金星の太陽面通過

 

 

2012.6.6

 

 

 

今年は天体現象の当たり年だ。しかし天候がいま一つ。6月4日の月食は曇りで見られなかった。6月6日も朝から雨。とてもみることは出来ないと思っていた。だが、5月21日の金環食のように見えるかもしれない。

1230分ころから少し雲が薄くなってきた。1347分には金星は太陽面を通過してしまう。約1時間の勝負だ。これを見逃すと次は105年後になる。見えなくてもともとと望遠鏡を持ち出し据え付けた。13時15分ころから雲を通して太陽が見えてきた。右下に黒い点が見える。これが金星。普段は明けの明星、宵の明星として光り輝いている金星だが、今回ばかりは黒い点だ。この黒い点の直径が地球とほぼ同じである。いかに宇宙が広いか、地球がいかに小さいかが感じられる。

 

1317右下の黒点が金星

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1345金星は太陽の右下を抜けて行った。