イルカと超能力者 カルネアデス計画発動の直前に、1カットだけ登場している。銀河中心殴り込み艦隊の航宙士を務めているという設定で、空中に浮いているイルカは能力を高めるために電脳化されたもの。超能力者はピラミッドパワーを使って超能力を増幅している。
宇宙怪獣 その行動原理の本当の意味は全く不明だが、人類の宇宙進出を阻止するべく攻撃を開始した天敵(「NeXT GENERATION」では、大宇宙の意思グレートアトラクターの指示によるものとなっている)。その行動も知能によるものか、本能であるのかも不明。しかし人類の抵抗に対し急速に進化(?)し攻撃的に形質を発達させてきている。企画初期からこの「人類と全くコミュニケーションできない敵」という部分は決定していた。節足動物や腔腸動物を兵隊や戦艦にデザインするアイディアは前田真宏氏の案で、初期のイメージボードからそのデザインにほとんど変化がない(前田氏は海洋生物マニア)。これは小澤さとる氏風の潜水艦もの(海洋もの)が味方メカなので「潜水艦の敵→海棲生物」の発想からでたものである。太陽(恒星)に産卵し、増殖するという設定は、恒星系規模で人類の存在を脅かすという発想(太陽を食いつくす!)から考えられたものである。これは超深海に棲息する生物が、光エネルギーを必要とせず、地熱エネルギーで生態系を構成しているという記事からヒントを得たもの。ストーリー後半では、合体して人型に擬態した宇宙怪獣とガンバスターが格闘戦を展開するというアイディアもあった。登場する怪獣は大雑把な分類でも、母艦、重巡洋艦、巡洋艦、砲台、皿虫、上陸艇、ジャックナイフ、タンク、兵隊などの種類がある。CDドラマ「大暴れ!宇宙怪獣ギドドンガス」で使われたゲゲラギドン、ボルゲラン、バボラーなどの名称は宇宙怪獣の正式学名でもあり、たとえば巡洋艦がギドドンガスといったようにそれぞれの種類に対応する。4話冒頭に出てきた宇宙怪獣の解剖図には(画面では端が隠れて見えないが)、Gidodongasと書かれている。
宇宙船の歴史
「トップ」の作品設定では、宇宙船がその主推進機関等によって世代別に分類されている。
第1世代 アポロ宇宙船等の科学反応ロケット
第2世代 光子力推進による亜高速宇宙船
第3世代 縮退炉とバニシングモーターを装備した涙滴型超光速宇宙船
第4世代 エーテル流体力学を応用したデザインと大型バニシングモーターを装備した、超光速大型宇宙船
第5世代 エーテル流体力学を応用したデザインと思考主推進機関を搭載した超光速大型宇宙船
宇宙放射線病 コーチの生命を奪った病気は「宇宙戦艦ヤマト」で、沖田艦長の命を奪った(と思ったら佐渡先生の誤診だったとゆー)あの宇宙放射線病だ。3話では「宇宙放射線病撲滅週間」のポスターが保健室に貼ってある。
ウルトラひかり号 那覇〜東京間は2時間40分。沖縄と東京を結ぶチューブ式の超特急。1970年の大阪万博で、日本館内を走っていた「夢のリニアモーターカー」がデザインベースになっている。
ヱクセリヲンの最後 ブラックホールの中に沈んでいくヱクセリヲンの姿は「宇宙戦艦ヤマト」の7話「ヤマト沈没!!運命の要塞攻略戦!!」で冥王星の海に沈むヤマトを意識したものだ。
ヱルトリウム
恒星宇宙軍零等軍艦。本来は地球脱出用として建造された超巨大艦。その後兵装を強化され「神壱号作戦」における「銀河中心殴り込み艦隊」の旗艦となった。
全長70740m・最大幅18030m・最大高9400m。
乗員56000人(最大150万人)。
搭載機 ガンバスター1号機 x 1機
シズラーマシーン x800機
その他宇宙戦闘機 x3800
機主兵装はヱルトリウム光線(詳細不明)1門
大口径レーザー砲 1600門
中口径レーザー砲 8900門
光子魚雷発射管 200基
その他小口径レーザー等対空火器 3000門
設定では、船殻をたった1個の素粒子で構成され、理論上はあらゆる物質より堅いとなっている。船体デザインはエーテル流体力学を応用したエーテル宇宙翼船。艦橋(作戦指令室)は上下対象の巨大空間になっており、中央に球体スクリーンがあり立体映像で情報が表示される。各コンソールは円盤状にスクリーンの周囲に浮かんでいる。第5世代型の特徴として、全世代のエネルギーの反作用で進む「ニュートン型粒子推進法」と異なり、純粋数学で周囲の空間の物理法則を書き換えながら進む「アルゴリズムイメージ推進法」と呼ばれる「思考主推進機関」が搭載されている。また亜空間航宙士にエスパーとイルカを動員し、ピラミッドパワーで増幅しているのでワープ航法中の亜空間でも探査・索敵が可能。
