1kwFPSEコージェネシステム 2種類の製作と納入
(1kwフリーピストンスターリングエンジン)
薪を燃料としたコージェネシステム: 2020.7納入
ペレットを燃料とした車載用システム: 2021.2納入
薪を燃料とした1kwFPSEコージェネシステムと車載用非常用コージェネシステム(改良型2号機)を製作納入しましたので紹介します。いずれも1kwFPSEはエンジン加熱部を下向きに配置したもので、重量が約60kgあるエンジンのシステムへの装着、脱却をチエンブロックを用いて行えるようにしました。これでメンテナンスが容易になりました。発電出力はいずれも700〜900Wを確保しております。
1. 薪を燃料とした1kwFPSEコージェネシステム
ペレットに比べてコストが安い薪を燃料とした1kwFPSEコージェネシステムです。燃焼炉の容量を大きくして、1回の燃料投入量を5〜6kgとしました。これで約30分以上の連続発電が可能です。発熱量の制御は空気量で調整しております。当初、空気量を調整すると不完全燃焼が起きると懸念しておりましたが、問題なくクリアーしました。なお、薪形状は径5〜8p、長さ5〜15pに制限しております。
納入前稼働テスト
納入現地稼働テスト
2. ペレットを燃料とした車載用1kwFPSEコージェネシステム
数年前納入したシステムの後継機です。冒頭に述べたよう、エンジンの加熱部を下向きに装着して、メンテナンス性を改善しました。また、車に搭載しやすいよう、システム下部にローラーとレールを付け、車内で移動できるようにしました。これで比較的容易に積み下ろしができるようになりました。
搭載前稼働テスト
車載稼働テストその1
車載稼働テストその2