タイトル | 涅槃の方程式 |
内容(参照) | 「びびっと vol.4」より |
初出掲載誌 | びびっと vol.4 |
発行元 | 日本女子大学漫画研究会 没 |
単行本 | 未収録 |
備考 | 目白花子先生との合作 高橋留美子選集(銀嶺荘舎)に収録 |
<解説>
同人漫画としては最後の作品で、親友の目白花子先生との合作だ。4人のメインキャラを半々に受け持っており、内訳は以下のようになっている。
・九頭龍突進太(MMC<目白・マーダー・クラブ>の殺し屋)−−−−−目白花子
・青葉城美笛(突進太の助手をつとめる女学生)−−−−−−−−−−−−高橋留美子
・スパーク炎上児(HMC<ヒヨコ・マーダー・クラブ>の殺し屋)−−−高橋留美子
・四天王寺花吉(NHK<中野変装協会>の殺し屋)−−−−−−−−−−目白花子
3人の殺し屋と1人の助手が運命の赤い糸で結ばれて奈良の東大寺に集結する。この漫画によると、年に1度、秋分の日に山手線目白駅から奈良行きの電車が発車するらしい。(笑)
作品自体に加えて柱につづられている文句がまたおもしろい。ここにこの作品がスパーク炎上児の事実上のデビュー作である旨が書かれている。なぜなら、それまで無名だった彼に、初めて「スパーク炎上児」という名前がついたからだそうだ。(笑)
さて、タイトルの「涅槃」という仏教用語がなぜでてきたのか、奈良の大仏やオチが仏教に関連しているからなのか、その辺の実態は不明だ。が、この作品の少し前に、俳優の沖雅也が「涅槃で待つ」という遺書を残して新宿の京王プラザホテルから飛び降り自殺し、一躍有名になってしまった言葉でもあった。