ヱルトリウム艦内のイス テレビ特撮シリーズ「スーパーロボット マッハバロン」のKSS(キス)基地にあるVサイン型のイスを意識したものとなっている。6話はモノクロ画面なのでわからないが、実際にはやたらと派手な色のものと想像できる。
ヱルトリウムのオペレーター 「バリア崩壊、損害不明!」と言う女性の外見は、「伝説巨神イデオン」に登場したキラルルによく似ている。これは、演出意図ではなく作画のお遊び。レイアウトの段階で冗談で描かれたものが、フィニッシュまで持っていかれたもの。作画監督の窪岡俊之氏は、湖川友謙氏が主催していた作画スタジオビィーボー出身。劇場版「イデオン」にも参加していた為、湖川キャラはお手のモノだった。
「追いつめられた人類が何をやるか、見せてやるわ」 最終決戦を前にしたタシロ艦長の台詞。石川賢の漫画版「ゲッターロボG」で巨雷鬼のエピソードに、「やけになった人間が何をやるか、見てろ〜っ!」というリョウの台詞があり、これがモチーフになっている。
大型縮退炉を胸から取り出すガンバスター 数ある中で、最も印象強い引用ネタ。最終回のクライマックスで、ガンバスターの胸部から大型縮退炉を取り出すカッコイイ展開は、石川賢の漫画版「ゲッターロボ」におけるゲッターエネルギータンクを取り出すゲッターロボの最後がモチーフ。
オオタコウイチロウ 6話冒頭の彼の墓を見ると、没日は2033年12月19日。ノリコとカズミが太陽系絶対防衛戦の戦いから帰ってきたのが、2033年の2月頃。それからすぐに結婚したとしても、彼とカズミが夫婦でいられた時期は1年足らずだったことになる。
思い出の写真・壱 卒業時にノリコが貰った3年1組の卒業写真。やはり、沖ジョは美少女揃い。少数精鋭をめざしているのか、1クラスにしては人数が少なめだ。画面の下の方に、以下のように一瞬だけクラスメート名前を見ることができる。メインスタッフを女名前にしたものであり、ちょっち気色が悪い。ナカヤマヒロミ(中山岳洋・原画)、サダモトヨシコ(貞元義行・作画監督)、キクチマサコ(菊地正典・美術監督)、マツバラヒデミ(松原秀典・原画)、タケイヨシエ(武井芳明・原画)、マエダマリコ(前田真宏・設定)。
思い出の写真・弐 ヱルトリウム内のノリコの部屋の壁には、彼女の思い出の写真がたくさん貼られている。カズミとコーチの結婚式の写真は、ポラロイドで撮られたものであるらしく下の余白に「アマノカズミ」「オオタコウイチロウ」と両人のサインが入れられ、そのサインに対して「旧姓でやんの」「きどってんじゃねーよ ペッペッ(ユング談)」とユングの愉快なコメントがつけられている。前者はカズミが旧姓でサインを入れたことをからかったもの。左側のコーチを中心にした写真は、背景を見るとどうやら地球に帰ってきてから、つまり4話と5話の間に撮られたものと思われる。右下には「ベルばら」のオスカルかリボンの騎士のよーな衣装を着たノリコの写真が貼られている。ハチマキをしている所からヱクセリヲン艦内でのコスプレパーティではないだろうか。また、彼女の赤ん坊の頃の写真や、七五三の時の写真、母親らしき女性と一緒に写ったもの等もある。右下のワイシャツ姿は女子中学生時代のものと思われる。スミスの写真を一枚も持っていないのがちょっと哀しい。
カシハラレイコ
1話では「エースをねらえ!」でいうところの音羽さんの役回り。沖ジョを卒業した後も宇宙パイロットにはならず、沖ジョの教師として多くの生徒を育て宇宙へ送り出した。厳しい教師であり、あまり生徒には好かれていなかったのか、5話冒頭の夏休み中の教室の黒板には、生徒の文字で「カシハラのオールドミス!」と書かれていた。6話では沖ジョの校長となっていた。
合体のレバー
正確には形態移項鍵という。なぜか、列車の表示を変えるレバーみたいな形になっている。カズミがこれを回すと表示窓の文字が「巡航」から「合体」に変わるのだが「巡航」と「合体」の間に「回送」の文字がチラッとみえる。ガンバスターの何がどう回送されるのかは全くの謎である。
カルネアデス計画
「神壱号作戦」という作戦名があった。ネーミングは星野之宣の漫画「カルネアデス計画」より。自分の命を守るためなら他人を犠牲にしてもかまわないという「カルネアデスの船板」という考え方にそって名付けられたものだ。「トップ」のカルネアデス計画も、人類が生き残るためには銀河系を破壊してもしかたないだろうということで名付けられた。ちなみに、この考え方は庵野監督の思想の根底に流れているもの。
カルネアデス計画司令官
「もう、我々に残されたのは神に祈ることだけだ」と言うヒゲのオジサンは丹波哲郎さんが演じた映画「日本沈没」の山本総理がモデル。
監視衛星
