第30回 大銀座まつり
並木通りパレード
97.10.10 東京・銀座 並木通り
主催:大銀座まつり実行委員会
協賛:日本バルーン協会
今年の大銀座まつりは30周年ということで盛大にやるらしい。初日の10日、並木通りの歩道・街灯リニューアル記念の意味合いも含めた並木通りパレードに、日本バルーン協会が協賛することになった。
早朝、あるビルの非常階段。狭くて薄暗いスペースを作業場にして制作が始まる。担当はエミリーズバルーンだ。エミリー先生ご自身が制作に取りかかっている。何を作るのかはまだわからない。
同じく非常階段の2階では、JBAによるアーチの制作も行われている。11インチの風船を使った長さ10mほどのスパイラルアーチが4本作られ、パレードの行進で使われるそうだ。また配布も行われるようで、500個程の風船をふくらました。
エミリーズバルーンの作っていたオブジェが段々姿を現してきた。どうやら風船で作られたカブリモノだ。ピエロの顔をしたものと、フラミンゴのもの。それに車の屋根にフロートとして取り付けるオブジェだ。
パレード開始時刻が迫る。スタート地点となる銀座8丁目、新橋寄りの地点へと向かう。トラックに積んで、街路樹に引っ掛けないように気を付けながらゆっくりと移動する。
現地へ到着、アーチ、カブリモノともに準備完了。あとはスタートを待つばかりだ。エミリー先生自らフラミンゴのオブジェをかぶっている。
いよいよ出発だ。先頭からエミリーさん他のカブリモノ、オブジェの乗った車、そしてアーチという陣容だ。車に乗ったオブジェからは空に向かって風船が飛ばされるようになっていたが、一つ飛ばした途端に実行委員の人がやってきて風船飛ばしは駄目だと言われてしまった。ゴム風船は土に戻る植物製品だとJBAでは以前から唱えてきたが、まだまだ認識は低いようだ。
並木通りをバルーンチームが行く。他のチームはブラスバンドなど、ごく通常のパレード編成ばかりだったので、一際目立ったようだ。付近の女の子たちから「かわいい!!」という声が良く聞かれた。
3丁目のプランタン銀座前。こちらでは配布チームが準備しており、パレード通過に合わせて観客に風船を配布した。
銀座も1〜2丁目付近まで来るとオフィス街の雰囲気となり華やかさも薄くなるが、パレードはしっかり行進、そしてゴールイン。準備を行った非常階段へ戻り、その場で解体となった。
次の週には昨年と同じく風船即売会も行われた。