
青森って
本当に北の最果てって気がするんだよね。北海道より、鹿児島より遠い、気持ちでね。
まあ、演歌の影響も強いんだろうけど。
じいちゃんやばあちゃんが話す本当の津軽弁は絶対聞き取れないしね。
俺と同年代の地元の子と青森の温泉に行ったときなんか、通訳してもらった。
おまけに後で聞いてみると、その子も半分くらいしか解らなかったんだって。
そういえば、この時 八甲田で遭難しかけったっけ。(田代元湯参照)
古代 先進の文明が育っていたこの地は、独自の言語文化が育ったのか?
北と南(津軽と南部)は、昔から仲が悪いって言うのも関係があるのか?
知ってる人は教えてください。
とにかく、雪が深くって、山が深くって、温泉と食べ物がいい。青森はすごいところだ。
最寄りの大畑駅は、本当に”最果て”と言う雰囲気の漂う下北交通でどんどこ行く。
その車窓は、これまた日本離れしたもので、一回乗る価値はある。
駅でのんびりしてたら最終バスが出てしまい、タクシーで宿に向かった。
翌日は、自由乗降のバスに乗って帰ってきた。
ちなみに自由乗降とは、手を上げれば止まってくれる実に便利なシステムだが、
いつバスが来るのか解らなくてとてもドキドキする、と言う欠点もある。
宿での食事中、天井から小さな虫がポツポツと落ちてきたと思う間もなく、部屋中に羽虫が充満した。
部屋の窓の隙間から、後から後から入り込んでくる。
掃除機で吸い込んでも、無数の羽虫には歯が立たず、敢えなく部屋を移動したという悲惨な記憶がある。
というわけで、てんやわんやのあげく温泉が記憶に残らなかった。
やはり、恐山は恐ろしいところだ。
ただし、恐山は閉山していたため入れず、無事帰宅できた。(?)
次回はきっと恐山の宿坊に泊まろう、と今は思っている。
<データ>
恐山の北、大畑川の渓谷に位置。
温泉の湧出口が薬研(漢方薬を作る際の鉢)に似たところ温泉名がついた。
交通:国道279号線で大畑から西へ11km
下北交通大畑駅から奥薬研行バスで薬研下車(25分)
温泉:単純温泉(47度)
照会:大畑観光協会(0175−34−3500)
というのも、私の行った4月頃は路線バスは冬季休業中であり、
青森駅からタクシーで向かわなければならなかった。
タクシー下車後、国道をはずれて歩くこと30分という宿には、電話はおろか電気も来ていないので、
行きに乗ったタクシーに帰路も迎えに来てもらうようお願いしておいた。
ところが、このタクシー、帰る日の予定の時間になってもいっこうに姿を現さず、
哀れ私と同行者達は、まだ雪の残る八甲田山に軽装のまま放り出された形となった。
4月とはいえ、まだ春遠い八甲田山中、折悪しく夜来からの雨も激しくなってきた。
もとより、やっと開通したばかりでバスさえも休業している国道に通りがかる車もなく、
我々は惚けたようにフラフラと青森方面に歩き出したのであった。
まさに、悲惨な彷徨である。
どれ位歩いたのか、先頭を歩く者が小さく見えるほど隊列が乱れてきた時、1台の赤いランクルが国道を疾走してきた。
我々は、必死にこの車にすがりつき、荷台に乗せられ青森の町を再び見ることができたのである。
前置きが長くなったが、田代元湯自体は大きな内湯(と言っても宿から少し離れている。)と露天風呂があり、とても気持ちの良い温泉である。
自家発電で宿には電気の明かりも灯り(風呂はランプ)、青森の連絡所で電話で宿泊の予約もできる。
古い佇まいを残す山中のこの温泉、初夏の頃に訪れると最高だろうと思う。
<データ>
八甲田連峰の北に位置し、開湯は100年以上前である。
交通:青森駅から箒場岱(ほうきばだい)行バスで田代元湯入口下車(55分)後、
徒歩30分(バスは冬季運休、宿まで車は入れない)
温泉:ぼう硝泉(48〜62度)
大きな混浴の千人風呂には、上がり湯、かけ湯もあり気持ちがよい。
混浴とは言っても、広く、湯気が視界を遮るので、他の入浴者をよく見ることはできないので悪しからず。
宿の側にある「まんじゅうふかし」は、まあ、洋式便所の便器から湯気が吹き出ている様なものを想像していただければ間違いない。
私が訪れたときは冬だったので、雪に阻まれ「まんじゅう」はふかせなかった。
<データ>
十和田八幡平国立公園の中に位置し、国民保養温泉第1号の指定を受けている。
交通:国道394号で十和田湖方面へ27km
青森駅から十和田湖行バスで酸ヶ湯温泉下車(1時間20分)
温泉:酸性硫黄泉(70〜98度)