「ウルトラマンレオ」のMAC基地と、「サンダーバード」の5号(両方とも地球の平和を守る人工衛星)を混ぜたようなデザインとなっている。その側面には、まるでTB5号にドッキングするTB3号みたいに、十字翼宇宙船がドッキングしている。
監視衛星と宇宙軍情報部のやり取り
「敵が7分に黒が3分だ!」という緊張感のある会話は、「沖縄決戦」からの引用。オリジナルは嘉手納の賀谷支援陣地と司令部の無線によるやりとりで「本島西海岸一帯は米艦艇のため海の色が見えない」「何っ!海の色が!?それじゃわからん!」「船が7分に海が3分。分かったな、船が7分に海が3分だ!」というもの。このやりとりは「ナディア」でも再現しようという案もあったが実現しなかった。ガイナックス作品ではないが、摩砂雪氏が脚本、絵コンテを担当したビデオアニメ「帝都物語」の4巻で、ほぼ同じやりとりが再現されている。
ガンバスター
RX計画の最終段階として敵宇宙怪獣迎撃用に極秘裏に開発された変形合体可能な大型マシーン兵器。単体でのワープ航法が可能。第4世代の科学技術の粋と、オオタコーチの心が結晶した姿。大型縮退炉を2機装備している。努力と根性が一番のエネルギーだ。全高200m 自重9800t。バスター合金&スペースチタニウム製の堅牢な装甲を誇る。最大速度 光速の99.9%(ワープ時には光速を超える)。全身に必殺武器を多数内装している。またその巨体を生かした肉弾技もこなす。
ガンバスターのコクピット
4話で登場した操作アームの付いた操縦席は、荒牧伸志氏によるデザイン。貞元のイメージボードにも同様の設定が見られる。宮武一貴氏の初期ラフ設定にも「パイロット養成歩行器(ギブス)」があり、体力でマシーンを操るというアイディアは初期の段階から検討されていたようだ。5・6話では、さらに完成した状態になったガンバスターは操縦席も改良され(デザインは前田氏)支持フレーム等が取り外された。これは腕組みや、服を破る際にジャマになるという演出効果から、変更されたのが本当。
ガンバスターの8大兵器
最終話でBH爆弾内部のシーンにおけるガンバスターのコクピット表示を見ると、ガンバスターの武器は少なくとも8種類あることがわかる。
ガンバスターの噴射
ガンバスター背部から噴射する青白い上向きの炎は昭和版「ガメラ」でガメラがジェット噴射をして飛ぶ時の炎ソックリ。
ガンバスターのレントゲン写真
5話の合体シーンにガンバスターの内部構造がレントゲン写真風に見えるカットがあるが、これを見るとガンバスターの内部にはアバラ骨、心臓、肺などの臓器があるようだ。さすがはコーチの作ったガンバスター、タダのマシンではない。これは1カットのみのお遊びではない、6話の大型縮退炉を取り出すシーンでは、ちゃんとアバラ骨をじかに見せてくれた。
「奇蹟は、起きます。起こしてみせます」
ノリコの台詞。庵野監督作品ではお馴染みの台詞である。「ナディア」の21話ではサンソンが「奇蹟ってのは、自分の力で起こすもんです」と言い、「エヴァンゲリオン」の拾弐話ではミサトが「奇蹟ってのは、起こしてこそはじめて価値がでるものよ」と言っている。
「艤装のすんでおらん戦艦など、石のタヌキだ」
緊急対策会議での軍令次長のこの台詞は、「宇宙戦艦ヤマト」2話の沖田艦長の台詞「補助エンジンの動かぬ我々は、石のタヌキだ」からの引用。もともとがよくわからない台詞だけに、引用されてもやっぱりよくわからない。また、この沖田艦長の台詞は「石のタヌキ」と言っているという説と「瀕死のタヌキ」と言っている説があり(音声がよく聞き取れないのだ)「ナディア」の36話では後者が採用され「艤装のすんでおらん戦艦など、瀕死のタヌキだ」とネモ船長が言っている。
軌道ロープウェイ
アーサー・C・クラークのSF小説「楽園の泉」等で知られる軌道エレベータを発展させた(と言えば聞こえがいいが)冗談のような超科学メカ。側面にマークが入ってるところから、JRの管轄であると思われる。「耳がツンとなる」は「トップ」のギャグの中でもかなりの傑作といえよう。軌道ロープウェイは、ハワイから第三宇宙ステーション、メリディアン・スターに向かって伸びている。ハワイ〜メリディアンスターまでの距離は8800km。ハワイポートには宇宙から帰ってきた人を迎えるために「ようこそハワイへ!!」と書かれた看板が付けられており、またその上にはカメハメハ大王の像が立っている。シモラク牛乳は庵野監督の実家近辺では有名な実在のメーカー。「エヴァンゲリオン」でも登場した。
軌道ロープウェイの中の広告
NHKの人形劇「空中都市008」の広告が貼ってある。これはギャグネタという意味ではなく、「国際電話は001」等の車内広告をSFネタでもじったモノ(この人形劇の世界での、空中都市の市内局番が008という設定)。他にもなにやら生活感の漂う広告が並んでいる。
