で見せてくださいといわれた。
空港内は意外に空いており、搭乗手続きも出国審査も早く終わり、朝食でもと搭乗口付近で食堂を探したがスタバ1件しかない(^^;;
ちょっと驚いた。
スタバで本日のコーヒーとシナモン系の菓子パンを注文する。
これから乗るJAL983便は9:30に出発、11:35にはインチョンに着くそうだ。
機内食は例によって5分で食べきれるチラシ寿司とそば。写真は撮らなかった。
定刻より若干早くインチョンへ到着、韓国入国審査の時分かったが審査場は日本人観光客で大行列だ。
国レベルで悪化している日韓関係、観光には影響ない感じだ。
私は諸手続きが済むとすぐに金浦空港行きのリムジンバス乗り場へ行った。
4ヶ月ぶりの韓国、なんだかほっとする。
金浦空港ではまず空港に隣接している(動く歩道でかなり歩かされるが)Eマート近くの電子機器売り場で韓日電子辞書を買い換えた。今まで使っていたものが壊れたからである。やはり日本で買うよりも安く買えた。
ここまで予定は非常にスムーズに進んだため、光州へ行く便に乗るまで2時間ほど余ってしまった。
私は中部国際空港で予約した大韓航空の光州便を金浦空港のカウンターでキャンセルした。
スケジュールを調べたところ、アシアナ航空で早い時間に光州行きがあった為である。
キャンセル後、すぐにアシアナのカウンターへ移動、発券してもらった。
運賃は58900W(約5890円)であった。安い。

チケットは日本のようなちょっと厚手の券ではなく、デパートでもらうようなちょっと大き目のペラペラのレシートのような感じだ。
金浦空港の国内線搭乗口付近には無料でインターネットできるコーナーがあった。
私が乗ったアシアナ航空8705便は時間通りに金浦を出、定刻どおりに光州空港へ着いた。
所要時間は1時間弱。機内では飲み物のサービスがあったがこれは日本と同じ感じ。
飲み物が終わる頃には機体が降下し始めていた。
搭乗率は6割前後といったところか、運賃の安さと5分おきにソウルを出発する高速バスの利便性には負けてしまう。
機内アナウンスはもちろん韓国語と英語、内容も日本と同じ感じであった。
ちゃんと「スターアライアンス、アシアナ航空.....」と言っているのが印象に残った。
窓からずっと外を見ていたが光州周辺は本当に山が多いところだ。
光州空港は日本の小さな地方空港の雰囲気であった。
外に出るととても暑い。盆地特有の暑さである。
市内までリムジンバスもあったが、楽をしたくて模範タクシーに乗ってしまった。
光州総合バスターミナルまで20分ほど、ちょうど10000W(約1000円)だった。
タクシーの運転手は私が日本人と分かるといろいろ質問してきた。
が、訛りが強くて聞き取りにくい。
光州についてからどこへ行くのかと聞かれたので今日は光州に泊まり、明日ポソンへ行くと言った。
さすがタクシーの運転手、ポソンの茶畑へ行くならこのタクシーで行くといいよ、と名刺をもらった。
私は最初からバスを乗り継いで行くことにしていたのであるが、ただイエー、イエーと返事していた。
このタクシー運転手、私との会話が終わると今度は運転しながら携帯で楽しそうに電話している(^^;;
訛りが強くて声が大きいので怒っている感じに聞こえてしまう。
もらった名刺は記念にとってある。
バスターミナルに着きこれから宿探しである。
付近に旅館街があるらしい。
ガイドブックの地図の通り行くと.......あった(笑)
派手な看板を掲げたモーテルがたくさんかたまっている。
旅館街を歩くと次々とオソオセヨ〜!と声がかかる。旅館の呼び込みは初めてだ。
その中のひとつ、アジア荘モーテルに入った。
受付のアジョッシに聞くと空室があり、1泊25000W(約2500円)とのこと。
ここに決めた。
部屋はオンドル部屋、バストイレ付きで広々としている。

荷物を置いて付近をブラブラしに行く。
旅館受付のアジョッシは気さくな人で、どこへ行くの?と聞いてくる。
そういえばここから歩いてしばらく行ったところに光州地下鉄の駅があるようだ。
地下鉄に乗って繁華街まで出てみることにした。
昨夜、ネットでみなみやまさんより教えていただいた光州名物のチュオタン(ドジョウ鍋)の食堂も繁華街にあるようだ。
光州バスターミナルから地下鉄の農成駅まで1キロ以上あり、徒歩で歩いていったが周辺の道路はどこも広く、片側4車線も見られた。
光州地下鉄はまだ新しいらしく、駅構内も車両もきれいである。
切符はプラスチック製でまるいコインのような形だ。これを改札機のセンサーに近づけると改札を通れる。

農成駅から4つ目の綿南路4路が繁華街に近い駅だ。
この近くにはインサドンに似た芸術通りという通りがあり、民芸品を売る店や絵を売る店が並んでいる。

絵を売る店では、ウォンビンなど韓国の芸能人を書いた絵が店頭に飾ってあり、結構楽しめた。
ちょうど駐車違反の取締りが行われていて2台ほどレッカー移動される様子も見ることができた(^^;;
ここでは3〜40分ほど時間をかけてゆっくり散歩した後みなみやまさんおすすめのチュオタン(ドジョウ鍋)の店「無等山」へ行った。
時間は夜7時前、店内は空いていた。
私は暑い中歩き回ってのどが乾いていたのでチュオタンのほかにビールも注文した。
チュオタンのドジョウは丸ごと入っているかと思ったらすりつぶしてあるようで小さな骨や身が確認できただけだった。野菜がたっぷりと入っており、またダシも非常に美味しい。ドジョウなので泥臭い味が残っているかと思ったがそれも感じられなかった。
見た目はテンジャンチゲと似ているがまた違った味だ。
この店のアジョッシは私が日本人だとわかるとニコニコしながら片言の日本語で色々話しかけてきた。
ここまでくる日本人は珍しいのだろう。
チュオタンと瓶ビールあわせて8000W(800円)。満足した。
   
宿への帰り道、バスターミナルへ寄り、明日のポソン行きのバスの時刻と乗り場、そしてそのあと行く予定のユソン温泉へのバス乗り場と時間を確認した。
そう、光州総合バスターミナルにはパソコンが20台ほどあり、有料でインターネットができる。しばらくネットのチェック。
市内には博物館もあるようだが今回は時間の関係でパス。
バスターミナル周辺と繁華街近辺しか見られなかったが全体に道路が広く、また盆地の暑さが目立つ街であった。
ソウルに住む韓国人友達に明日はポソンへ行くよ〜、とレンタル携帯でメールをすると、ポソンは本当にいいところだよ〜と返事が来た。
明日が楽しみである。
今日の予定はこれでおしまい。


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