八方尾根の思い出 1956-2009

 

 

2016.2.5

 

1956年(昭和31年)は学生でした。東京駅大丸で冬休みと春休みを全てアルバイトに費やし、その年の7月下旬、約6千円を持って憧れの白馬に友達と二人で向かいました。予定では白馬岳-杓子岳-鑓ケ岳-唐松岳と縦走し、遠見尾根を下る予定でしたが、友達が途中で具合が悪くなり八方尾根を下りました。その途中でこの美しい八方池を見つけました。

 

 

19567月末の八方池

 

それから50数年、2009811日妻と孫を連れて再度ここを訪れました。とても若いころのように白馬からの縦走は無理です。白馬八方尾根スキー場からゴンドラとリフトの乗り継ぎです。しかし 黒菱から先は徒歩での登山となります。孫に引っ張られて何とか懐かしい八方池に到着できました。あいにく雲と霧がかかっていて、見晴らしはいまひとつでしたが、やはりすばらしいところです。

 

 

2009年8月11日の八方池

 

池のほとりにべにひかげがたくさんいました。

 

 

べにひかげ

 

 

タカネマツムシソウ と べにひかげ

 

 

べにひかげ と ひめひかげ

 

手を差し伸べると手に移ってきます。とても人懐こい蝶です。塩分を求めているのではないかと思います。