きれいな富士山
ノリコがスペースシャトルから見下ろした富士山。この時代は噴火している状態が普通のようだ。5話のバスターマシン発進のシーンでも、バスターマシンの背後でちゃんと噴火している。
銀河中心殴り込み艦隊
8700隻を超える宇宙戦艦で構成された宇宙艦隊。ヱルトリウムを旗艦に、スーパーヱクセリヲン級や十字型宇宙戦艦等を中心に構成されている。イラストで処理された宇宙怪獣大軍団との戦闘シーンでは、東宝特撮映画「妖星ゴラス」に出てきたJX-2おおとり号によく似た宇宙船や、「マイティジャック」のMJ号によく似た巡洋艦の姿も見える。
緊急対策会議
このシーンはかなり濃い。東宝の戦争映画の雰囲気に溢れている。軍令部総長は志村喬氏、カイゼル髭が印象的な「日本のいちばん長い日」の石黒農相の姿も見える。艦攻本部長は「沖縄決戦」で丹波哲郎氏が演じた参謀長の長勇少将がモデルで「あ〜だめだ!だめだ!だめだ!」と机を叩くしぐさまでそっくり。そして、東宝とは関係ないが机の真ん中に巨大な松本零士風メーターもポイント高い。
緊急対策会議の宇宙図
宇宙怪獣の接近を示すためのもの。どーゆーわけか台風接近を示す天気図みたいである。宇宙海獣が絶対防衛線を越えてくる確率は80%だった。
キングス弁
これを抜く(開放する?)と船が沈んでしまうというエンジン部分の装備。緊急対策会議におけるコーチの説明によれば、ヱクセリヲンの縮退エンジンにも、このキングス弁がついているらしい。ちなみに正しくはキングストン弁と呼ぶそうだ。
クレクレタコラのキーホルダー
ウルトラひかり号に乗ったノリコのバッグにつけられていた。オシャレなオタクグッズである。「クレクレタコラ」とは70年代にフジTV系帯枠で放送されていた怪獣ギャグドラマ(?)で(製作は「サイバーコップ」の東宝企画)一部にカルトな人気を持つ作品。「トップ」制作当時、ゼネプロからガレージキットがリリースされていた(この作画参考にも使用されている)。1995年にLD/サントラ盤がリリースされ、濃いファンを驚喜させた。
建造中のヱルトリウム
衛星軌道上の建造シーンで見られたのは、超巨大な船殻を成形するための「注型用型枠」を制作している場面。船殻をプリンに例えると、プリンを流し込む型を作っている所である。なぜかランナーにヱルトリウムのパーツがついており、宇宙に浮かんだ全長数十キロのプラモデルにも見える。「宇宙戦艦ヤマト」のような三連砲塔のパーツもあるが、実際にはあのような砲塔はヱルトリウムにはついていない。あれは何かというと、ミリタリーのプラモデルによくある作った後に余ってしまう予備パーツだそうだ(何のこっちゃ)。
攻撃を受けるヱクセリヲン
無人のヱクセリヲンが宇宙怪獣に攻撃を受けるカットで、爆発の前にピカ、ピカッと閃光が輝く。これはいわゆる中野フラッシュと呼ばれる、特撮監督中野昭慶氏のフィルムによく見られる映像だ。
コスプレ
「新・科学講座」で太陽系の星の説明をしつつ、ノリコは「水・金・地・火・木……」と星の名前に合わせて、星の名のついた美少女戦士のコスプレをみせてくれる。地球のところで、地球を守護星とするタキシード仮面のコスプレをするあたり芸が細かい。しかし、コスプレはジュピターまでで、プルート、ウラヌス、ネプチューン、サターンのコスプレはしない。そのことについて彼女は「(そのアニメは)途中から、アレでしたけど……」と語っている。どうやら、ノリコは「やっぱり、あのアニメも面白かったのは第1シリーズまで。第2シリーズ以降はノリがイマイチよね」と思っている様だ。う〜〜ん、ノリコは作品を観る目が厳しすぎるんじゃないだろうか?(ちなみに「S」と劇場版「R」は認めているそうだ。やれやれ)実は4人のコスプレをしなかったのは、制作当時はまだ4戦士が登場していなかったためでもある(笑)。「途中から、アレ……」というのには、ネタが尽きた照れ隠しも含んでいる。また髪の色も戦士毎に塗りわけていたが、「なんだかよく判らない(コスプレに見えない)」といった理由から髪の色はノリコの色に統一した。
コスモルック
ブラックホール爆弾に乗ってきた時にカズミが着ているレトロフューチャーな服。いかにも昔のバルプSFの挿絵にでも出てきそうな露出度の高いものだ。デザイン案は伊藤岳彦氏によるもの。本編では使われなかったが、コーチとユングのコスモルックの設定も作られていた。
「この地方に被害はない」のテロップ
6話の冒頭、ハワイのフカンのカットにでるテロップは映画「日本沈没」の後半、日本各地の被害の状況を描写する場面で、近畿地方の丹後半島で出るテロップを意識したもの。
