図―2は走行軌跡の内、チェンマイ中心部を示したものです。赤線(走行軌跡)が二重になっている箇所は往復したことを示しています。
GPS精度はかなり高く、実用上問題ないレベルであると考えています。道路は上記軌跡以外に無数ありますが、この程度の軌跡地図があれば、今どこにいるかは充分把握できると思います。
2.既存地図とのマッチング
日本のように、国土地理院が発行した高精度の地図はタイでは入手できませんでした。これがあれば、初めからこの地図を使えば基本となるGPSナビゲーション走行が可能です。
タイにも高精度の地図があるのかも知れません。東京神田の三省堂内のマップハウスに問い合わせしましたが、入手不能でした。
最近グーグルで世界地図をWEB上で利用できるようになりました。しかし、この地図には緯度経度の記載がありません。軌跡あるいは地図を縮小拡大し、重ね合せてみるとほぼ合致します。多分、グーグルは精度の高い地図ベースを利用しているものと推察されます。
グーグル地図とのマッチングから得られた緯度経度入りの地図データーベースは著作権の関係から残念ながら表示できません。
3.GPSとパソコンを用いたナビゲーションについて
3.1使用ソフト
GPSナビゲーションを行なうためのソフトはWEBで無料ソフトが入手できます。またCD―ROMつきの書籍が販売されています。以下に紹介します。
書籍:カシミール3D入門、カシミール3D GPS応用編 実業の日本社
WEB:カシミール3D
/ 風景CGと地図とGPSのページ
3.2緯度経度入り白地図の作成
その地域のおおまかな緯度経度を調べ、緯度、経度とも5′間隔のメッシュをベースとすればよいでしょう。チェンマイの場合は図―3のような緯度経度メッシュの地図をカシミールの説明に沿って作成しました。
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