韓国旅行4泊5日 蔚山〜清道〜槐山〜ソウル(2009年8月8日〜8月12日)・2日目
    

                                       

                           

8月9日(日)

 旅先での朝は早い。
昨夜は涼しいというか肌寒いくらいだった。
もちろんクーラーは使用せず、窓を少し開けるだけにしていたのだが。
こういう夏は珍しい。
今日は高速バス、鉄道を乗りついで清道へ行く。
まずは蔚山高速バスターミナルで朝ごはん、小さな食堂でウドンを食べる。
4000Wだった。
ちょっと醤油が濃いめでかつおだしだろうか、関東風の味だった。


※バスターミナル構内でウドンを

蔚山高速バスターミナルから高速バスで東大邱へ向かう。
優等バスで9500W、所要は1時間半くだいだったか。
優等バスは極めて居心地がいい。
東大邱までずっと寝ていた。


※蔚山高速バスターミナルから東大邱行き高速バス


東大邱駅前の高速バスターミナルに着く。
ここは数年前に一度訪れているので周辺の地理はなんとなく覚えている。


※東大邱駅


ここからムグンファ号で清道へ向かう。
清道までは30分弱、運賃は2500Wと安い。


  
※清道までの切符。                   ※清道駅舎

清道駅から歩いてすぐのところに小さなバスターミナルがある。
ここで郡内バスに乗り換える。
行き先はワイントンネルだ。
ワイントンネル、もとは昔の京釜線のトンネルなのだが現在は清道名産の柿ワインの熟成保管に使用されている。
郡内バスの運賃は1000Wだった。
郡内バスに乗る際には少々緊張する。
本数がすくないうえにバス車内で停留所のアナウンスがないので。
だからバスに乗る際に運転手のアジョッシにワイントンネルに着いたら教えてくれるよう頼んでおく。


  
※清道のバスターミナル。               ※これが郡内バスの待合所。清道名産の柿のデザイン



※清道郡内バス

無事にワイントンネルの入り口で降ろしてもらう。
ワインといっても清道のワインはブドウではない。
柿ワインなのだ。
ここから先は案内板があるので迷う心配はない。
ワイントンネルの道の両側はずっと柿の木が続く。
さすがは柿産地だ。

  
※ワイントンネルへ続く入り口              ※道の両側はほとんど柿の木ばかり


驚いたことにこのあたり一帯の住所はなんとワインギル(ワイン通り)という名前だ。
ちなみに画像はワイン通り19番地といったところか。
なかなかいい。


※ワイン通り19番地の標識




※ワイントンネル、テロワールセット場の案内板


バスを降りてから15分ほど歩くとワイントンネルに着いた。
線路もある。
前述のとおり、昔、ここは京釜線のトンネルだったのだ。
トンネル内は15度とのこと、さすがにひんやりしている。
ワイン醸造保管にはいいのだろう。

  
※ワイントンネル。                      

  



トンネル内では清道名産の柿ワインの試飲ができる。
甘口で若い味だ。フルーティな香りがいいが柿の香りは感じなかった。
でもおいしく、おかわりをもらった。
トンネル内では柿ワイン販売、食事もできるようになっている。

  
※柿ワイン試飲コーナー

  


 


トンネル内は薄暗くてとても肌寒い。
場所によっては照明が暗くて足元がほとんど見えないところもあったが地面はタイルなのでつまづくことはない。
充分に柿ワインとワイントンネルの雰囲気を楽しんだ。
この後は近くにあるドラマ「テロワール」のセット場へ行く。
ここはドラマの主人公、イウジュのおじいさんの家だ
テレビで見た時はかなり大きな家に感じたのだが実際に見てみるととても小さい。
昔ながらの雰囲気のいい家だ。
ロケ地を実際に見られてここまで来た甲斐があった。


  
※ドラマ「テロワール」ロケ地

すぐそばには柿の木畑がある。
これはまたすごい規模だ。
柿の果樹園というのだろうか。
これだけ多くの柿の木を見たことはない。
秋に来たらあたり一面オレンジ色できれいなことだろう。


※柿の木畑。

1時間ほどバスを待ち、再び清道駅方面へ戻る。
途中で在来市場がバスの窓から見えたので途中下車する。
郡内バスなのでバスの本数は少ないのだが駅までの道はなんとか覚えている。

  
※清道在来市場

懐かしい感じのする市場だ。
乾物や農産物を売る店が多い。
どれも安いしすいかなど模様がはっきりしていていかにも甘そうな感じだ。
市場の近くには日本家屋らしき家もあった。
市場の中をあちこち歩いているうちに時間が経ってしまう。

  
※おいしそうなスイカに青りんご


※これは日本家屋か。長屋風だ。


もう昼をとっくに過ぎている。
遅い昼ご飯を食べる。
清道駅前には慶尚道名物のチュオタン(ドジョウ汁)の店が並ぶ。
そのうちの1軒に入る。
ドジョウ汁は4000W。
ドジョウはすりつぶしてあり、見た目はツナみたいだ。
これに卓上のサンショウの粉をかけて食べる。
これはおいしい。
旨味と濃厚なダシがいい。

  
※清道駅前のドジョウ汁の食堂


ムグンファ号で再び東大邱に戻る。
今日の宿はここ、東大邱だ。


※ムグンファ号


東大邱駅周辺にはホテルもモーテルもたくさんある。
そのうちの1軒、モーテルTOPに入ってみた。
ここも1泊50000W、やはり部屋は非常に広くて居心地がよさそうだ。
冷蔵庫にはジュースのほか、なんとビールも入っている。
これはありがたい。
すべて無料だ。

    
※東大邱駅そばのモーテルTOP


しばらく休んだ後、地下鉄で大邱駅方面へ行ってみる。
慶尚監営公園なる広い公園を見つける。
案内表示板を読んだがかなり歴史ある場所のようだ。
ここでしばらくまったりと過ごす。
大邱の夏は本来とても暑いのだが今日は涼しい。

  
※慶尚監営公園

  


暗くなり始めてきた。
近くの繁華街を歩いてみる。
なんだかミョンドンと変わらない。
地下街も栄えている。
圧倒的に若い人が多いせいか活気がある。

  
※大邱の繁華街


夜は東大邱駅近くで見つけた技師食堂に行ってみた。
技師食堂はタクシー運転手さんの御用達の食堂だ。
この食堂もタクシー運転手さんでにぎわっていた。
メニューは「本日の定食」のみ。
だから座ると何も言わなくても自動的に定食が運ばれてくる。
ご飯とスープのほかにおかずはちょうど10皿。
お盆に乗りきらないせいか重なって出て来た。
各種キムチ類に魚の唐揚げ、鶏肉と野菜のあえ物、巻貝といろいろ楽しめた。
これで4000Wだ。

  
※ヨンドク技師食堂で「本日の定食」

今日の日程はこれでおしまい。
明日はソウルへ戻る。


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