「このまま何もしない方がよいのでは」
軌道ロープウェイ内の若い士官の台詞。映画「日本沈没」からの引用。
サブタイトル
5話の「お願い!!愛に時間を!」はロバート・A・ハイライン氏の「愛に時間を」から、6話の「果てしなき流れのはてに…」は小松左京氏の「果てしなき流れの果てに」(ちなみに記念すべき早川文庫のJA-1である)からとられている。また、意外と気づかないことだが、LDのラベルの2、4、6、話のサブタイトルは英文で表記されている(「オカエリナサイBOX」では和文表記)。
「さよならは言わないわ、いってきます」
ブラックホール爆弾内部で、ユングに別れを告げるカズミのこの台詞は、「宇宙戦艦ヤマト」の3話で、森雪が母親に別れを告げるシーンでの台詞「さよならなんて言わないわ。言ってまいります」からの引用……かと思ったら、特にスタッフにはそのつもりは無かったのだそうだ。普通に台詞を作っても、深層意識にインプットされたアニメや特撮の名台詞が浮かび上がってきてしまうのだろう(笑)。他にもパロディにしか思えないものなのに、スタッフがそれと意識していないものは、意外と多い。
シズラー
量産型ガンバスター。合体変形は省略され一人で操縦される。ヱルトリウム艦隊に配備された、マシーン兵器部隊(トップ部隊という設定はない)の主力兵器。6話の戦闘シーンでは、ランサーやトマホーク、シールド(マント)を武器としているシーンが見られる。シズラー銀、ブラック、ホワイトの三種類があり、ユングが乗っていたのはシズラーブラック。ネーミングは、アメリカマテル社の玩具、電動走行のミニカー「シズラー」からとられており、シズラー銀とは後期に発売されたライトの点滅するタイプだ。また、シズラーの頭部は「ガメラ対大悪獣ギロン」に登場する宇宙ギャオスのイメージだそうだ。
自転車の補助椅子
キミコが乗っていた自転車の、子供を座らせるための補助椅子。その背もたれには「パンダコパンダ」のパパンダらしきイラストが印刷されている。
新作設定
「新・トップをねらえ! 科学講座」制作時に、ヱルトリウムの推進機関についてや太陽系の構造について種々の設定が新たに考証された。また、ガレージキット用に90年頃に新たにメカの細部設定が起こされた。RX-7の武装バリエーション、ヱルトリウムの脱出艇等である。
「新・トップをねらえ! 科学講座」
「オカエリナサイBOX」の特典として、6年ぶりに作られた新映像。「エヴァンゲリオン」で副監督を務める、鶴巻和哉氏の第1回監督作品でもある。本編に比べ遙かに画質がクリアなのは、6年のあいだにビデオのマスタリング技術が進歩したためである。エンディングで、テロップで名前の後に(新人)とつくのは邦画のテロップのパロディ。画面が白黒反転したり、一文字だけ赤かったりするのは、市川昆映画によく似ている。
スーパーイナヅマキック
ガンバスターが使うイナヅマキック。初期はウルトライナズマキックという名称であったが、叫ぶ時の間の悪さから変更になったようだ。本編での原画担当は大張正巳氏。
太陽系の星
「トップ」世界の太陽系は、お馴染みの水星、金星、地球、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の他に、魔王星、智王星、神無月星、雷王星、ねめしすがあることになっている。魔王星のネーミングはSFマンガ「2001夜物語」の第8夜「悪魔の星」に登場した第10番惑星からとられている。その他の星は「新・科学講座」制作時に考えられた。既存の星に併せてギリシャ神話の神の名から付けられたものや、神様の名前がもう無いので「神名尽き星(笑)」等。ねめしすは惑星ではなく、太陽の伴星という設定。
地球帝国
「トップ」の世界では、全ての国家が地球帝国の名のもとに統一されている。2012年に日本がアメリカ戦争と呼ばれる日米戦争に勝利。その翌年に帝国憲法が公布され、人類初の統一国家として地球帝国が誕生してという設定。この帝国は経済的にも軍事的にも他の国を圧倒していた日本がイニシアチブを取ったものであり、軍のトップクラスのほとんどを日本人で占められることになった。そのためにこの世界では日本語が第一共通語になっている。ユングやスミスも、ノリコ達と同じ日本語を喋っているのだ。宇宙船内などの各種表示も日本語によって行われる場合が多く、それもなぜか古い表現方法が好まれている。沖ジョの体育館の壱、弐、参の文字等が代表。このセンスは「新世紀エヴァンゲリオン」にも受け継がれている。
地球に帰ってきたガンバスター
