ジャパン・バルーン・アーティスツ・
コンベンション 1997


97.1.10〜11 東京・大森ベルポート
主催:Japan Balloon Artists Network



バルーンデコレータとして世界的に知られるエミリー杉浦さん率いるエミリーズバルーンのネットワークによる、日本初のバルーンコンベンションだ。最初の年だけ上記のタイトルが付いていたが、翌年からは「JBAN convention」という呼び方に変わっている。
会場はいすゞ自動車本社ビルである大森ベルポートだ。このビルは、私のもう一つのページである「西武沿線の中小河川」が置かれていたNIFTY-Serveのニフティ (株) の本社でもある。普段はオフィスビルだが、土曜日なので貸し切り利用ができたのだろう。
私は2日目のみの参加だ。それもファイナルパーティーには参加せず、展示会やコンテスト、それにパーティー準備の見学のみだ。
ロビーに入ると、左手でコンテスト、右手では協賛各社の展示会が行われていた。展示会は見本市のようなスタイルで、各社ごとにブースを設けての展示だ。
コンテストではオブジェの制作が行われており、6チームが参加だ。6時間以内に2m四方程度の床置き形オブジェを仕上げなければならない。オブジェ作成の現場を見たのは初めてであり、丸い風船から形のあるオブジェが徐々に作られてゆく光景は、まさに夢を作っていると言った感じだ。
一方、ロビー裏の吹き抜けは、ファイナルパーティー「バルーンバッシュ」の会場が設けられ、ステージやテーブルが設置され、数多くのバルーンデコレーションが制作されていた。これだけ多くの風船を使ったデコレーションを見るのはもちろん初めてだ。さらに天井には無数の風船が釣られている。クライマックスではこれをドロップするらしい。その数8,000〜10,000という膨大な数だ。ここで初めてYohei's ROOM! (当時) の梶川洋平さんに出会った。
午後3時、6時間に渡って作業が行われていたオブジェが完成した。ロビーは撮影する人で溢れかえった。当時はデジカメなど目新しく、「それはビデオですか?」と聞かれたりした。デジカメが常識となった今ではちょっと考えられない。続いて投票だ。みな素晴らしい出来栄えで、どれに投票すればいいのか迷ってしまう。 日が暮れ、展示会も終わった。あとはファイナルパーティーを残すのみだが、残念ながら今回は私はこれで引き上げることになった。来年こそ参加すると誓って。