国連の気候変動に関する政府間パネルで地球温暖化の分析・予測をまとめた評価報告書が発表された。このところ世界中で発生している洪水、暴風雨、雪氷融解などが人間活動による二酸化炭素などの温室効果ガスの増加による温暖化に起因すると位置付けている。
地球の長い歴史をみるに、恐竜などが栄えた亜熱帯乃至熱帯気候期や氷河期などが入れ替わり訪れており単純には断定はできないが、太古の太陽エネルギーの集積物である化石燃料をほんの短い期間に燃焼させる近代社会の人間行動が地球温暖化にかなりの影響を与えていることは否定できない。
京都議定書ではバイオマスは除外されているが、二酸化炭素の発生という事象から見れば温暖化を進める要因の一つである。米国ではとうもろこしを原料とするバイオ燃料確保のため、その生産を拡大している。本来とうもろこしは人間や家畜の食料であった。それが車の食料になろうとしている。農業のあり方が大きく変わるであろう。人間や家畜の食料を優先するか車の燃料を優先するか、どうも世の中がおかしくなりかけているように思える。
今年は異常な暖冬である。庭の植物の葉がなかなか落ちない。バラが咲いている。またモンシロチョウが姿を現した。
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