物語のラスト、1万2千年後に地球に帰ってきたガンバスターは、上半身だけの無残な姿になっていた。この姿は石川賢氏の「ゲッターロボ」単行本4巻の表紙イラスト(大都社版・全5巻のバージョン)によく似ているが、これも特にスタッフが意識して引用したものではないそうだ。
地球防衛庁
ビル群の中に地球防衛庁が颯爽と聳え立つ姿は「ウルトラマンタロウ」のZAT基地を意識したものだ。周囲のビルの並びかたもよく似ている。左側に「YKKファスナ」の看板が建っているのも同じだ(朝日ソノラマ発行の「ウルトラマン白書」に掲載されたスチールを見てみよう)。いかにも昔のSF等に出てきそうなチューブ式の高速道路が泣ける。
テロップ
5・6話はやたらとテロップが多いが、これは岡本喜八作品からの影響によるもの。一般のアニメ作品のテロップは写植で打った文字を使うが、「トップ!」の5・6話のテロップは東宝映画と同じく、わざわざデン・フィルム・エフェクトによる手書きの文字を使用しており、なかなか味わい深いものになっている。普通のテロップよりはるかに手間とお金がかかっており、こだわりや趣味というよりも、酔狂の世界である。
電話番号・壱
ノリコのメモ帳によれば、ユングの宿舎の電話番号は0836-324-3303。キミコの家の電話番号が0980-8350-99625。さすがに21世紀ともなると、ケタが多くなっている。市外局番から察するに、ユングが所属する「こと座方面軍32部隊」は庵野監督の出身地である山口県にあるようだ。
電話番号・弐
宇宙軍情報部の内線番号は、22-1850。これは、制作当時のガイナックス本社の電話番号(現在は移転している)
読者参加キャラ
学研「アニメV」誌上との連動企画のひとつ。読者からの募集により当選したキャラクターは画面にちゃんと登場している。6話でノリコとユングがカズミと再会する場面(C-80)で、2人の後ろで嬉しそーな顔をしているキャラがそれ。(密着引きですぐに見えなくなる。おまけに白黒だし)
特撮映画の未来感覚
昔の特撮もので、制作当時の風景を撮影して、ドラマ中で「未来の風景」として使うことがよくあった。5話の公園のシーンやキミコの団地内の描写は、それを再現してみようという試みで、未来の話なのにわざと現在よりも古臭い雰囲気にしているのだ。
特撮的映像
「トップ」は全体に特撮作品の雰囲気を取り入れようとする傾向があり、特に5・6話は特撮を意識して映像が作られている。「このカットはオープンロケのカット」「このカットはセット撮りでミニチュアを合成」等という風に、特撮ならこう撮るだろうと想定しながらカットを作っていった。特に、ビームやスパークなど光学合成風に処理されている。6話のラスト、ガンバスターのコクピット内のパネルが割れたその下を見ると、なぜかパネルの下にはそれらしいメカではなく、普通の蛍光灯がならべられている。つまりこのシーンは、コクピット内のカットは大道具の人が作ったセットに役者を座らせて撮影したという想定であり、コクピットのパネルの下の蛍光灯は大道具の人がパネルの下にしこんだもの(!)なのである。これなどは「特撮のネタがバレちゃった」をわざわざアニメで見せているのだ。
トップ部隊
大型宇宙戦艦と船団による人類の外宇宙移住計画を推進するためには、人類の天敵「宇宙怪獣」との交戦が避けられない事態となり、大型宇宙戦艦と船団による艦隊の援護及び怪獣迎撃を専門とするマシーン兵器部隊が設立された。そのエリートパイロット達を「トップ」と呼ぶ。ヱクセリヲン艦隊にて実戦配備されたが、主たる成果を上げられぬまま、11年後に解散された。だがその後の銀河中心殴り込み艦隊における大型マシーン兵器部隊運用に際しての母体となった。設定年表では2489年に再結成されている。
「トップをねらえ!〜Fly High〜」
5話で挿入歌として使われたことが印象的であるが、元々はイベントで日高さん&佐久間さんのコンビが歌うために作った曲である。コンセプトは、うしろ髪ひかれ隊的なノリの歌、だったそうだ。「-田中公平の世界-」に収録された「元気でね」もおニャン子クラブ的なノリをねらった歌(「じゃあね」に似ている)だった。
ノリコのトレーナー
コーチに呼び出された時に、SIDと印刷されたトレーナーを着ていく。SIDとは「謎の円盤UFO」に登場するコンピュータ衛星の名称…ではなく、ゼネラルプロダクツ(ガイナックスの兄弟会社・大阪発祥のSF専門店)の店内にあった喫茶店の名前。トレーナーの文字もその店のロゴと同じデザイン。
ノリコの部屋・その弐
