きっと、みんなが求めていた。(?)宇宙用語の基礎知識、ついに登場!
SF映画の見た時、用語がわからないために十分理解できなかったことってありませんか?
そんなあなたに送ります。このページ。
自らを宇宙マニアを自負するMaberickからすべての宇宙マニアに、愛をこめて。
亜空間
エントロピー
黒体輻射
黒体輻射は温度によって変わる輻射で、どんな物質でも絶対零度でなければ、なにかを輻射する。熱した金属は白熱化して可視光線を出し、暖めただけなら赤外線を出し、冷たい金属は超短波を出す。”黒体”というのは、仮説的な物体で、全ての電磁波を反射しないで、吸い取ってしまう物質のことです。別名は3K背景輻射。この3K(ケルビン)とは摂氏と零の位置が違い、例えば摂氏零度Cは273度Kである。宇宙の黒体輻射は3度Kであるというのが通説です。
青方偏移
赤方偏移
シュバルツバルト半径(事象の地平線)
スイングバイ
中性子星
天文単位
特異点
ドップラー効果
ニュートリノ
パーセク
白色矮星
パルサー
反物質
ビッグバン
ブラックホール
ホワイトホール
ラグランジェポイント
ワープ・ワープ航法
光源が観測者に近づくと、光は強くなり、光の波長が縮んでスペクトルは青色側へずれるような状態。→赤方偏移
光源が観測者から遠ざかると、光は弱くなり、光の波長がのびてスペクトルは赤色側へずれるような状態。→青方偏移
簡単に言えば通常空間とブラックホールとの境界のことである。1917年にドイツ人シュバルツバルトが脱出速度が光速度になる境界を相対論によってもとめた。
ようするに重力加速のこと。昔々に大流行した「ローラーゲーム」を覚えていますか?前を行く(B)がうしろから来た味方(A)の手をつかみ前方に投げやる。そうするとAは自分の運動エネルギープラスBのエネルギーでさらに早く進むといったあれです。外宇宙探査機などで用いられますが、Bが高重力の物体(例えば惑星)で、Aが探査機となるわけですな。ご存じのように物体は重力の中心に向かって落ちていくわけですが、重力に捕らわれるより少しだけ運動エネルギーが勝っていたら、重力により発生した落下のエネルギーは運動エネルギーに変換されて(投げ出されて)、さらに加速するというしろものです。
た
星の終末の1パターン。質量が太陽の8から30倍程度の場合、縮退領域を避けて進化を続ける。その際に核燃料として水素、ヘリウム・・・と順調に燃焼を続け鉄まで行くものと考えられる。(次に燃焼段階に耐え得る高温炉を作製しつつ)ここまでくるとエネルギー生成はないので、重力収縮が一方的に進行する。温度は始めは上がるが、そのうちに鉄がヘリウムに壊れる反応がおこる。しかし、これは吸熱反応なので圧力はさらに低下し、ますます重力収縮にブレーキがかからなくなる。さらにニュートリノが発生して外にエネルギーを急激に持ち去るので、温度上昇は止んで再び縮退領域に入る。今度は電子が原子核中の陽子に吸収されてこれを中性子に変える反応を行う。そのうちに原子核は溶けてしまって、核子が一様に詰まった核物質の状態になる。星の内部コアがこのような状態の星を中性子星と呼ぶ。
1天文単位は1.5億キロメートル、太陽と地球との距離です。太陽系の大きさは40天文単位ですね。太陽系の不思議にボーデの法則という物があります。太陽と惑星までの距離がある法則で記述できるのです。「距離=(0.3 X 2n + 0.4)天文単位」。この法則には海王星以外のすべての惑星が当てはまります。(海王星は後から太陽系に取り込まれたのではないかという説もあるくらいだ。)
ブラックホール内部にあり、一般相対性理論が破綻する点。密度が無限大になって、時間と空間がどうなっているか、一般相対性理論では予言ができない点。
高速で走ってくる車と、止まっている車とではサイレンの音が違って聞こえる。これがよく例にたとえられる。簡単に言えば、車が観測者から遠ざかればその音が低く聞こえ、近づくと高く聞こえるということ。
な
は
星が遠くにあるほど、見える方向の変化は小さくなるので、視差も小さくなります。視差がちょうど角度で1秒(3600分の1度)になるときの星の距離を1パーセクといいます。具体的には1パーセクは約3.26光年で、およそ31兆キロメートルとなります。
星の終末には何通りかあるが、その星の質量が終末を決定している。質量が太陽の4倍程度の星は、ある燃焼段階が済んで火が消えても重力縮退が起こらない。そのため新しいエネルギー発生がないので余熱でもってしばらく輝くが、次第に暗い星になっていく。この余熱で光っている段階が白色矮星である。
規則正しく周期的に雑音電波を発信する星のことで、その雑音電波は、中性子星から輻射される。くるくる回る灯台の灯にたとえられる。
ある物質と電荷などがまったく正反対の反粒子からできた物質で、ある物質と反物質が出会うと、光子などを放出して消滅してします。(と、いわれている。)しかし、反物質はいったいどこにあるのでしょう?
簡単に言ってしまうと光すら脱出できないほどの重力の強い時空の領域です。太陽の8倍以上の質量を持った星では、その進化の最終段階で、超新星爆発を起こします。この時、星の外部は吹き飛ぶのですが、内部のコアは収縮します。コアの質量が太陽の2、3倍以上の場合、そのコアは自分自身の強い重力のため星を支えることができず、限りなく縮んでしまいます。その大きさがある一定の半径に達すると、それより内部からはすべての物体は出てこれなくなります。ブラックホールの誕生です。有名なところでは白鳥座X-1がそうではないかといわれています。
ま
や
ら
簡単に言えば、月と地球の重力の中和点です。このポイントに物(例えばスペースコロニー)を浮かべるとニュートン力学の大法則(?)、「すべての物体は重力の中心に向かって落下を続ける」に反して同じポイントに浮き続けます。具体的な例では、機動戦士ガンダムのサイドが浮かんでいたポイントですな。
わ
SFものお約束の必殺技。光よりも速く飛んでしまう究極の移動手段。多くの話ではポイントの空間とポイントの空間をねじ曲げ、張りつけて最短距離とし、亜空間中を移動するといった手法が用いられているが、詳細についての説明はほとんどないのが普通。唯一「トップをねらえ!」の中でこの物語中でのワープについて触れていたが、なかなか説得力のあるものだった。(某、宇宙戦艦ヤマトのようにめちゃくちゃな時間設定でなかったのがすごく説得力があり、よかった。)
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