秋のソウル&清州2泊3日(2009年10月31日〜11月2日)
                       


10月31日(土)

 今年最後の海外旅行はやはり韓国である。
マイルがたまっていたので特典航空券で行くことにしたのだが、今回は往路はビジネスクラスにしてみた。
羽田空港は今月から北京線が開設され、国際線ターミナルはさらに一層にぎわっていた。
来年は新国際線ターミナルが完成するそうで、これは楽しみである。

 
※2010年新国際線ターミナル誕生

いつものように全く待ち時間なく出国手続きを終える。
これが羽田空港の魅力の一つである。
今回は往路はビジネスクラス、時間があるのでこれまで話には聞いていたラウンジという所に入ってみる。
ざわざわしている搭乗口付近の待合スペースと比較するとこちらはゆったりとし、グリーン車のような静かな雰囲気だ。


   
※ビジネスクラスの搭乗券。青色が新鮮だ。     国際線ターミナルのラウンジ

中では自由に無料の軽食が楽しめるようになっている。
各種飲み物やおにぎり、菓子パン類、クッキーなど簡単なものばかりだが。
このあと、機内食があるのでクッキーとグレープフルーツジュースだけにしておいた。
ただ、このクッキーは久しぶりにおいしいと思える味だった。

  
※おにぎりや菓子パンなどの軽食類。         グレープフルーツジュースとクッキー


ラウンジ内でテレビを見ているうちに搭乗時間となる。
ラウンジ初体験、搭乗時間までこんな時間のつぶし方があったのかと感じた。
金浦空港行きは時間通りに出発、不況とインフルエンザ流行という環境の中でも相変わらずの混雑ぶりだった。
韓国人気はしっかりと継続しているようだ。

  
※金浦空港行き8831便

座席は富士山が見るように右の窓側を指定しておいた。
羽田空港を離陸後、東京湾を南下して八景島上空あたりで西に向きを変えるパターンが多いのだが、今回は別のルートのようだ。
なぜか新横浜の横浜アリーナがよく見える。
しばらくすると例によって雪をかぶった絵のような富士山が見えてきた。
7合目あたりから雪をかぶっているようだ。

※雪をかぶった富士山

いい香りが漂っていると思ったら機内食が配られ始めている。
楽しみな時間帯だ。
目でも見て楽しめるようなきれいな和風懐石のような内容だ。
どれもおいしく、日本酒が欲しくなる味だ。
画像右に暗く欠けて見えている椀はマツタケのお吸い物。
食後にはコーヒーを頼む。
ノリタケのきちんとしたカップで出されるのがいい。
これがエコノミーだと紙コップだ。

  
※ビジネスクラスの機内食。コーヒーはノリタケのカップで。

時間通りに金浦空港に到着、こちらもほとんど待ち時間なく入国審査を終える。
銀行で2万円を両替すると25万ウォンとなって出てきた。
円高ウォン安は旅行者にはありがたい。
ソウルはあいにく雨だ。
どうもこのところ韓国では雨に遭うことが多い。
定宿のサモモーテルへ行く。
2泊分の部屋をお願いしたがあいにく今日の部屋しかないそうだ。
とりあえず今日はサモモーテルに泊まることにする。
明日はまた考えればいい。
モーテル隣のチョゲ寺へ旅の無事をお願いしに行く。
この時点でまだ12時を過ぎたところだ。
韓国は近い。

   
※チョゲ寺境内にて

昼はキムパブ天国へ行く。
鉄板牛肉炒め飯なるものを頼んでみる。
これは確か5000Wだった。
しばらくするとジュージューと音をさせながら画像のような料理が運ばれてきた。
牛肉も野菜もたっぷりのボリュームある内容だ。
味は牛丼の具に似ていて甘口だ。
最近は法律で韓国の食堂で扱う主原料(特に肉、米、キムチなど)の原産地は店内に表示しなければならなくなった。
ちなみにここキムパブ天国のキムチはなんと中国産、牛肉はオーストラリア産、米は韓国産とのことだった。
コストのせいだろうか、中国産のキムチを出さなければならないのはプライドの高い韓国人には辛いことだろうと思った。


※キムパブ天国の牛肉鉄板炒め飯

外は相変わらず雨だ。
街歩きはやめて世界遺産の宗廟へ行ってみる。
雨のせいか人は少ない。(日本人が多いようだが)
敷地内の木々はきれいに色づいている。
雨のせいかとてもきれいに見える。
ここは朝鮮歴代の王の位牌が祭られている所、最近の韓国時代劇ドラマのおかげで意義や背景はなんとなくイメージできる。

   
※宗廟の入り口と正殿

次に光化門広場に行ってみる。
最近できたばかりの世宗大王の像が目当てだ。
椅子に座っている像というのは珍しい。
それにしても立派だ。
韓国人の世宗大王に対する思いが感じられる。

  
※世宗大王像

広場では国産花品種展示会という催しがおこなわれていた。
10以上のブースには花の苗物を紹介するコーナーが設けられている。
雨なのに意外に混雑している。
ドラマを見ていて韓国人はかなりの花好きだと感じていたがやはりそのようだ。
中には花の植木鉢を無料配布しているコーナーも。
私も欲しかったが土は日本へ持ち込めない。

  
※光化門広場では国産花品種展示会

続いて世宗文化会館地下にある世宗イヤギへ(イヤギは物語の意)。
ここはハングルを制定したことで知られる世宗大王の生い立ち、ハングルの歴史、仕組みなどを知ることができる博物館だ。
最近できたばかり、無料なのもありがたい。
各種展示物は音響装置やビデオ、図解が豊富で韓国語が分からなくても楽しめる。

  
※世宗イヤギ

夕方は鍾路3街のクギル館ドリームパレスチムジルバンへ。
ここで2時間ほどまったりと過ごす。
夜はすぐ近くのシンソンソルロンタンでおなじみのソルロンタンを。
ここはソルロンタンもおいしいが一緒に出される白菜キムチとカクテギが恐ろしくおいしいのだ。

  
※シンソンソルロンタン

やっと雨がやんだようだ。
明日は晴れるとよいのだが。
明日は清州へ行くことになっている。
宿へ戻る前に大晦日、除夜の鐘でにぎわうポシンガクの夜景を見て今日の予定はおしまい。

                                    

                                           


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