1話と同じ沖ジョの宿舎だが、ノリコが宇宙に行っている間、ずっとそのままにしておいてあったようだ。壁に「となりのトトロ」のチラシ、「宇宙戦艦ヤマト」「風の谷のナウシカ」のポスターが貼ってある。天井の2021年のVAN HALENのカレンダー(よく見ると写真は VAN HALENではない)も、彼女が宇宙に旅立つ前に貼ったものなのだろう。CDのドラマでも彼女は VAN HALENのコンサートに行ったことを自慢している。きっと、オタクの彼女が行った数少ない非オタク系のコンサートだったのだろう。
ノリコの部屋・その参
ヱルトリウム艦内の部屋。彼女はますます立派なオタクになっている。棚の上に置いてある「宇宙戦艦ヤマト」のプラモデルは、第1シリーズ放送当時に売られていた下にゼンマイが付いて走るバージョンに、わざわざ2版目の「銀河モデル」版(金型修正版)に付属しているディスプレイ台をくっつけるという超濃い改造をしている。シールが貼られた学習机(きっと彼女が子供の頃から使っているものなのだろう)の上には、そのプラモの箱。「となりのトトロ&火垂るの墓」のチラシはまだ普通としても、「惑星大戦争」「サンダーバード」「スーパージャイアンツ 人工衛星と人類の破滅」「宇宙からのメッセージ」等、かなり珍品のポスターやチラシが貼られている。圧巻はノリコの背後に平積みになっている「アニメージュ」「OUT」などのアニメ雑誌の山だ。やはり、オタクたるものこうありたいものである。この世界ではビデオテープはすでにすたれているため、現代のオタク部屋なら普通にあるテープの山は見当たらない。
バスターシールド
マントで敵の攻撃を弾き返すのは古典的な技だが、イメージとしては東映TV特撮「ザ・カゲスター」に近い。石川賢氏の「ゲッターロボ」漫画版でゲッター1がマント(ゲッターウィング)で体を覆い、メカザウルスの体内に突入するシークエンスがある。ただし、もともとガンバスターにマントをつけようというアイデアの出発点は「ゲッターロボ」とは関係ない。
バスタービーム
「ゲッターロボG」のゲッタービームによく似ている…ではなくて、「ウルトラセブン」のエメリウム光線によく似ているぞ。4話で初めてバスタービームを放つ時、いわゆるエメリウム光線・B型のポーズをとっている。5話でビームランプにエネルギーが集中するのは「ウルトラマンタロウ」のストリウム光線のイメージ。
バスターホームランとバスタートマホーク
バスターホームランとバスタートマホークは、本編に名前のみ登場した幻の技。5話の合体シーンをよく見てみると、ほんの一瞬だけ肩の内部に、バスターホームランに使うバットと、バスタートマホークが収納されているのが見える!!ちなみにこの合体シーンの原画担当は、「ああっ女神さまっ」の監督で有名な合田浩章氏。
バスターマシン
ガンバスターが2機に分離した個々の宇宙戦艦をバスターマシンと呼称する。1号・2号は第4世代型特務宇宙戦艦であり、コンビネーションによる戦法で宇宙怪獣を迎撃するために開発されたものであるが、カルネアデス計画より建造開始されたバスターマシン3号の援護も主任務の一つである。
バスターマシン1号機
パイロットはタカヤノリコ中尉。強力な打撃力と高機動を生かした長距離侵攻、制宙戦闘を主任務とする。合体後はガンバスターの上半身と腕部を形成する。1号機パイロットはモーションコントロールにより、全身でガンバスターの基本操縦を担当。
バスターマシン1号・2号のコクピット
計器類は、石川賢氏の「ゲッターロボ」のゲットマシン「イーグル号」のコクピットに、よく似ている。
バスターマシン1号・2号発進
最初の富士宇宙基地の全景のカットは東宝映画「妖星ゴラス」での富士山麓宇宙港で最初におおとり号が姿を見せるカットの構図を引用したもので、発進を待つバスターマシン1号の姿は同じく「宇宙大戦争」のスピップ1号・2号の発進を意識したものと思われる。また、同じく発進を待つバスターマシン2号のパースの付いた構図は「地球防衛軍」のα号を意識したもの。
バスターマシン3号機
パイロットはオオタカズミ少佐。有人航宙戦略爆弾。3万分の1に圧縮された木星をコアにしたブラックホール爆弾であり、カルネアデス計画の最終ステージに用意された戦略用兵器。銀河系の半径1万光年に敷設された3000本のスレイブユニットを起動させる起爆信管でもある。単体で長距離ワープが可能な大型縮退炉や堅牢なバリヤーも装備している。3号には固定武装が無く、1号、2号がその護衛にあたる。全長は、長径が869km、短径は415km。自重は重力縮退時の重力波のムラにより、測定不能。
バスターマシン2号機
パイロットはアマノカズミ大尉、あるいはユングフロイト中尉。強力な光学・電子兵装で戦闘管制及び威力偵察を主任務とする。合体後はガンバスターの下半身を形成する。2号機パイロットは火器管制と索敵・航法を担当。
バスターマシン2号機のビーム
