光源寺Web 法話

信じる心

 今年の5月、扁桃腺の手術で2週間

入院したときのことです、6人部屋の

病室で、肺を患って入院している、7

0歳過ぎのおじいさんと隣り合わせに

なり、意気投合し親しくなりました。

 おじいさんは、人生の裏も表もくぐ

り抜けた道楽者の不良で、親分の貫禄

を感じさせるようなものの言い方と風

貌でした。

 話題も豊富でした。婦長さんから新

人まで、看護婦さんの名前も全部記憶

しており、毎回毎回、入れ替わり立ち

替わりやってくる看護婦さんを決して

あきさせることはありませんでした。

病室からは、笑顔と歓談と笑いが絶え

ませんでした。

 おじいさんは、浄土真宗の門徒さん

でしたが、禅宗のこともよく知ってい

ました。曹洞宗の開祖が道元さんであ

ることも、4年後に750回忌を迎え

ることも知っていました。しかし、信

心があるというわけではありません。

 おじいさんは言いました。「浄土真

宗では蓮如さんの500回忌を迎える

が、見たことも会ったこともない人の

供養をしても意味がないと思う。おた

くでは、もう4年で道元さんの750

回忌だけど、多飯さん、あんたはどう

思っているね。」

 そこでは私は答えました。

つづく

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