EVANGERION DEATH AND REBIRTH
DEATH AND REBIRTH 感想によせて

次回請うご期待。そんなテロップがいつ出てきてもおかしくないような、エンディングでした。内容は2部構成で始めの「Death編」がTVシリーズの総まとめ的な内容。後の「Rebirth編」が24話以降の新作。
Death編
TVシリーズの総まとめ的な内容でしたが、新作カットが随所に見られあらためてGAINAXのやる気みたいなものを感じました。
時間軸、空間軸が入り乱れながらもひとつの流れとなっている。
新しい手法ですねこれは。
新たな伏線も随所に見られTVシリーズで解明されなかった謎が出てきたと思えば、新しい謎が出てくるといった、観客を引き込む作り方はTVシリーズと同じでした。
一番気になっているのが、「9か月前、第2東京市」のテロップ共に弦楽4重奏の練習に登場してくるチルドレン4人。
このシーンは一体何を意味しているのか?
やはりチルドレンはすべて仕組まれた子供で、第3新東京に集まったのが実行部隊で、第2東京になにも知らないコピー達が生活しているのかしら?そんな深読みまでできましたね。
Rebirth編
完全に新作のこちらですが、ミサトさんのかっこよさ、シンジくんの情けなさが目立ってしまいその他はあまり印象にありません。
戦略自衛隊のNERV本部突入のシーンは、この作品の中で始めて直接的な死が描かれていたと思います。
それまでは別のシーンに切り替わったり、暗示的なものでしかなかった死を急に直接的に(視覚的に)描くことで、実に際立ったと思います。(これが、ねらいだったとしたらGAINAXってすごい!)
個人的にはTVシリーズで後半ほったらかしにあったアスカ様の大復活and大活躍に思わず涙しそうになっていました。
BGMについて
Death の終わりに流れたパッヘルバルのカノンはすごくいい雰囲気を出していてとても心に染み込むと共にチルドレンの悲しみみたいなものを感じましたね。
ただし、流れていたのは弦楽四重奏ではなかったような?
Rebirthの最後、エヴァシリーズが降下するシーンと共に流れ出す「魂のルフラン」もまた最高に臨場感を高めてGOOD! 今でも「ルフラン」を聴くとそのシーンが頭の中で動き出し、思わずとりはだもんですな。
どちらにせよ、夏の「Ribirth 2」(ほんとは THE END OF EVANGELON)の公開が待たれる終わらせかたでしたね。
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