1kwFPSE(フリーピストンスターリングエンジン)を4台用いたバイオマスチップ(2次破砕チップ)を燃料とするコージェネシステムを開発しましたので紹介します。 1.主な仕様 バイオマスチップを燃料とし、発電と温水が得られるコージェネシステムです。主な目標仕様を列挙します。 (1)1kwFPSEを4台搭載 (2)燃料は廃材などを2次破砕した2次破砕チップを燃料とし、フィーダーには新開発の2個のバイブレータを搭載し、ブリッジを解消させている。 (3)発電は全波整流し、ソーラー用パワーコンディショナを用いて系統連係する。 (4)発電出力は最大4kwを目標とする。 (5)総合熱効率は85%を目標とする 2.作動テスト状況 fig.1にテスト中のシステムを示します。 fig.2に発電状態を示します。テストは白熱ランプ負荷を用いています。 fig.3に2次破砕チップを示します。 初回テストは充填したキャスターの乾燥を主目的とし、発電出力を目標値の60%に抑えて2016年4月21日に実施し、計画とおりの良好な結果を得ました。
fig.7〜9は断熱キャスター充填用の発泡スチロールの型です。キャスター充填、硬化後は取り除きます。 4.今後の取り組み 現在稼動テストを継続中で、不具合部があれば改良し、出来るだけ早い時期に商品化を目指して行きます。
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