スターリングエンジンを用いて冷風装置の実験

 

 

2025.8.24

 

 

記録的な極暑が続いています。少しでも涼しくなる工夫をしたいと、手元にある1kwFPSE1kwフリーピストンスターリングエンジン)を用いて冷風装置の実験をしました。1kwFPSEはヘッドを加熱することで230V 50Hz 1KWが発電できます。このエンジンの発電出力端子に逆に交流電圧を加えるとエンジンヘッドは冷却を開始し、マイナス20℃以上になり、ヘッド表面には白く霜がつきます。このヘッド周辺に風を当て、冷風として取り出そうというのが今回の実験です。実験結果では、周囲温度より57℃低い冷風が得られることが分かりました。なお、テストは印加電圧をスライダックで調整し、ファンの熱吸収能力に合わせたAC150Vで行いました。また、エンジンの作動により排熱が必要で、エンジン冷却配管に約5L/分の流水を行っています。外観をfig.1に、温度データーをfig.2に、また動作状態の動画(別途)を添付します。

35℃もある環境で28℃程度の風を受けると、かなり涼しく感じられます。これが実用(商品)になるかどうか、さらに検討が必要と思われます。

 

 

 

Fig.1

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Fig.2