昭和30年(1955年) 東京近郊に天然アイススケート場があった!

 

 

 

2016.3.27

 

 

 

古いアルバムを見ていたら、我が家のアイススケート場の写真が出てきた。戦中から祖母が畑や田を借りて野菜や米を作り食料難時代を乗り越えて来たのだが、借りていた田は日当たりが悪くあまり収穫は良くなかった。冬はこの田には1日中日が射さない。これが幸いして年末12月20日から1月20日の1ヶ月間は氷が張る。東京近郊の冬は昔はかなり寒かったのである。夕方ひしゃくで水を撒くと見る間に凍ってくる。翌早朝が楽しみであった。

 

天然スケート場s

 

天然スケート場全景

白い部分がスケート場で回りは田んぼと畑

東中山付近地図昭和62年4月20日発行01s

 

東中山付近の地図 昭和62年4月20日国土地理院発行地図

 

赤丸が天然スケート場

昭和30年にはJR西船駅も武蔵野線も無く、総武線の南側は殆んど田んぼであった

 

 

 

1955.12.23我が家のスケート場01s

 

1955.12.23我が家のスケート場03-01s

1955.12.23我が家のスケート場02s

 

1955.12.23スケート場s

 

スケート仲間 昭和301223日撮影

 

 

 

この天然スケート場は昭和34年ころには消えてしまった。この頃から温暖化が進行し始めていたように思われる。この付近は都市化も進んでいる。最近のグーグルマップ(航空写真)を見ると、この昔の面影は全くない。