5話で見せる2号の左右に薙払っていくビームは「宇宙大戦争」のナタール円盤のビームと同じパターン。またバスターマシン2号のコクピットには潜望鏡がついている。宇宙船に潜望鏡とくれば、これは「妖星ゴラス」の隼号&おおとり号を意識したものに違いないだろう。
バスターミサイル
指先からでる光子魚雷は、装填のタイミングといい、ミサイル自体の模様といい、東映TV特撮版「ジャイアントロボ」のロケットミサイルとウリふたつ。命中した部分からスッポリ消滅するのは「ウルトラマン」の科学特捜隊新兵器スパーク8のイメージ。
フェイント
5話のラストで、地球に帰ってきたガンバスターが病院の屋上にゆっくり手を下ろすので、普通なら掌の上にノリコとカズミが乗っているのかと思うところだが、実際には手首のあたりに開いたドアからノリコ達がでてきてしまう。思わず引っかかってしまうナイスなフェイントである。
ブラックホール爆弾
恒星宇宙軍有人航宙戦略爆弾。またの名をバスターマシン参号。2034年着工、2047年進宙。その全長は月の1/4に及び、人口の構造物として人類史上最大。光速に近い速度で移動する宇宙船内部と同様に、高重力下においても時間の流れは遅くなる。ガンバスターの帰還が1万2千年後になってしまったのは、重力縮退を開始したブラックホール爆弾周辺の時間の流れが異常に遅くなったため。
プレテュース号
5話で出撃前のヱクセリヲンの周囲に、映画「ミクロの決死圏」のプロテュース号によく似た宇宙船がいる。
ペナント
よく観光地などでおみやげ用に売っている三角旗。愉快なことに21世紀には各惑星(?)のみやげもの屋などで売っているらしくて、4話の待機室のユングのベッドに「タイタン」、6話のノリコの部屋には「火星」のペナントが張ってある。ビデオ(VHD)1巻のジャケットのセルイラストにもノリコの背後に同様のものが貼られている。また、6話のノリコの部屋に関しては、みやげものの定番である東京タワーの置物(日付カレンダー付き)が置いてあるのも見のがせない。
メインタイトルロゴ
「トップ」のメインタイトルロゴは、6話だけ亜シネスコサイズにあわせた細長い渋い筆タッチのもの。庵野監督自らの手によるもの。1話冒頭の進路希望アンケートや5話のノリコのメモ帳の文字など、本編に登場する全ての「ノリコが書いた文字」も庵野監督の手によるもの。
モノクロ
庵野監督のコダワリとスタッフの昔の邦画に対する愛情から、6話はモノクロ&亜シネスコサイズ(シネスコとビスタの中間サイズ)で作られた。現在のところ、日本でモノクロでワイド画面で作られたアニメ作品はこれだけのはず。モノクロは、セル画の彩色で使う絵の具の数が少ないため、作業がラクチン……かと思われたが、実際は、色指定担当の配色の時や、セル塗りミスをチェックする検査の担当が苦労したそうだ。
主装備
・ バスタービーム
(額のビームランプから放つ、マイナス1億度の冷凍光線)
・ バスターコレダー
(椀部や脚部に内装された槍から100億Vの電撃を放つ。後に10億ギガVにパワーUPした)
・ バスターシールド
(背部に収納されている、あらゆる敵の攻撃を跳ね返すマント)
・ホーミングレーザー
(手のひらから発射される追尾型レーザー光線)
・バスターミサイル
(指先から発射される光子魚雷)
・スーパーイナズマキック
(亜高速で敵に猛烈キックを浴びせる)
全体のデザインコンセプトは「ゲッターロボ+伝説巨神イデオン」腕を組んでいるのが基本スタイルであるらしく、5話のラストでは誰も操縦していないのにいつの間にか腕を組んで立っていた。4話でのカラーリングは、鋼鉄の地肌にオレンジで注意ラインが引いてあるという設定だが、実はるくしおんと同じカラーリングになっている。意味深な配色である。デザインは庵野監督のラフを大畑晃一氏がクリンナップで完成。細部設定は前田真宏氏や山下育人氏による部分もある。
(1)バスタービーム
(2)バスターコレダー
(3)バスターカウボーイ
(4)スーパーイナズマキック
(5)バスターシールド
(6)バスターホームラン
(7)バスタートマホーク
(8)バスターリング
このうち本編で使用されていないのは、バスターカウボーイ、バスターホームラン、バスタートマホーク、バスターリングの4種類。
全長100m 最大幅63m 自重4600t
最高速度 光速の99.0%(ワープ時には光速を超える)
主兵装は冷線砲4門。その他パルスレーザー砲・バスターミサイルを装備。
全長99m 最大幅169m 自重5200t
最高速度 光速の99.0%(ワープ時には光速を超える)
主兵装は全周熱線砲1門。その他パルスレーザー砲・バスターミサイルを装備。